Monthly: 2010年2月

date 2010.2.27
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design market 2010 in kanoya

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昨日は森小休に一泊し、午前中にはリナシティかのやへ到着。デザインマーケット2010 in 鹿屋!14時からトークショーに参加してきました。僕が暮らす(東シナ海に面した街)吹上町と鹿屋市とは、首都圏の感覚で言うと鎌倉と木更津くらいの距離感かな?半島を横断した後、フェリーに乗って錦江湾をさらに横断して行くんですが、同じ県内とは思えないほど、大隅半島は何かが違うのでいつもワクワクします。今回は「地方でのデザインワーク」というタイトルだったんですが、まず地方という呼び方を辞めて、地域にしましょうという話から始めました。これは、随分前に現代美術家の藤浩志さんから教わったもの。地方に暮らしているという意識は、自然と中央=東京との構図を生んでしまう。そうではなく、純粋に地域で暮らしているという事でいいのではないか。・・・という話をしたり、鹿児島のデザイン界の風通しは、どうすれば良くなるかというアイデアなども語ってきました。この模様はTwitCastingなる新技術で生中継されたので、離れた場所で見た方もいらっしゃると思います。いやはや、スゴイ時代ですね。最近、田舎暮らしを続けていて、何だか急に風向きが変わってきた事を実感しているんです。鹿児島、実に熱い事になっています!一過性のもので終わらない様、暮らしている自分たちは「浮ついた姿勢」にならず、慎重に、謙虚に生活を続ける必要があるかも知れません。今回のイベントの中心人物、プラスディー設計室の川畠さんをはじめ、鹿屋の方々には大変お世話になりました。僕は、飽和状態にある地域よりも、これから何かが起こりそうな地域に興味があります。このまま行けば、おそらく、楽しい街へと深化していく筈です。今日は楽しい一日でした。
写真は、今回の目玉の一つとも言える「アップルプロダクツの系譜」の展示風景です。僕は所有しているeMateを持ち込みました!実機を見てみたい方、会期は明日28日までですので、是非リナシティへお出かけください。

date 2010.2.26
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鹿屋へ・・・

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昨日、無事にデザイン百覧会の搬入を済ませました。鹿児島の各種?クリエイターが勢揃い!という、熱気あふれる搬入の光景でした。ブース自体も、各企業、各作家、かなり工夫を凝らしており、あっと驚く仕掛けも幾つか目にしました。本日26日から28日の3日間、かごしま県民交流センターにて。
同時開催のイベントもあります。

映画[半次郎]の世界観を、[鹿児島から世界への発信]という視点で、企画・主演の榎木孝明氏、音楽の吉俣良氏のお二人に語っていただきます。テーマ曲を本邦初公開予定。映像のダイジェスト版と映画音楽の生演奏を併せてご鑑賞いただく豪華なトーク&ライブです。

■日時 2010年2月27日(土)18:00 開場
■第1部 18:30~19:30
 邦楽器と響き合う オリエンタル・ヴォイス
 Emme ライブ
■第2部 19:40~20:40
 映画『半次郎』の世界
 榎木孝明・吉俣 良 トーク&ライブ

■会場 かごしま県民交流センター県民ホール
■チケット: 3,500円[全席自由]
 半券は映画「半次郎」の割引券としてご利用いただけます。
 ※ ミッテ10(アミュプラザ)のみ
 ★ 十字屋クロス、山形屋、生協プレイガイドで発売中。
 または、デザイン協会会員へお問合せください。

□主催 : NPO法人鹿児島デザイン協会
□後援 : 映画「半次郎」制作事務局、かごしまフィルムオフィス、NPO法人カゴシマライフネット
□お問い合わせ
 映画半次郎事務局(NPOカゴシマライフネット内)
 TEL 099-222-5889

ーーー

そんな中・・・イベントは重なるモノで、僕は今日、鹿屋へ向かいます。明日の夕方には薩摩半島に戻ってくる予定です。
こちらもよろしく〜
デザインマーケットin鹿屋 2010

date 2010.2.25
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明日「デザイン百覧会」の搬入

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明日「デザイン百覧会」の搬入なんですが、ようやく今頃になって準備を始めているんです・・・。今回初参加の「デザイン百覧会」。最近つくづく思うんですが、やはり、自分の職業をきちんと名乗らないと駄目だと。いろんな現場で、いろんな状況で、境界線が曖昧になりすぎている。サイドビジネスとしてのデザインってアリなんでしょうか?音楽はもっと酷いことになっていそうです。結果として文化レベルがどんどん後退すると考えています。これまで自分がそれなりの誇りを持って活動してきた「イラストレーター」という職業がなくなるのではないか?とさえ思っています。そんな訳で、今回の「デザイン百覧会」では、片手間でやっている人に「きちんとイラストで生計を立てて欲しい」という意味を込めて、仕事の作品を展示します。数えたことはありませんが、大小合わせれば年間1000点近くは描いていると思います、その中から手元にある印刷物50点ほどをピックアップしました。イラストレーターという職業を、より多くの人に解って欲しいんです。

date 2010.2.22
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イトメンの「あっさりした味覚」チャンポンめん(エビ・シイタケ付)

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いつもデザインに惹かれてついつい買ってしまう『イトメンの「あっさりした味覚」チャンポンめん(エビ・シイタケ付)』を紹介したいと思います。何でしょうか、このパッケージは。シアン100、マゼンタ100、イエロー100と思われる潔い配色がイイですね。スーパーマンのコスチュームの三原色は、印刷技術上の制約から決められたそうですが、もしかするとこのパッケージもそんな物語が隠されているかも知れませんね。次に、左上の昆虫人間キャラクターが謎だったのですがウェブサイトで調べて見ると、童謡「赤とんぼ」の舞台でイトメン株式会社が創業されたのだそうです。ということは、トンボなんですね・・・この人。トレースにトレースを重ねたのか、それとも狙いなのか、ラインがところどころ途切れているのも味わい深いですね(CMで動いているのを見た記憶があります)。気になる箇所はいろいろとありますが、「あっさりした味覚」という言い回しは、どうなんでしょう。「あっさり味」でいいんじゃないかと思うんですが、味覚!と言われた方が本格的かも知れません。そんな事を考える間もなく「エビ・シイタケ付」というキメ台詞?が追い打ちをかけている点も最高です。何しろ、エビとシイタケですから、これはもう食べ物の王様です〜「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」って感じです。

中を開けてみると、これまた素敵な袋が・・・!トンボ人間に加えて、素敵なおうちと太陽と樹木がバッチリと配置されています。「烏口」や「溝引き」などのアナログ時代のレタリング技術を使って描かれた痕跡があるんですね。イトメンとチャンポンスープのロゴもぬかりなし。右がエビ・シイタケです・・・。

date 2010.2.21
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FUKIAGE WANDER MAP 2010

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2/20より日置市吹上町・野首地区公民館/体育館をメイン会場にして開催されているFUKIAGE WANDER MAP 2010に出かけてきました。会期中は吹上町内に点在する各イベント会場で、アーティストの展覧会や作品販売、インスタレーションなどが楽しめます。店舗とコラボレーションした企画も多数ある模様。全貌は、ゆっくりと回って確かめるしかなさそうです。写真中は、商店街の空き店舗を改装し、カフェ&BARとしても機能している作品「リズム喫茶リトムドア」。写真下は吹上砂丘荘における企画展示。この機会に是非吹上を散策してみてください。28日まで。

date 2010.2.20
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今後のこと

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個展が終わったばかりですが、今月末のイベントの情報です。2月26日から28日までかごしま県民交流センターにて行われるかごしまデザインフェア2010「デザイン百覧会」に参加します。また、2月27日と28日にリナシティかのやにて行われるデザインマーケット2010 in KANOYAに参加します。こちらは27日14時からのトークショーに出演、「地方でのデザインワーク」について語ります。どちらにも力を入れなくてはいけませんが、イベントの関係で、鹿屋に滞在している時間の方が長いと思います。皆さん、会場でお会いしましょう!

date 2010.2.17
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フジツボ

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「磯でひざに切り傷を負った。1年ほどしてひざに違和感を感じた。おかしいと思って病院に行ってレントゲンを撮ったところ、ひざの骨にフジツボが付着〜成長している様子が写し出された。」な〜んて話しを聞いたことがあるのですが、本当なのでしょうか。久しぶりに吹上浜に行ったら、フジツボが大量に付着しているウキを発見しました。ここまでは良く見かける光景なんですが、今回の場合はウキが打ち上げられて間もなかったのか、フジツボが生きていたんです。穴から定期的にヒョコヒョコと爪の様なものが顔を出していて・・・ちょっと気持ち悪い。一緒に浜辺を歩いていた友人は「これは亀の手ですね」と言っていました。一度、屋久島で食べた事があるんですが、随分前の事で味は忘れてしまいました。検索すると、酒の肴に最高!とか、いろいろと出てきます。今回は食するという雰囲気ではなかったのですが「このままではフジツボくんが死んでしまう」と思った友人は、ウキを波打ち際までキックしつつ運んでいました。食糧難が来たらフジツボ獲りに来ようかな。

date 2010.2.13
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どうも有り難うございました。

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個展が無事に終了。搬出も無事に終えて平凡な日々に戻りました。ご来場頂いた皆さま、また、遠方からプレゼントを届けて頂いた皆さま、本当に有り難うございました。ギャラリーの皆さまにも心から感謝を申し上げます。今回の個展はお陰様で、ギャラリーの観客動員数記録を塗り替えた!(かも知れない)との報告がありました。2000年に鹿児島に越してきた際、「最初の友人」に案内してもらったのが、他でもないホワイトギャラリーだったのでした。その時から憧れていただけに、丸10年の節目として「これ以上の場所はなかった」訳です。10年がループしてひとかたまりで見えた。10年で知り合いは1000人ほどに膨れあがり、「3年で飽きる」と言われていた田舎暮らしも逆に「これからしたい事」が増えている状況です。肩肘を張って「鹿児島が楽しい」と言い続けていた時期もあったかも知れませんが、それがもの凄い速度でリアルになった。学生の頃からイラストレーターと名乗り続けて、それが本当に仕事になった事と同じかも知れませんね。自分の思うような人生が送れていない・・という種類の悩みは世の中に数多く存在する筈ですが「言い続けること」や「発表し続けること」で何とかなる場合は多いでしょう。
毎回そうなんですが、個展が終わると「腑抜け」の状態に陥ります。それまで張り詰めていた気持ちの輪郭が急にぼんやりとしてくるんです。帰り道の工事中・武岡トンネル(写真)のあたりで、急に感傷的なムードになったり。自分の人生を時代で分けていくというのはなかなか難しいものですが、今回の個展は間違いなく区切りでしたね。まだ、やっていない事も沢山見えてきたので、ぼんやりムードから早めに脱出しようと思っております。これからもどうぞよろしくお願い致します!

date 2010.2.11
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建国記念日×ホワイトギャラリー

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1月31日から始まった個展「オーテマウンテン」。お陰様で本日2月11日、最終日を迎えます。今回のコンセプトは「幼少の頃思い描いた21世紀」と「現在の鹿児島の状況」の間に生じているギャップを埋めるというもの。「こんな筈じゃなかった!」という堅実、節約ムードの2010年代。もっと楽しい街になる筈、という気持ちを込めて久しぶりに絵筆を握りました。アナログ作品が中心です。「オーテマウンテン」というのは何だ?と良く聞かれるんですが、先日手に入れた「山」に21世紀的な可能性を感じているのために、タイトルとしたんです。
是非、遊びにいらしてください。写真はギャラリーからの風景です。本日も11時から18時まで。@ホワイトギャラリー

date 2010.2.8
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個展「オーテマウンテン」後半戦

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現在開催中の個展「オーテマウンテン」。写真は、とある方から頂いたオーテマウンテンをイメージしたアレンジメントです。お陰様で、東京や福岡、宮崎などからもお客様があり、土日も大勢の人で賑わいました。そういえば、昨日はドロタロウとアイタロウくんも遊びに来ていました。不況が続く中「これから何に向かっていけばいいのか」という話しが飛び出したり、若い人の作品ファイルを眺めつつ「こうした方がいいのでは」と偉そうに意見を述べたり(その手の相談は大歓迎です、ファイルを持ってきてください)。新しい風を感じつつ毎日ギャラリーに通っています(通勤時間、約1時間)。いよいよ今週木曜日までとなりました。本日もギャラリーにおりますので、是非遊びにいたしてください。