Monthly: 2017年1月

date 2017.1.31
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

ミカクニンテン・始まります。

illustration ©ohtematic

「ミカクニンテン」
カワサキシュン 園田美希子 ひだかみね YUTAKA.H

展覧会日時:2017年1月31日(火)〜2月5日(日)  11:00~19:00(最終日は17:00まで)

オープニングパーティー:1月31日(火)18:00より どなたでもお気軽にご参加・ご鑑賞ください。

場所:レトロフト Museo  〒892-0821 鹿児島市名山町2-1 レトロフト千歳ビル2F

date 2017.1.31
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

ミカクニンテンの意味・2

illustration ©ohtematic

「ミカクニンテン」
新しいイラストレーター展が始まります。

昨年の夏から準備を進めてきて、昨日(1/30)にようやく搬入を済ませてホッと一息ついたところです。展覧会を開催する意味を別の角度からお伝えします。僕は学生の頃、作品ファイルを持って、イラストレーターの個展会場やアートディレクターの事務所を訪ねて「僕はどうすればいいんですか?」「どうすれば、どうすれば?!」と究極の質問をぶつけまくっていました。イラストレーターになる方法は、今になるといろんな糸口があったと俯瞰できますが、当時は目の前の道が見えずにただただ必死に動いていたような気がします。
そんな中で、雑誌「イラストレーション」でその存在を知り、飛び込んだHBギャラリーには本当にお世話になりました。新人のファイルを預かるシステム(ギャラリー内で自由に閲覧できます)は、僕のように「公募展に弱い作風」でも仕事を紹介してもらう機会を生み、実際に僕にも仕事が来ました。その後、HBギャラリーにて個展を開いたことも3回ほどありますが、その人脈は今でも自分の創作活動の軸となっています。そして、個展を重ねていたほぼ同時期に、オーナーの唐仁原教久さん(鹿児島出身)が、福岡のアートディレクター春高壽人さんとタッグを組み「九州会」というグループを立ち上げ、幸運にも自分がそのメンバーに入れて頂いたのです。最近は活動休止状態ですが、福岡のイムズホールや(先ほど紹介した)HBギャラリーで何度かのグループ展を開催した思い出は、やはり自分史の中では重要な出来事となっています。あの当時、唐仁原さんはお幾つだったのか?・・・迷っている自分に声をかけて頂きました。そして、どれだけの精神的・物理的な負担を当時、自分から見た大人たちがしていたのか、今から考えると途方もないことなんです。
そして時が流れ、そんな自分も50歳になった。今、若手に対して何が出来るのか?という率直な疑問が浮かび上がってきたという訳です。時代も環境も変わり、若者の質も変わってきましたが、展覧会の持つ意味や、実際に人と会って会話を交わす意味は、ネット全盛の今だからこそ、昔よりも重要になってきたのではないかと感じているところです。

「ミカクニンテン」
カワサキシュン 園田美希子 ひだかみね YUTAKA.H

展覧会日時:2017年1月31日(火)〜2月5日(日)  11:00~19:00(最終日は17:00まで)

オープニングパーティー:1月31日(火)18:00より どなたでもお気軽にご参加・ご鑑賞ください。

場所:レトロフト Museo  〒892-0821 鹿児島市名山町2-1 レトロフト千歳ビル2F

date 2017.1.31
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

ミカクニンテンの意味・1

illustration ©ohtematic

「ミカクニンテン」
本日(1/31)より、新しいイラストレーター展が始まります。

 タラデザイン専門学校で「イラストレーション」の授業を担当してから10年以上が過ぎました。優秀な学生を何名も見て来ましたが、実際に卒業してしばらく経つと、私の視界から彼らは消えてしまうのです。同じデザインのフィールドにいれば、存在がわかる筈なのですが・・・。おそらく、就職して落ち着き、創作の現場からは遠のいてしまうケースがほどんどではないかと思います。
 彼らが視界から消える前に「何とか行動を起こさなければ」と、今年の夏に急遽思い立ち、卒業生の中から「敢えて就職せずに、フリーランスのイラストレーターを目指している若者」4名を選出しました。
 広報ツールの制作は、同じくタラデザイン専門学校の卒業生で、デザイン事務所を運営しているスタジオペケペケさんにお願いしました。
 「鹿児島ではポップカルチャー文脈の人材が育ちにくいのではないか?」と常日頃感じております。京都や福岡のように、全国や世界で勝負出来るアニメーションスタジオがあってもいい筈ですよね。イラストレーションのシーンも多様な人材が眠っている状況です。実際に彼らと話してみると、自分の才能を活かしたいけれど、どのように社会と接して行けば良いのか具体策は持ち合わせていないように感じます。ネット世代ならではの試行錯誤の毎日なのかも知れません。そこで(彼らに任せて)つけられた展覧会のタイトルは「ミカクニンテン」。誰にも知られていないのではないか?=「未確認」状態である不安と、私は描く人である「me描く人」であるという覚悟のダブルミーニングとなっています。
 
 フレッシュな彼らの感性を是非、確かめにいらしてください。

「ミカクニンテン」
カワサキシュン 園田美希子 ひだかみね YUTAKA.H

展覧会日時:2017年1月31日(火)〜2月5日(日)  11:00~19:00(最終日は17:00まで)

オープニングパーティー:1月31日(火)18:00より どなたでもお気軽にご参加・ご鑑賞ください。

場所:レトロフト Museo  〒892-0821 鹿児島市名山町2-1 レトロフト千歳ビル2F

date 2017.1.31
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

フュージョン

illustration ©ohtematic

帰り道、フュージョンのような光景に出会うことがあります。
ここで言うフュージョンとは(自分にとっては)1975年から84年くらいまでの10年間流行していた音楽のことです。深夜のFMから流れてくる心地よい音楽・・・。クロスオーバー・イレブンやジェット・ストリームなどで紹介されていました。当時は中学〜高校の頃で、ほぼ無意識に摂取していたのですが、社会人になってから随分と研究しました。
こうした風景から、CTIやECMといったレーベルのアルバムジャケットや、鈴木英人氏のイラストなどが次々と浮かんできます。

date 2017.1.23
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

2017年・酉年の年賀状

illustration ©ohtematic

今年の年賀状に使用したイラストです。毎年、干支は必ず入れることにしていますが、今回の場合は、鳥〜唐揚げ〜ケンタッキーフライドチキン〜カーネルサンダースと発想を広げていきました。そのあとに、一番現実感のない鳥を想像して、翼竜を採用。カーネルおじさんと翼竜を結びつけるものとして、ドローンを思いついて・・・という流れだったと思います。
自分の場合、どんな作品でもそうですが、全く異質のものを融合させることがテーマなんです。その方が物語に膨らみや深みが出ると信じているからだと思います。

date 2017.1.23
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

「吉利くんありがとう」完成

illustration ©ohtematic

隣の地域にある吉利小学校が来年の3月をもって廃校となります。これに伴って作られた書籍「吉利くんありがとう」(過去記事)がついに完成、1月22日の南日本新聞で紹介していただきました。
企画・編集をされた満冨啓城さんは、毎週土曜日に行われている「アサカツ」のレギュラーメンバーなので、お話をする機会はたくさんあります。抜群の記憶力やタブレットを軽快に操作する様子、また歌い手としても有名・・・優しいお人柄・・・どこをとっても非の打ち所のないキャラクターです。そして、お若い。
どこからこの原動力が沸いてくるのか、まだきちんと聞いたことはないのですが、何かに突き動かされているような姿勢を感じられる方なのです。その「何か」ですが、平たく言ってしまえば「郷土愛」なのかも知れませんし、一方で「このままでは、ダメだ」という怒りなのかも知れません。
何れにしても次々にニュースを作り上げていく方なのです。
頼り甲斐のあるお父さん役、クリエイターとして、この地域の最重要人物と言っていい方なのです。

date 2017.1.17
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

終わらない仕事が終わった

illustration ©ohtematic

2015年の秋くらいから、ボリュームのある仕事をずーっとしていました。何百点描いたのか解りません。自分にとっての許容範囲を超えたものだったと猛反省。事実、何度かあった締め切りは殆ど守ることが出来ず迷惑のかけっぱなしでした。プロとしてあるまじき行為ですね。
ひとまず、昨日の深夜にようやく全てのイラストを納品しました。この後、修正作業があると思われますが、ものすごくホッとしています。イラストの仕事は、普通は2週間程度で完結する、手離れの良いものがほとんどなので・・・。
久しぶりの自由な気分の朝、何をしたかと言うと、年末に出来なかった大掃除を少しだけやりました。「大掃除を少し」っていう表現はおかしいと思われるかもしれませんが、普通の掃除とは気持ちが違うんです。画像は、食器棚の上に置かれているモノたち。このコーナーは今朝、大幅に見直しました。本棚を見ればその人が良くわかると言われていますが、こうした雑貨も然り、ですね。近所で暮らしている造形作家ヤマグチアキコさんの作品も飾られています。
断捨離ブームはもう去ったのでしょうか。家のあちこちに楽しいコーナーがあると、それ相応に気分も豊かになると自分は信じています。

date 2017.1.17
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

今日の生け花

illustration ©ohtematic

鹿児島も寒くなってきました。リビングルームは薪ストーブとエアコンの二台体制です。
今日の生け花は、千両の実と、イヌビワの実です。

date 2017.1.13
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

はっとりさちえ絵画展「わたしたちを拐えるものなら」@White Gallery

illustration ©ohtematic


ホワイトギャラリーで開催されているはっとりさちえさんの個展に出かけて来ました。
オープニングパーティーが始まる前に作品がほぼ完売状態という大盛況ぶり・・・僕が出かけたのは平日の昼間だったので、ゆっくりと鑑賞することができました。
誰もが羨むような描写力とセンス。「鹿児島では絵が売れない」と言う人もいるけど、やはりクオリティが高ければ、そんなことはないんですよね・・・
絵画として成立しているのは勿論ですが、デザインとの親和性も非常に高い・・・この領域に生息していることはものすごく貴重な存在です。どちらかに偏ってしまいがちですからね。
構図を分析してみると、そのほとんどが「超望遠レンズで遠くのものを捉えている」ということになると思います。この特殊性も人気の秘密です。(少女が群れをなしている様子を写真で捉えようとすると、至近距離ではパースがかかってしまって無理です。)
会期は19日までです。是非お出かけください。

date 2017.1.13
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

追悼・キャリー・フィッシャー

illustration ©ohtematic

小学校6年の夏休みに出会った映画「スター・ウォーズ」が自分にとっての最初のカルチャーショックであり、その後の人生を変えたことはこのブログでもいろんな切り口でお伝えしてきました。当時の小学生にとっての憧れのヒロインというと、それまでは「銀河鉄道999」のメーテルあたりが第一候補に上がっていた様な気がします。アニメなんですけどね。そんな訳で、レイア姫は〜何度も何度も劇場に足を運んだからなのでしょう〜「初めて意識した実写の女性」という言い方が出来るかも知れません。ある年代であれば、それはオードリー・ヘップバーンだったかも知れませんし、今の世代であれば、う〜ん、誰だろう・・・スカーレット・ヨハンソンかな。レイア姫の影響なのかどうか解りませんが、自分は、強い女性に憧れ続けている様な気がします。
・・・
ご冥福をお祈り致します。