Monthly: 2015年5月

date 2015.5.25
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ODK(oshikakeデザインかごしま)2015 in さつま町・始まる!

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23日(土)のオープニングイベントが無事に終わりました。ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。3年目になるこの活動、今回はホスト役のイラストレーター竹添星児氏による「温泉施設に限定」するというコンセプトが素晴らしく、これまでよりも「ODKとは何か」ということが明確に伝わっているのではないでしょうか。
霧島や指宿に引けを取らない温泉ポテンシャルのある地域だけに、この仕掛けが今後のさつま町を変えるのでは?と期待が高まります。今回手がけた24施設のポスター以外にも、(スタンプラリーの台紙を兼ねた)大きな温泉マップも制作されました。不思議なことに、市制10周年となる今年まで、誰もこの温泉マップを作る人がいなかったんです。さつま町の実情は知る由もありませんが、昔からの枠組みだと、思っても実現出来ないコトが多いと思うんです。ODKはそうした環境に風穴を開けることが出来ます。ひとまず僕たちは、ポスターや地図、手ぬぐいなどを制作しましたが、ここから先はさつま町の方々の意気込みにかかっています。デザインの可能性は使う側の意識でどんどん濃くなって、広がっていきます。

date 2015.5.25
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昔なつかしい「金ちゃん焼きそば」復刻版

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徳島製粉株式会社の製品・・・《昔なつかしい「金ちゃん焼きそば」復刻版》。関東で育ったためか、単純にモノを知らないだけなのか解りませんが、初めて見たので思わず買ってしまいました〜。復刻版というからには、一世を風靡した商品なんでしょう。ウェブサイトには、見かけたことのない商品も沢山並んでいます・・・。最近は「フード左翼」なんていう言葉も飛び出していますから、逆をついてローカル+インスタントという組み合わせ、研究する価値があります。

date 2015.5.25
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ホシベニカミキリ〜虫自慢が多極分散型社会を作る

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ホシベニカミキリを庭で捕まえた・・・。今年はカミキリムシをよく見かけます。昨年、薪ストーブを導入したことで、随分といろんな種類の木を庭に運び込んだ、その影響かも知れません。
先日紹介したゴマダラカミキリとは違って、艶消し仕様の落ち着いた赤で渋い印象ですね。

date 2015.5.22
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いよいよ明日から「さつま町×ODK」温泉ポスター展

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よろしくお願いいたします。Facebook上の記事からの転載となります。

明日(23日)はオープニングイベントが「あび〜る館」横にある「鶴田保健センター」にて行われます。

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【初日のオープニングイベント】

いよいよ今週末5月23日(土)からスタートするODKポスター展。開催を記念して、初日にはオープニングイベントを実施します。入場無料、どなたでもご参加いただけます。参加デザイナーの多くもこの初日に在廊します。ぜひ遊びにきてください!

施設内は飲食厳禁なのですが、屋外の特設エリアでは軽食の振る舞いも実施します。一品差し入れも大歓迎。晴れますように!

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23日スケジュール
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11:00〜 open
13:00〜15:00 お渡し式
15:00〜16:00 デザイントーク

20:00 close

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***【デザイナー紹介】

明日23日(土)から8日間開催される温泉ポスター展。。展示用のポスターはもちろん、会場にて配布するイベントガイド(温泉マップ)やオリジナルグッズなども順次仕上がって来て、いよいよ準備も最終段階となりました。明日は11:00に開場、13:00からはオープニングイベントもございます。多くのお客様のご来場を鶴田保健センターにておまちしております。

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今回は、24組の参加デザイナーのプロフィール紹介を。ODKは鹿児島を拠点に活躍されているグラフィックデザイナー・イラストレーター・フォトグラファー有志による集まりです。画像では担当店舗とポスタータイトルも掲載しています。どれも「温泉」を共通テーマとしつつ、どんなポスターになったのか楽しみになるようなものばかりです。

1.小川景一(小川景一企画制作室)
担当:紫尾区大衆浴場
かごしまデザイン協議会理事を経て中国にて美術学部客員教授。12年の海外生活を経て、デザインにより異なる領域をつなぐ小川景一企画制作室を設立。かごしまデザインフェアー表紙部門金賞2回。霧島アートの森、天文館シンボル制作。ジャパンブランド対外調整。鹿児島大学非常勤講師などなどやってます。

2.野崎健一郎(ワープデザイン)
担当:ちどり荘
鹿児島県出身。WarpDesign代表。同時にgrape community に所属。県内の広告代理店を退社後独立。雑紙・紙媒体を中心に、サイン広告、パッケージデザイン、WEB等々、広告や販促の企画・製作を行っています。

3.冨永功太郎(冨永デザイン)
担当:くすのき荘
鹿児島県出身。広告全般の企画制作、販売促進ツールの企画・製作、新聞・雑誌広告、店舗装飾のデザイン(ロゴ、サイン等)、CMの企画・演出などを手掛ける。2007年に全国公募で2,585点の中から薩摩焼酎認証マーク最優秀賞受賞、2013年九州アートディレクターズクラブ・ロゴ部門金賞受賞など。

4.楠木園健(日之出紙器工業)
担当:しび荘
1972年鹿児島県さつま町生まれ。福岡のデザイン学校を卒業後21歳で鹿児島市内のデザイン事務所に入社。版下の時代を経てMacでの制作に入る。1998年に工作倶楽部に入社。16年の経験をいかし2010年独立。2014年パッケージの魅力に大きく影響を受け日之出紙器に入社。印象に残るパッケイージやブランディング展開を制作中。

5.松下瑞樹(シティライツカンパニー)
担当:旅館玉の湯
鹿児島の写真と映像、編集の制作会社です。2014「K-ADC 九州アートディレクターズ アワード」の「映像&モーショングラフィックス 部門」にて銀賞を受賞。

6.和田幸江(STUDIO K)
担当:さがら温泉
鹿児島生まれ。グラフィックデザイナー。食品のパッケージデザインを中心に、企業や商品の魅力をわかりやすく、情報を整理し、印象的に伝えることを大切にデザインを行っています。

7.迫アユミ・上久保諒(スタジオペケペケ)
担当:湯田区営温泉
「ホンキであそぶ、デザインじむしょ」迫アユミと上久保諒の2人組。広告制作、商品企画などのデザイン業務から、ブランド設計にも意欲的に取り組んでいます。規模の大小に関わらず、きちんとしたモノであること。そこにユーモラスなデザインが添えられていることを大切に考えています。

8.原田康平(トーリデザイン)
担当:鶴屋
様々な土地を移動しながら活動する、旅するデザイナー。愛知県瀬戸市にある食器メーカーの広報を退職後、フリーランスとして活動。5年前にひょんなことから通い始めた鹿児島へ、2014年の8月に移住。現在は、鹿児島を拠点に様々な場所でグラフィックデザインを中心に活動中。

9.竹添 星児(SeijiTakezoeIllustration)
担当:福田荘
1981年鹿児島生まれ。さつま町在住。広島大学工学研究科修了後、エンジニア、NPOスタッフを経てフリーランスのイラストレーターに。雑誌・広告・ポスター・パンフレット・商品パッケージなど幅広く活動しています。今回、さつま町の温泉の魅力をもっと知ってもらいたいと、温泉ポスター展を企画しました。

10.篠原拓郎(冨永デザイン)
担当:手塚ryokan
肝付町生まれ。株式会社冨永デザインでグラフックデザイナーとして勤務中。

11.浜地克徳(zenzai design)
担当:ちさと旅館
1965年大阪生まれ。1998年に来鹿。現在、姶良市蒲生町で活動しています。平面デザイン、空間デザイン、VIデザインなどを主体に、近年は「カモコレ」など地域ブランディングに関わる事が多い。武家屋敷カフェ・蒲生茶廊zenzaiの経営も。

12.松田貴志(ヒーローズデザイン)
担当:湯田荘
薩摩川内市出身。1992年「ギネスに挑戦!世界最大の地上絵」原画デザインを担当。2005年にヒーローズ・デザイン設立。元鹿児島三越専属デザイナー。紙媒体を中心とし幅広くデザインを手掛ける一方、書道パフォーマンスを行うなど書道家としても活動。2014年にはさつま町夏祭りのTシャツデザインを担当するなど、さつま町に縁がある。

13.橋本泰久(アメタ食堂)
担当:お宿ぽんぽこ
鹿屋市でアメタ食堂(カフェ)を経営する傍ら、アメタ食堂(デザイン)を兼業するが、最近はデザインに本腰。

14.河野セイイチ(zo creations)
担当:藤田館
静岡県生まれ。zo creations 代表ロンドン、パリでの活動の後、東京都内にてファッション誌を中心に、CDジャケット、広告等のフォトグラファーとして活動。現在、鹿児島県鹿屋市にて広告、パッケージデザイン、パブリックデザインを手掛ける。

15.今村義昭(アトリエ村)
担当:平川温泉
1940年.福岡県生まれ。グラフィックデザイナー広告代理店西広在任中は、小売流通業など九州地場企業の表現計画をそれぞれ D, AD, CDとして担い、新聞広告、 テレビ広告、SP 広告など主にコミュニケーションデザインの仕事にあたる一方JAGDAの会員として活動し、JÅGDA 地方幹事等を経て現在、タラデザイン専門学校非常勤講師。

16.大寺聡(ohtematic)
担当:あび〜る館
武蔵野美術大学デザイン学科卒業。フリーイラストレーター2000年・活動拠点を東京から現在の日置市吹上町に移す「最新のデジタル技術と豊かな自然の接点」をテーマに表現活動を続けています。2004年 文化庁メディア芸術祭 審査員推奨作品。2011年・2012年南日本広告文化賞グランプリ。

17.馬頭亮太(オンドデザイン)
担当:薩摩薬師温泉
鹿児島生まれ。空間デザイン会社(東京)勤務後、オンドデザイン設立。東日本大震災を機に鹿児島へUターンし、ジャンルにしばられないデザイン活動を展開しています。半径500mを幸せにする暮らしを実践するため、郊外に移住準備中。K-ADC2014,タイポグラフィ年鑑入賞他

18.柿本しんご(eldesign plus)
観音滝公園 滝の宿
代表・グラフィックデザイナー。広告代理店で約7年デザイン担当チーフとしてディレクションなどに携わり、2008年より「eldesign plus(エルデザインプラス)」を設立し独立。グラフィックデザインを中心に、よりよいクリエイティブなお手伝いができるよう、日々クエスチョンと好奇心を持ちつつ、制作活動に励んでおります。

19.川畑徹(川畑デザイン事務所)
担当:白男紫陽館 きらら温泉
1999年:川畑デザイン事務所設立国土交通省九州地方整備局 「With Sea」デザインワーク他
本坊酒造(株)の桜島、石の蔵から、明石屋季節カタログ(菓子暦)`96~の広告等に携わる。

20.東郷明佳(way to go design)
担当:やち湯
東京のデザイン事務所でデザイナーとして勤務後帰郷。県内企業内のデザイナーとして商品企画などにも携わったのち独立。現在は薩摩川内市でフリーランスのデザイナー・イラストレーターとして活動しています。不定期で街の風景を描いたイラスト展も開催しています。

21.白澤克実(星屑カンパニー)
担当:平和温泉センター
鹿児島を中心にグラフィックデザインやTV-CMなど、広告の企画&制作をしています。これからも、いろんな人と会っていろんなラインを越えて夢とか勇気とかを作れるように頑張ります。

22.大迫祥一郎(code)
担当:ちくりん温泉
鹿児島生まれ、鹿児島育ち。大学卒業後、広告制作会社でコピーライター・プランナーとして勤務。その後食品メーカーのブランディングに3年ほど携わった後、企画制作事務所[code]を設立。コピーライティング、CM制作、デザインを中心に広告や販促の企画制作を行う。第10回広告文化賞 特別賞

23.田之上亨(Bebop)
担当:かしはら温泉
デザイン事務所等でデザイナーやアートディレクターを経験し、平成25年にフリーランスのデザイナーとして独立。現在は一般企業のポスターやパンフレット、パッケージ等のデザインを中心に活動中。「デザインの力で地域貢献をする」をコンセプトに自己満足で終わらないデザインを心がけています。

24.久保雄太(サクラ島大学)
担当:家族温泉健康村
鹿児島市生まれ。2007年4月、株式会社SOL DESIGN入社。同時に、NPO法人九州コミュニティ研究所に所属。2010年よりフリーランス。パッケージや広告制作、公共のメディアづくりなどの企画・デザインを重ねる。暮らしをテーマとした「サクラ島大学」という学びの場を営んでいます。かごしまデザインアワード2013年奨励賞、2014年企業賞受賞など。

date 2015.5.22
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ゴマダラカミキリ〜虫自慢が多極分散型社会を作る

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庭に植えたミカンの木に止まっていたゴマダラカミキリ。美しい紋様に目を奪われるけど、足先の彩度の高いブルーが印象的です。写真ではうまく表現されていませんが。
虫が苦手で田舎暮らしに踏み切れない知り合いが結構います。もちろん、それだけが理由ではないだろうけど。いろんな地域おこしの実例が紹介されていますが、マネー経済にできることは限られています。最終的には「虫や自然に寄り添って暮らす方が、より人生を楽しめる」という価値を当たり前にするっていうことなんだと思っています。

date 2015.5.21
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少しずつ変わる街

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前回に引き続き、伊達商店さん横の空き店舗「date spot」の話題です。20日(水)にもアサカツが行われました。参加者は少し減りましたが、今回は、コーヒーを飲んだあと・・・その勢いで店内の清掃です。清掃といっても、解体作業も含まれているのでちょっとした肉体労働。香港料理「聚福園」の蔡さんの功績がかなり大きく、パワフルに仕事が進んでいきます。作業は昼過ぎまで及んで隣の空き地でお弁当を食べたりしなから〜。もともと、この活動の目的は「日常の風景を楽しくする」ことでしたので、イベント以外のこうした取り組みを地道に続けていくことが大切です。とにかく、商店街が(特に外部の方から見ると)機能していないような佇まいになってしまっています。ここには人が生活していて、お店もちゃんとありますよ、という当たり前のことを可視化していきたい。車に乗れる人は隣町まで買い出しに行くのが習慣化されているけど、本当は地元で買い物が出来れば一番便利、人生の終わりにはみんなが交通弱者になるから。そして今回は、別の物件も見に行ったんです(写真下)。このスペースも以前は「永吉屋」という鶏肉やさんでした。このスペースを何とか出来ないか。閉まっているのだったら、雨戸を閉めるのではなくて、最低でもショーウインドウのような機能を持たせたい。今日参加してくださったメンバーの間では、妄想が膨らんでいます。

date 2015.5.21
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キャラクターたち

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「吹上砂丘荘」のCMに登場するキャラクターの立ちポーズ。その他

date 2015.5.18
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アサカツ、始まる

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私の暮らす地元永吉の、商店街の中心部の空き店舗が先日の「蓑笠市」をきっかけに、ようやく生き返りました。イベント時は陶器や家具を販売するスペースだったのですが、今回は「朝の会議」に使いました。会議とは言っても、議題はなし、朝の7時から8時まで都合のつく人が集まるという、それだけのルールです。今回は、作業服を着て南日本新聞を読みふけるNさん、電気屋さんのSさん親子(お嬢様はご懐妊中)、木工作家のAさんは保育園登園前のお子さんと一緒に参加、香港料理のSご夫妻、それから、歴史に詳しいSさん、いつも陽気なNさん、婦人部のリーダーYさん・・・みなさんが自然と集結〜!しました。僕は串木野のJazz喫茶パラゴンの豆でコーヒーをいれていきました。サンドイッチや漬物なども持ち寄りでテーブルに並んで、楽しいひとときに。通学途中の地元の小学生も不思議な顔をしてこちらを見ていました〜。
とにかく、住民が顔を合わせて、何でもいいから語り合うことが大切です。そして閉鎖的な空気ではなく、いつも風通しよく〜。これから、毎週水曜日は、アサカツの日としました。どなたでも立ち寄れます。お気軽にどうぞ〜

date 2015.5.18
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コミュニケーション能力

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Facebookを使い始めたのが2010年の7月だから、そろそろ丸5年。巷では「SNS疲れ」という言葉も頻繁に聞く様になった。僕も、あまり見続けていると「みんなが頑張っている様子」で頭の中がいっぱいになり、目の前でまずすべきことがオロソカになったりします。そんな中、Facebook上の受信箱に「その他」という欄があることを久しぶりに思い出して、恐る恐る開いてみました。友人リクエストは、返事が多少遅れてもなんとかなると思う・・・。しかし今回は海外に住む日本人からインタビューの依頼が一件(4月)、仕事の依頼が一件(11月)という重要なメッセージが入っていました。相手には「スルーされた」という印象を持たれたでしょう。一応、丁寧にお詫びのメッセージをしましたが、ビジネス的には取り返しのつかないタイミングだと思います。すみませんでした。
この先、連絡方法が多岐にわたって、いろんな人とのコミュニケーションを、世代間、地域間、個人差・・・などで使い分けなくてはいけなくなってくるんだろうなあ。その方法が今回の様に「すれ違った」時、それを単純に「縁がなかった」と諦めることが「出来るか、否か」。「出来るか、田舎」?

date 2015.5.13
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鹿児島国際大学での授業

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鹿児島国際大学のジェフリー・S・アイリッシュさんからお誘いを受けて、「地域創生I」という90分の授業を任されました。中学〜高校〜予備校〜美大、東京〜鹿児島、地域活動などなど、これまでの半生を300枚弱のスライドで振り返りました。話の中にいろんな軸が混在してしまったため、学生たちが何を感じ取ったのか、不安ではあります。最近、気になっていることとして、欲しいものがショートカットで手に入る時代のことを説明しました。とにかく短絡的に、即物的に、感じる以前に手に入ってしまうことの弊害・・・これを害と感じている時点で、すでに年寄りなのかもしれませんけど。僕が気に入っている、昔の鹿児島の観光イラストについて、学生から「時代には時代に合った感性があると思うのですが、どうでしょうか?」と印象的な質問が飛び出しました。確かに、昔のイラストを描けと言っても自分には描けませんし、今描くものは、どんなにレトロ風にあがいても2015年の情報が絵に封じ込められてしまいますね。時代は進んでいくもの。ただ、最近の観光ポスターも、てんこ盛りの情報があり、現実世界とポスターの間に、距離や想像力が入り込む隙間がなくなってきている様に感じます。これも、時代の流れとして片付けていい問題なのでしょうか?
***
授業が始まる前、ジェフリーさんと食事をしながら、一極集中や限界集落の問題について話をしました。結局、どうなっていくのか?についてはジェフリーさんにも分からない様でした。ただ、コンパクトシティ構想は良くない、という点で意見は一致しました。この話は、また時間があったらジェフリーさんと話したいと思っています。今回は貴重な機会を与えていただき有難うございました。