
個展「オーテマティック・エス・エフ」開催中です。今回は昔の記憶を呼び起こすために、思春期にずっと購読していた雑誌「スターログ」全100冊と別冊数冊の中から一部を取り出して、参考にしました。小学校6年の時に公開された「スター・ウォーズ」が火付け役となり、それまで水面下にあった様々なSFの文脈も、ポップカルチャーとして浮かび上がってきたんです。「世の中全てがSFの感覚で満たされていた」と言えるでしょう。音楽の世界でも、アース・ウインド・アンド・ファイアーの一連のジャケットは長岡秀星氏のイラストレーションと切り離しては考えられなかった。(未だに、こうしたイラストレーターと音楽アーティストの関係性は羨ましいですね。)後に自分が影響を受けるイラストレーターは勿論沢山いますが、それ以前は、やはりSF映画に直接関わったシド・ミードやメビウス、ギーガー、ジョー・ジョンストンやラルフ・マッカリーといったスター達がいました。当時はSFアートなんていう呼び方もありましたね。彼らの確実なロジックとテクニックをどうすれば身につけられるのか、というのが僕の思春期の課題だった訳です。今でも勿論修行中なのですが。
今回の個展は、そういう思い出を作品としてまとめたものなんですが、改めて先人達の偉大さを再確認させられた次第です・・・。
























