
今月末で閉店となるディスカウントスーパー「ビッグII」。いろいろな想い出のあるお店なんです。ディスカウントスーパー(ディスカウントストア)という雰囲気のお店は、80年代初頭に登場したのではなかったか。当時高校生で、国立で暮らしていた僕は、わざわざ隣町(立川)のロヂャースというディスカウントストアまで、何度もビデオテープを買いに走った記憶がある。陳列棚が業務的で、商品も段ボールに入ったまま・・・こういう売り方は新鮮だったし、何より安かった。その手法を鹿児島でいち早く取り入れたのが、この「ビッグII」だと思う。実際に、経営者のご親族からもそのようなお話を伺ったことがある。「ビッグII」という不思議なお店の名前の由来は、地元では老舗の「山形屋」が事実上の「ビッグI」で、二番手がこの「ビッグII」なのでは?という噂が流れていたらしい。この点についても僕は直接確かめたことがある。最初はVサインだけの表記で「ビクトリー」を意味させていたらしいが、徐々に街の声が「ビッグツー」というニックネームを作り上げていったということ・・・。記憶違いでなければ。だから、本来の意味からするとビッグではなくビックなんですよね。
このお店、奄美大島とのパイプが太く、ミキ(以前のネタ)なども手に入れる事が出来た。また、園芸・観葉植物のコーナーも充実しており、ここで買った珍しい植物が、今でもオーテマティック・ハウスの中庭で元気に育っております・・・。
与次郎のジャングルパークに続いて、僕の好きな場所がまたひとつ姿を消す。
余談ですが、90年代初頭に渋谷のone-o-nineで「ショッピング・アット・ディスカウント・ストア」という個展を開いた事があります。



























