「エアーメモリアルかのや2015」に出かけてきました。幼少期に立川の基地をデパートの屋上から眺めたり、入間の航空ショーに行った記憶があるためか、懐かしさを感じるイベントなんです。もちろん、いろいろな飛行機や戦艦のプラモデルを作ったこともありますし、大学時代には横田基地周辺で米軍払い下げの食器や、ちょっとした家具を買ったことも。戦争反対と解っていても、男の子にとっては避けられないモノとしての魅力があるのは事実・・・。今回は、鹿屋にある「海上自衛隊 鹿屋航空基地」の中へ初めて入りました。広く、整然としていて綺麗な街、という印象です。人や露天商で賑わうメイン会場周辺よりも、今回の画像のような場所が自分にとっては、いろんなことを思い出させてくれます。横田基地の周辺には当時尊敬していた美術系の先輩が沢山住んでいたので、あの空気感が蘇ってきたんだろうと思います。
Monthly: 2015年4月
海上自衛隊 鹿屋航空基地
ODK(おしかけデザインかごしま)2015
2013年〜日置市吹上町永吉、2014年〜鹿屋市、そして今年はさつま町がODK(おしかけデザインかごしま)の活動舞台となります。今回は温泉施設のみにテーマを絞りました。昨日(4/27)はポスターの展示会場となる鶴田保健センター(あびーる館となり)で最終の打ち合わせが行われました。写真を見ていただければ分かるように、不思議な光に包まれる会場です。また「奥薩摩のホタル船運航」の時期に合わせての展示となりますので、ホタルと合わせてお楽しみ頂ければと思います〜!自宅から車で1時間半ほどかかりますが、途中の渋滞はもちろんなく・・・快適なドライブコースです。
【さつま町 温泉ポスター展】
=OSHIKAKE デザインかごしま2015=
「求める声が無い場所にこそ、デザインの力を」をスローガンに、2013年にデザイナー有志によって結成された「OSHIKAKEデザインかごしま(ODK)」。毎年一ヶ所に勝手にオシカケて、無償で地域のお店のポスターを制作します。活動3年目となる今回はさつま町にオシカケます。
さつま町内にある24の温泉施設をテーマに、24組のデザイナーがそれぞれポスターを制作・展示を行います。
ぜひお越し下さい。
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期間:2015年5月23日(土)〜30(土)
時間:11:00〜20:00
場所:鶴田保健センター
(鹿児島県薩摩郡さつま町神子228-1)
駐車場:あり
入場無料
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●初日23日(土)にはオープニングイベントを予定
●温泉を巡るスタンプラリー実施
●参加デザイナー/温泉施設
小川景一(小川景一企画制作室)/紫尾区大衆浴場
野崎健一郎(ワープデザイン)/ちどり荘
冨永功太郎(冨永デザイン)/くすのき荘
楠木園健(日之出紙器)/しび荘
松下瑞樹(シティライツカンパニー)/旅館玉の湯
和田幸江(STUDIO K)/さがら温泉
スタジオペケペケ/湯田区営温泉
原田康平(tori design)/鶴屋
竹添 星児(SeijiTakezoe Illustration)/福田荘
篠原拓郎(冨永デザイン)/手塚ryokan
浜地克徳(zenzai design)/ちさと旅館
松田貴志(ヒーローズデザイン)/湯田荘
橋本泰久(アメタ食堂)/お宿ぽんぽこ
河野セイイチ(zo creations)/藤田館
今村義昭(アトリエ村)/平川温泉
大寺聡(ohtematic)/あびーる館
馬頭亮太(ondo design)/薩摩薬師温泉
柿本しんご(eldesign plus)/観音滝温泉
川畑徹(川畑デザイン事務所)/白男川紫陽館
東郷明佳(way to go design)/やち湯
白澤克実(星屑カンパニー)/平和温泉センター
大迫祥一郎(code)/ちくりん温泉
田之上亨(Bebop)/かしはら温泉
久保雄太(サクラ島大学)/家族温泉健康村
新学期、始まる
非常勤講師を務めている専門学校の授業が始まった。学生との年齢差は約30。自分でも驚くけど・・・バック・トゥ・ザ・フューチャーが例としてはわかりやすいけど、1950年代と1980年代の開きがあるんだよなあ・・・エルビス・プレスリーとマイケル・ジャクソン?それだけ時代が違う。彼らはデジタル・ネイティブだし、こっちの言っていることがどれだけ伝わるのか、本当にわからなくなってきた。それでも、伝えなくてはいけないことがある。画像を見てもらえば解ると思うけど、30ほどのパーツで構成されているこのイラスト・・・このラインを導き出し、自分の経験として体内に取り込むまでに23年ほどかかっている。僕は、とにかく的確に整理されたものが描きたい。デザインの行為自体が、複雑な問題を単純化して見せることだから、イラストにおけるひとつひとつのパーツも的確で単純であることが求められている筈だ。美術予備校では、ぼかし、かすれ、にじみ、などの表現は最もタブーとされた。そういう影響もあるんだと思う。もちろん、描き込みまくっている絵も好きだが、それも、空間を整理するために描き込まれたものの方が、自分には合っている。彼らに何が教えられるのか、軸としてはこんなことだろうと思う。迫力のある絵、感情をむき出しにした様な絵を教える先生は、他にいる。
収集〜分析〜共有〜行動
何かのビジネス誌に掲載されたイラストです
鹿児島地裁の判決
川内原発の再稼動差し止めを求める住民の希望が鹿児島地裁によって却下された・・・先日、高浜原発を巡って同様の裁判が行われ、「司法は生きていた!」と住民の希望が通っただけに、本当に残念な結果だ・・・。ときどき、鹿児島に住んでいて本当に恥ずかしくなることがあるが、今日もそんな1日であった。「くらし先進県」ではなかったのか。自分も訴訟を起こしたわけではないので、他人事ではなく、自分の興味のなさ、好奇心の低下が今回の判決を招いたのだろうと思っている。司法は、そういう感情とはまったく別のところで動くのだろうが、それにしても・・・裁判官にも良心があり、何かしらのセンサーが働くだろうと、どこかで期待していた。自分が甘かった。それに比べると、いつも使っているTaschenの日めくりカレンダーにはセンスがある!完璧に狙って、未来の原発の姿を描いた1957年のイラストを、今日4/22の「アースデイ」にぶつけているのだ。
様々な感情
子供の教材用に描いたものです。
DATE SPOT・・・
永吉商店街にある「伊達商店」というお店の横に、ずっと使われていない空き物件がありました。どうにか有効活用出来ないのか?ということで、これまで様々な話し合いが行われていろんなアイデアが出たのですが、遂に立ち上がって改修工事を始めたのは地元で香港料理店を営む蔡さんご夫妻でした。蓑笠市当日は、木工や陶芸、竹細工、平面作品などが並ぶギャラリーに変身したんです。オーナーの伊達さんから・・・、「伊達」→「DATE」→「デート」→「デートスポット」→「DATE SPOT」というネーミングになりました。これ以上の名前はあり得ないのではないでしょうか・・・と勝手に思っています。空き物件に空気を通して、掃除をして、木材の一部を取り替えたり・・・蔡さんの力で、2〜3日で使える状態に。蓑笠市ではギャラリーとして使用された「DATE SPOT」ですが、例えば、1日だけのコーヒーやさんに変身する日があってもいいし、自由に使える場所として活用していきたいと思っています。今回蘇った物件以外にも、死んでいる場所が沢山あるんです・・・。買い物弱者、交通弱者はこのあと増える一方ですので、なんとか永吉の街で、すべての用事が済ませられるようにしたい。これを機に、勢いのあるうちに次のことを考えなくてはいけませんね・・・。
蓑笠市無事に終了〜ありがとうございました
故郷を離れて東京に出て、何かを成し遂げようとしている人がいます。そういう熱意で都市が成り立っているのかな。自分の場合はその逆のストーリー、永吉に来た理由を、ずっと探し続けています。答えは出ているけれども、答えの先も何かがあって、それは毎日変化し続けています。気分によっても勿論変わるんです。今回の「蓑笠市」は、これまでの3回と違って、自分が働きかけた部分は最も少なかったかも知れません。住民のみなさんや参加者のみなさんが、自主的に動いてくださる部分がとても多く・・・蓑笠市が新しい命を吹き込まれて、一人歩きし始めた!そんな実感がわきました。参加店舗はこれまでで最も多かったですし、天気に恵まれたこともあって、おそらく来場者も一番多かったでしょう。写真は、地元の木工作家・浅倉光雄氏による企画「ロングテーブルギャラリー」。みんなが「やかん」を持ち寄って並べてみる、そういう試みでした。実行委員会の席では、メンバーの多くが半信半疑で捉えていたこのアイデア。しかし実行してみるものです。面白い!地域の数だけ町おこしのスタイル、やり方は異なるんだなあと実感した次第。このほかにも、新しい試みが盛りだくさんだった今回の「蓑笠市」。自分が選択した土地で暮らしているという答えが、更に変化した一日でした。どうもありがとうございました。
「蓑笠市」2015〜いよいよ明日(4/18)です!
今年もやってきました「蓑笠市」の季節。随分前から準備をしていましたが、今回は地元の香港料理やさん「聚福園」の蔡さんご夫妻が大活躍。硬直状態だった古民家を大改装したり、周辺地域のお店に声をかけてくださって、コラボレーション店舗のプロデュースをしてくださったり。普段は十数件の店舗が、一気に40ほどに膨れ上がります。ステージではYoutubeでも話題の「老年男子からの手紙」が披露されたり、伊集院高校ダンス部のパフォーマンスがあったりと、盛りだくさん。今日は15時から設営があったのですが、例年よりも助っ人が多く、地元商工会の方々、公民館の方々・・・交流人口が準備段階でも随分と増えた印象です。加えて、告知活動も充実、昨日の南日本新聞に掲載されたり、今日はラジオの生出演があったりと・・・。そんなに広い会場ではありませんので駐車場が一杯にならないかと心配しております。楽しい一日になりそうです。場所は「吹上永吉郵便局」や「永吉小学校」が目印です。10:00〜15:00。よろしくお願いいたします。
写真は、現在建設中の公営住宅の入居者募集の看板です。今回の蓑笠市のタイミングに合わせて制作していただきました〜!
伊作えびす家
4月18日(土)に行われる「蓑笠市」の広報活動で道の駅や街の駅を回りました。久しぶりに訪れた伊作にある「えびす家」。駄菓子屋さんのコーナーが出来ていて、スーパーボールのくじが幻想的な光を演出していました。こういう光って記憶に残るんですよね〜。