自宅の敷地内で、昨日から毛虫が大量発生しています。22時頃帰宅したところ、玄関の電灯に集まっていました。高いところに登るのは苦手な様で、何故か地面を這っているんですよね。近所の友人宅でも目撃証言があるので、悩まされている人は多いかも・・・。ネットで検索したところ「フクラスズメ」という蛾の幼虫だそう。「カラムシ」(植物)を食べるということなので、草払いを徹底してしたらこんなに発生しなかったかも知れません。15年ほど住んでいますが、こんな事は初めて。子供に「大変なことになってるぞ〜」と報告したところ、面白がってどんどん捕獲して・・・こんな状態に。サイズが大中小・・・、個体差があるのが不思議ですね。まあ、パッと見、気持ち悪いですが、自然界では何らかの役に立っているのだろうと思います。
Monthly: 2014年9月
フクラスズメの幼虫・大量発生
永吉小学校の運動会、そして「む展」無事終了〜(後)。
永吉小学校の運動会・・・残念ながら、閉会式までは観る事が出来なかったんです〜大急ぎで鹿児島市立美術館へ。最終日ということもあって会場は多くの来場者でごった返していました・・・。何名かの友人とお話出来たのがせめてもの救い。やはりギャラリーには常駐していろんな人と話をしたい・・・。
今年の「む展」、サブタイトルは「新しい風」だったのですが・・・その風を運んで来てくださったのは、竹作家の橋口博幸くん、イラストレーターの橋口由紀さん(この二名はご夫婦での参加!)、そして映像作家の石神祐佑くんの三名でした。受付カウンターで比較的ゆっくり話をすることが出来ましたが、それぞれ対称的なキャラクターで刺激を受けました。時代がどのように動いているのか解りませんが、浮き足立っている世の中で学生時代を過ごした僕たちの世代とは違って、地に足のついた表現を追求している若手作家の時代がやってきているのだ、と感じた次第です。僕も、今更ながら「あがいて」いる訳ですけれども。
搬出が終わると・・・三々五々帰宅していきましたが、比較的暇?な五名がファミリーレストランに集い、あれこれと今年の「む展」を振り返りました。自分にとっての「む展」はおそらく10回目でしたが、ようやく納得の出来る動きが出来てきたように思います。また来年。
永吉小学校の運動会、そして「む展」無事終了〜(前)。
昨日(9/28)は、1年のうちで、身体と心のコントロールが最も難しい1日。ここ3年間、長男の通う永吉小学校の運動会と「む展」の搬出日が重なっている・・・、偶然とは言えあまりにも残酷だ。
永吉小学校の運動会は、地域の運動会とミックスされて行われる。今年で5年目らしいが、やはり少子高齢化の波は自分が暮らしている様な街で顕著に現れる。お年寄りの種目があったり、写真では判別しにくいが「太鼓踊り」(リズムが独特で、ポリネシア系の音楽を感じさせる)と呼ばれる伝統芸能が児童によって披露されたり。・・・マンモス校とは違った雰囲気の運動会だ。小規模校の問題がいろいろと指摘される中、多様な年齢層の方々との交流や、全校児童42名が全て顔と名前を把握し合っているなど、明らかに良い面も多い。学力自体も、鹿児島市内に比べて劣っている訳ではないと言う。
また、来年卒業する二名の6年生児童が、イリュージョンショー(マジックショー?)を家族ぐるみで行い、永吉小学校に別れを告げる一場面もあって、涙を誘っていた。
今、日置市で小中学校の再編問題がクローズアップされているが、今日の様な一日が地域からなくなってしまえば、行く末は推して知るべし、であろう。
本日、む展最終日・・・!
鹿児島市立美術館で『第31回「む展」〜30+1 新しい風〜』が開催されています。本日いよいよ最終日となりました(17:30まで)。よろしくお願いいたします。
昨日は日本画家・下村貢先生のワークショップが開かれたこともあって、僕が経験した中での来場者数は過去最高の500人超え!でした。
就職した経験がない自分にとって、同じ場所に1週間通い続けるというのは、学生以来の新鮮な気持ち。朝イチバンで会場に入り、誰もいない「しんとした」美術館で会場にあるプロジェクターやDVDのスイッチを入れるのは、なんだかワクワクします。
しかしながら本日、私・オーテマは永吉小学校の運動会に参加しなくてはならず(む展の最終日と運動会が重なったのは3年連続・・・どうしてこうなるの〜!)、本日は夕方から会場・鹿児島市立美術館に顔を出します。(リーボックのジャージを身にまとったオーテマの姿を見たい方は永吉小学校に14時くらいまで?にお越し下さい。)
第31回む展〜30+1 新しい風〜開催中@鹿児島市立美術館
鹿児島市立美術館で『第31回「む展」〜30+1 新しい風〜』が開催されています。本日(27日)を含め、残り2日となりました。よろしくお願いいたします。
む展とは?武蔵野美術大学OBによる作品展です。20代から80代まで、様々なジャンルの作品が集まるため、鹿児島の美術史を俯瞰出来る内容になっています。
今年初参加・映像作家の石神祐佑氏の「白黒映画」という作品がスクリーンで上映されていたり、同じく初参加の橋口博幸・由紀ご夫妻による「たけとりものがたり」という巨大な竹の作品が前庭に展示されています。それぞれ、これまでのむ展にはなかった「新しい風」というサブタイトルに相応しい作品です。それから・・・普段は東京で活躍されている鹿児島出身の若手女性作家、小薗優さん、庭月野知子さん、宿里理恵さんによる作品も「新しい風」ですね。
若手作家だけでなく、僕の様な中年男性?や、更にご年輩の方々も・・・勿論新しい表現に毎日挑戦している訳ですけれども。
写真は、地元の専門学校生を招いてのギャラリートークの一場面。自分の作品の前で、学生たちに思いを伝えているところです・・・。僕はMacBookでデータを見せながらあれこれ語ってしまいましたが、どれだけ伝わったのでしょうか。美術館、というと慣れていない方は怖がって・・縮こまってしまうと言われていますが、気軽に会場にいる作家に語りかけてみてください。
追悼・大嵩文雄先生
28日(日)まで鹿児島市立美術館にて〜第31回「む展」30+1 新しい風〜が開催されています。展覧会を間近に控えた9月17日、大嵩文雄先生が亡くなられました。大嵩先生は、この展覧会のために遺作も残して下さっていました。鹿児島のデザイン界の黎明期を開拓した方であり、幅広い活動をされていた方だけに鹿児島の文化に与えた影響は計り知れないと思います。僕との接点は、毎年一度行われるこの「む展」のみでしたが、総会や忘年会は勿論、お花見や、川遊び〜宿泊というイベントなどでもご一緒させていただきました。そうえいば、個展のオープニングで乾杯の音頭をとってくださったこともありました。豪快で、ユーモアたっぷりの話術で周りの空気を一変させる存在感でした。そんな大嵩先生だけに、亡くなってしまったあと、あれもこれも聞いておけば良かった・・・と本当に後悔ばかりが残っています。告別式には、普段はライバルと思われる方々も参列しておられ、鹿児島で「ひとつの時代が終わった」ことを実感しました。
奇遇ですが「新しい風」という今回のむ展のサブタイトルは、大嵩先生の追悼コーナーとともに、深い意味を持っているのだと感じているところです。
サチコ・トレーラー
28日(日)まで鹿児島市立美術館にて〜第31回「む展」30+1 新しい風〜が開催されています。市立美術館というのは、有名な宝山ホール(鹿児島県文化センター)の真向かいにあるのですが、26日(金)に小林幸子の公演が行われていた様なんです。何やら辺りが騒がしいと思ったら、観客で溢れかえっていたんですね・・・。(ちなみに宝山ホールの「宝山」は地元、吹上町の西酒蔵で作られている焼酎の名前であります)
小林幸子さんは、年に一度、紅白でしか見る事はありませんが、おそらく一回の公演で、「む展」の一週間の来場者数を上回るだけの動員が出来るんでしょうね〜。普段は意識したことはないけど、至近距離で発表されると、急にライバル意識が出てくるものです。頑張ろう・・・。
ゴイサギくん
28日(日)まで鹿児島市立美術館にて〜第31回「む展」30+1 新しい風〜が開催されています。市立美術館というのは、有名な西郷さんの銅像の真横に位置しているのですが、その銅像の植え込みで見つけたゴイサギの幼鳥です。展覧会場に来た子供たちが偶然発見して興奮していました。写真ではスケール感が解りづらいのですが、幼鳥、といっても体長30センチくらいはあるので、ビックリします。至近距離でも逃げないのが不思議。もしかするときちんと飛べなくて、逃げようもないのかなあ。植え込みの下には用水路があって、ニシキゴイが沢山泳いでいて・・・そいつらを狙っている様にも見えました。
「全国のR不動産」(面白くローカルに住むためのガイド)
「全国のR不動産」(面白くローカルに住むためのガイド)/ 学芸出版社。私・オーテマの生活が紹介されています。
よろしくお願いいたします。
鹿児島で暮らして15年、いろんな気付きがありました。正直なところ、思った様に時代は変わってくれないという実感があります。むしろ自分の理想と逆に動いている様な、そんな事の方が多いのかも知れません。しかし、最近20年ぶりに会った友人にこう言われたんです「大寺くんはまだ闘っているんだね・・・」と!
昔のことは良く覚えていませんが、どんな時代にも、どんな生活にも満足出来ない性格なのかも知れません。以前、鹿児島での生活を〜以前岡本仁さんとお話しさせて頂いたときに〜、ヨットに例えたことがあります。その反対に都市生活は豪華客船だと。ヨットというのは、自分で風を読んで、目的地を決められる。豪華客船は、乗り心地はいいけれど、どこへ連れて行かれるかは、予め旅行会社が決めている。そういう事なんだと思います。
どっちが自分や家族の未来にとって相応しいのか。この本にはいろんな答えが描かれているように思います。
まちづくり
二年前から、永吉小学校と永吉商店街を中心にしたまちづくりの自由な団体「動く永吉」の代表をやっているんですが、ようやく、ここに来て公民館側から予算についての資料が回ってきました。これから、予算をどう使って行くのか、アイデアが出せる立場になったという訳ですね。これまでの資料を素人目ながらに読み解くと「もしかすると自分で直せるかも」と言いたくなる様な、細かい道路の補修に税金が投入されている事が見えてきます。おそらく、日本全国でこうした税金の使われ方が行われてきたんでしょう・・・。とにかくこれまでは、ハード面だけに公民館で使える予算が充てられてきた様なのです。今回、「第三期永吉地区振興計画策定」ではソフト事業へと予算が割り振られる事になりました。その資料にいろいろと書き込むために、「動く永吉」の同志たちと2回ほどアイデア出しの会議を開きました。資料には「安全に暮らす(地域防災)」「楽しく暮らす(催事等)」「安心して暮らす(地域保健福祉)」「豊かに暮らす(地域還流)」「誇りを持って暮らす(文化・伝統)」「快適に暮らす(景観形成・農地保全・自治)」の項目があります。これだけで地域の問題を全てカバー出来るとは、なかなか思えないんですが書類上は仕方がないんでしょうね。会議で出たアイデアは、これらの、どのカテゴリーにも当てはまらないものが多かったんです。例えば、地域全体のコンセプトを考え直したい、とか、ウェブサイトを作りたい、といったものは・・・どこに入るのかなあ。いろいろと考えた結果、この書類とは別に大きな地図にいろいろと書き込んで公民館に提出しておきました。その場しのぎのイベントや公共事業に税金が使われて来て・・・結果として昔からの街の成り立ちがぼんやりとしてきてしまった。そういう構図はどこにでもあると思います。今、少子高齢化と都市志向で使えるお金がなくなってきました。ここから先は本当に研ぎすまされたアイデアで勝負していく時代だと思います。