Monthly: 2013年7月

date 2013.7.30
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Nissan Leaf (その3)

illustration ©ohtematic

リーフ、もうすぐ走行距離が1,000kmになります。今のところ特に問題なく走っています。ガソリン車の場合は、目盛りが一番下に来てからガソリンスタンドに行っても何とか間に合いますが、電気自動車の場合はインフラがまだ乏しいので「あと何キロ走行可能か?」という表示が、一番気になります。勿論、専用ナビには、航続可能距離から判断して、最も適切な充電スポットを教えてくれる機能があります。運転の仕方によって航続距離が伸びたりするのも新しい感覚ですね。先日も、鹿児島市内からの帰りに走行可能距離が55キロまで減っていたのですが、下り坂で回生ブレーキを多用したところ、家に帰り着いた時には69キロまで復活していました。「充電作業」はスマートフォンやノートパソコンを使っている人なら、当たり前の行動として生活に組み込まれていますよね。そこに車が加わったというイメージです。というより、走るiPhone、と考えた方が気が楽かも知れません。毎日、帰宅してから充電ケーブルを差し込んでおく。翌朝には電気が満タンになっています。曜日ごとに、何時から何時まで充電、という細かな設定も可能です。スマートフォンからの「お出かけ前エアコン」の始動やバッテリーの残量チェックも出来ます。このあたりは、これまで自分が乗っていた車とは全く違う感覚です。そして、充電が完了すると、リーフからメールが届きます。こんな感じで・・・
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ohtematicさんのLEAFで充電が停止したことをお知らせします。

バッテリー残量計 : [12]/12
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航続可能距離
-エアコンを使わずに 走行した場合:179km
-エアコンを使って走行した場合:168km

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※お知らせした情報は充電状況等によって、実際と異なる場合がございます。

確認日時:2013/07/30 3:21
車台番号:・・・・・

日産自動車株式会社
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後続可能距離は、天候によって異なるらしく、毎日、数字の変動があります。

date 2013.7.30
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かごしま情報文化センター Kagoshima Cultural Information Center (KCIC) オープン間近。

illustration ©ohtematic

130730.1
可愛らしい(カッコイイ)案内状と名刺を頂いたのでひとまず、そのままご紹介しておきます。
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情報を編集・発信する鹿児島の文化情報拠点「かごしま文化情報センター」8.10.sat OPEN
この夏、鹿児島に新しい文化情報の拠点がスタートします。
ここは、美術・音楽・伝統芸能といった芸術活動を中心に国内外から情報を集め、異なるものをつなぎ、これまでにない支店で編集・発信することで、地域と世界を結び、新しい未来を考えていく文化情報の拠点です。豊かな文化との出会いを、ここKCICでお楽しみください。
かごしま情報文化センター Kagoshima Cultural Information Center (KCIC)
〠892-0815 鹿児島市易居町1-2 鹿児島市役所みなと大通り別館1F 10:00~16:00 (火曜〜日曜)
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とのことです。
余談ですが
このロゴ、先日「K-ADC」の審査を務めた際に初めて目にしました。最終選考までは残っていましたが、それ以来ずっと気になっていたデザイン。富永デザイン事務所さんの仕事です。

date 2013.7.29
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高山やぶさめ饅頭

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130729.2
肝付町に視察に出かけた際、最後にお土産を買おうと思って・・・役場の方に紹介していただきました。二川菓子店の「高山やぶさめ饅頭」。千代紙をモチーフにしたと思われる?分厚いゴージャスな包装紙の中身は、熊本の「陣太鼓」的な重量感を想起させますね。ですが、開いてみるとご覧の通り、軽いイメージで、子供が喜んで食べる様な卵と白あんのお菓子です。思い切り包装紙を広げると、銀のシワシワが何やら宇宙服のイメージにも繋がります。肝付には内之浦のロケット発射基地もあるので、特にそう思うのかも知れません。「やぶさめ」のために、道路の片側が舗装されていない場所(参考動画)もあるというのですから、住民の「やぶさめ度」は相当に高いと思われます。
ここまで書いてから検索して気がつきましたが「銀河連邦特産品ショップ」というのがあるんですね〜。

date 2013.7.29
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サクラカネヨ直売所

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昨年10月にオープンした「サクラカネヨ直売所」(自宅から車で20分ほど)。醤油の量り売りや「醤油ソフトクリーム」が話題になっている他、併設されているギャラリーも目が離せません。古い石蔵と新しいデザイン感覚が融合して、ありそうでなかった雰囲気を醸し出しています。この周辺、急に文化度が高まった様な印象です。飽和している都市部は、どんな店舗が出来ても周囲に与える効果というのは限定的(何が出来ても驚かない)だと思うのですが、田舎や郊外の場合、こういう店舗や施設が地域にひとつでもあると、劇的に変化します。ひと家族が移住してくるだけでも、勿論そう。若い方たちには、周囲に与える影響力という点でも、是非田舎暮らしを選択肢に入れて欲しいと思っています。

date 2013.7.28
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イワオウギガニ

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いちき串木野市の潮溜まりで見つけた「イワオウギガニ」です。身の回りの風景に馴染んでいますね。コケというか、海藻?が体に生えていたり。保護色というよりも、生活している間に風景と一体化してしまった様な印象です。そんな彼なんですが、何故か目とハサミの先端が鮮やかな赤なんです・・・。これが妙にロボットっぽくてイイ感じ。カニワールドの中でも、このオウギガニやマンジュウガニの仲間は、とりわけSF色が強く、そのまま乗り物にしてもいいデザインですね。

date 2013.7.25
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Nissan Leaf (その2)

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電気自動車が普及してしまったら、電気が足りなくなるので良くない・・・そんな主旨の話を広瀬隆さんの講演動画で観た事があります。この点はリーフを導入する際に気になったのですが、まず、深夜電力を利用して充電する事が基本のルールになっている点と、自宅で太陽光発電を取り入れている点もあって、何とか自分を説得しました。震災以降、特に節電には敏感になっていて、LED電球に取り替えたり、早寝も含め、あれこれと・・・エアコンを使わない季節は売電を差し引いて3000円程度の電気代に抑えられた事もありました。150平米の戸建てで、5人家族の電気代にしては、頑張っている方だと思います。電気自動車を導入することにより、電気代は勿論上がってしまう訳ですが、その分、普段の節電ももっと気にする様になるのではという期待もあります。また、ガソリンを使わなくて済む訳ですから(以前に乗っていた車の燃費にもよりますが)年間10万円以上は節約出来る計算になります。自宅で充電し、満タン1回約240円程度かかるそうです(これで180キロ程度走ります)。
車両価格はそれなりにしますが、現在国の補助金が78万円出ますし(日置市はありませんでしたが、自治体の補助金がプラスされるケースもあります)、自動車重量税と自動車取得税はゼロでした。また、自宅に必要な200Vの充電設備の工事も、現在は日産が負担してくれます。オイル交換もありませんし、(まだ経験していませんが)電気が足りなくなったら、ディーラーに行けば無料で急速充電してくれる・・・という事です。ここまで書くとイイ事づくめですね。だけど、多分売れていない車。航続距離や充電スポットについての不安があるのだろうと思います。まだ納車から二週間ですので、引き続きレポートを重ねて行きたいと思います。

date 2013.7.25
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郊外での打ち合わせ

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オーテマハウス(自宅)から鹿児島市内の中心部までは、車で約1時間かかる。市内への入り口「武岡トンネル」までは信号もほとんどなく、平均時速は50キロ(あるいはそれ以上)だが、そこから先は急に時速5キロ程度(あるいはそれ以下)まで落ち込んでしまう。田舎暮らしをしている立場からすると、わざわざ交通渋滞に巻き込まれに行くことは、あまり面白くない。そんな訳で、僕は結構な割合で、自宅近辺での打ち合わせを推奨している。その方が都市部から来る人も、ちょっとした観光気分になって楽しめると思うのだ・・・。そして、日置市には僕の知る限りコインパーキングはない。駐車場は無料なのである・・・。これはスゴイことなのでは?
今回は、市内中心部に事務所を構えるクリエイターと、オーテマハウスのほぼ中間にあるカフェで打ち合わせとなった。会話が弾んで閉店時間をむかえてしまい、最終的には市内中心部への移動になってしまったのだけれど。首都圏と違って、鹿児島は車を20分も走らせれば、雄大な自然が体感出来る場所が沢山ある。こうした郊外型のカフェが、都市と田舎を繋ぐ場所としてもっともっと機能して欲しい。

date 2013.7.23
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Nissan Leaf (その1)

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遂に7月13日(土)に日産リーフが納車されました。様々な車種を検討した結果、最終的にリーフに行き着いたのは「これなら自分の気持ちをノセられる」という単純な理由でした。しかしこの結論に至るまでは、様々な葛藤が。100%電気自動車に対する憧れと不安・・・何しろ専用設計としては、このリーフが唯一無二の存在。大丈夫か?と。メーカーのページも何度も読みましたが、参考になったのはyoutubeに上がっている数々の動画です。オフィシャルの動画も良く出来ていますが、ユーザーや自動車評論家の意見も数多くアップされています。英語やその他の言語で意味が解らない動画もあったんですが、内容の佇まいというか、共通する「何か」にひっかかる部分があって・・・これは、もっとニュースになって良い出来事なのだと確信出来る様になったんです。
田舎で暮らしている理由のひとつは「都市部に比べ、21世紀型の暮らしが出来る可能性が高い」という事です。そういう気持ちが電気自動車を導入することで加速出来る筈・・・と感じています。

date 2013.7.23
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肝付町への視察

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7月12日、地元の方と3名で肝付町に視察に行ってきました。「きもつき情報局」をネットで知ったのが、そもそもの始まりでした。たまたま、アップルユーザーグループで知り合った方に視察の申し出をしたところ、「おおすみ・かごしま芸術祭」も含めて案内して頂けることになりました。僕の暮らす日置市吹上町永吉からは、途中垂水フェリーを使って3時間ほどかかります。鹿児島市内へのアクセスは永吉の方が有利ですが、それが理由からなのか?日置市は過疎化対策、情報化対策については、油断している印象があります。「隣の芝生は青く見える」といいますが、肝付の取組みは、こちらよりも洗練されている印象があり、無視出来ない地域としていろいろと教えて頂きました。
おおすみ・かごしま芸術祭」では「おかえり・ただいま」の関係を育んで行く事をテーマに、アーティスト・イン・レジデンスなどの取組みをしています。セカンド・ホームタウンという意識を持ってもらうことが必要なのだとか。文化的交流を進め、その中から定住者が出てくればいいというスタンスだそうです。多額の予算を投じるのではなく、10万円程度で出来るイベントの集合体として、サテライト地域も数多く設けて変化させていきたい、という事でした。
「きもつき情報局」では、「洗練された田舎」を紹介する事がテーマだそうです。洗練された・・・というのは、カッコをつけるという意味ではなく・・・鹿児島弁もそのまま出して、土着的な部分をより多く発信する・・・という事の様です。都市部から見たときの「非日常感」が大切だと。大隅半島の山並みは女性的な風景で、桜島とはちょっと違うので、おばあさんの言葉などを通して広く伝えたい、という内容でした。とにかく、ネタは沢山あるけど、それをいかに発信するか?そのスキルを持った人が極端に少ない、というのが悩みの様でした。この気持ちはスゴく解ります。表現や編集の作業って、やはりまだまだハードルが高いんですよね。
そして、帰りは「アメタ食堂」でコーヒーを飲んで帰ってきました。観光ではないけれど、大隅半島の魅力を満喫した一日でした(今回の様な視察も、立派な観光なのかも知れません・・・。)
肝付町役場のnさん、サウンド・パフォーマーのmさん、きもつき情報局のaさん、アメタ食堂のhさん、どうも有り難うございました〜!
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date 2013.7.23
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唐仁原さんとのトークショー

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もうひと月も前になってしまいますが、U1 SPACE(薩摩川内市・隈之城)で唐仁原さんのトークショーがあった。鹿児島で活動するイラストレーターのグループ展に合わせて、わざわざ東京から駆けつけてきてくださいました。その中で、デザインの仕事について「分業で行くか、マルチに全てこなすか?」という興味深い話題になりました。僕が社会に出た頃は、クリエイティブディレクター、アートディレクター、デザイナー、カメラマン、コピーライター、イラストレーターと言ったチームで、ひとつの広告を作り上げるスタイルが当たり前だったが、最近は、何でもやっている人も出て来た。そういう話・・・。唐仁原さんの上の世代(例えば和田誠さん)も、実はイラストレーターがデザインもこなしていた、という。大きな流れで見ると、マルチ → 分業体制 → マルチ、という具合なのだろう。しかしその社会背景まで考えると、昔のマルチは・・「絵が描ける人しかデザインも出来ない」という職能を軸にしたものだったが・・・今のマルチは不景気下で「外注費を抑えよう」という流れから複数の仕事を抱えざるを得ない、経済的な問題が軸にある様だ。デジタルツールが出て来て「そこそこのモノが出来てしまう」という理由も、勿論ある。トークショーでは、どちらがイイ悪いという、結論が出る訳もなかった。この文章も、ひと月が経過した昨日(7/22)、地元のデザイナーと語る機会があって、ようやくまとめあげることが出来た。鹿児島のデザインシーンが成熟していくのに必要な要素は何か、見つめていく必要がある。