ブログを随分と怠ってしまいました・・・広報活動など、いろいろと用事がありまして。「む展」の搬入を明日に控え、追い込み作業中。いつも、こうなる事は解っていながら、それなりに時間を過ごしてしまいます。忙しいときは忙しいなりに時間が過ぎるし、暇な時は暇なりの時間が過ぎるので、思ったよりも両者の差はない。暇という感覚は最近どこかへ行っています。2010年「む展」の旅。これまでは「む展」というのがメインタイトルでしたが、今回は無理を言って、27TH(27回目)という文字を目立たせたんです。何だろう?と思って入ってくる、通りすがりの人にも期待しています。知り合いで、いつも見に来てくれる方に支えられている事は確かなのですが。今年からちょっとだけイメージを変えたかった。展覧会場も、かなり賑やかになると思います。よろしくお願いいたします!会場でお待ちしております。私、オーテマが会場に到着したら、随時twitterで報告しますね。
(写真は美術館入り口に掲げる看板。経費削減・手作業で水貼り!)
Monthly: 2010年5月
引き続き出力中。
トラベローグ、出力中。
いよいよ一週間後に迫った『27TH 2010年「む展」の旅』。同じ学校卒、というだけで普段は活動内容やスタンスはバラバラ。そんな群れることが嫌いなおじさま・おばさま達(自分も含む)が何故、世代を超えて年に一度展覧会で集まるのか?昨年は、そんな訳で記念誌を編集して、諸先輩方との対談を試みたんですが、まだまだ謎が多い。通常、このような展覧会では、来場者に文脈までを伝える事はほとんどないと思います。作品があればキャプションやタイトルも要らない、という姿勢の作家が多い事も事実。だから、という訳ではないんですが、隠された真実というのをもっと語って欲しいという気持ちがあるんですね。20代から80代までの作品が一堂に会せば、鹿児島の近代美術史を俯瞰することになるのですが、そういう価値を敢えて言語化してもいいんじゃないかと。美術評論家に出てきて欲しい場面ですが・・・。僕自身も、あらゆる団体に所属せず、資格も取らない(運転免許だけ、あります)という姿勢を貫いてきたので、何故「む展」に関わっているのか?というのを客観視したいんです。27回も続いているその訳を知りたい。今回の特別企画「トラベローグ」は、言語化出来ない部分を写真で伝えようとする試みなんです。
iPad・・・
かごMUGの第38回定例会に少しだけ顔を出してきました!株式会社ブルーブリッジの創立者兼最高技術責任者であるクリストファー・テイト氏がiPadのデモンストレーションを行うと、会場はどよめきの様な声と歓声が入り交じって不思議な雰囲気に。いつもは見かけないメンバーも沢山来ていた様な気がします。やはりiPadの求心力はスゴイ。
写真は、会場からの風景。LPGを積んでいる船がカッコイイ〜。鹿児島って、海に囲まれているのに、きちんと海を見せる場所が少ないんですよね。自然災害からの教訓なのか、閉じている場合が多い。この商業施設も、窓からの景観を重視すれば魅力は倍増する筈なんですけど・・・。
世の中の隙間に佇む人
「む展」の営業活動で、最近いろんなところを回っています。ポスターを貼らせてもらったり、ポストカードを置かせてもらったり。マスコミ関係も回りますが、道の駅やホテルなどにも出向いています。結局は電波やクチコミで何とかならないか?という地道な作戦です。インターネット上で情報を仕入れる層に加えて、そうでない方たちに来て頂きたいと・・・。そんな中、不思議な場所に行ってきました。鹿児島市内からちょっと外れた小高い山の上にある、珈琲を振る舞う空間なんですが、カテゴライズするのにこれと言った言葉が見つかりません。その空間に入るなりマスターに「何でこうなったんですか?どういうセンスなんですか?」などという不躾な質問を立て続けにする始末。懐かしいようで、最先端の感じで・・・。そして、空間自体は程よい狭さ。資金の目処が立ったら、オーテマウンテンにこんな小屋を建てたいなあ、と真剣に考えてしまいました(失礼ながら「狭くていいんだ」という点において勇気をもらいました)。郊外型の大型店舗が商店街を潰していく事が問題になっていますが、そのどちらにも所属しない「隙間に佇む人」が何とかしれくれるのでは?彼らが見つめる未来・・・静かだけど勢いを感じました。
27TH 2010年「む展」の旅
6月1日〜6月6日・鹿児島市立美術館にて開催!
しかるべき時期に出会わないと道を誤る
1989年の大晦日に他界した父は、大の電話嫌いであった。自宅に初めて電話が敷かれたのは1978年、小学校6年の時であった。当然、それまで学校の連絡網は一番最後で、連絡事項は近所の友人が口頭で伝えに来てくれた。鹿児島に住む祖父母が危篤だという知らせも、父の職場の用務員が自転車で伝えに来たのを覚えている。東京で暮らしていたと言っても父の極端な趣向により、通信環境は劣悪。そんな訳で、その頃から通信に対する憧れは人一倍強かった。初めて自宅に黒電話がやってきたとき(当時は全国民黒電話)、テンションが上がりすぎて、明日学校で会える友人達と長電話をしまくった(6時間とか!)。そんな訳で通信に関しては「しかるべき時期に出会わないと道を誤る」というのは体験済みなのだ。
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孫正義氏と佐々木俊尚氏による対談「光の道」。KagomugのTokuさんから勧められて観てみました。長いのでまだ途中までなんですが・・・。孫氏は「まずインフラありき」というスタンスで、佐々木氏は「環境や人材」の問題点を挙げてあらゆる角度から興味深い考察が展開しました。最も感心したのは、孫氏が維持コストや防災の観点から「田舎こそ光が必要」と力説していた点だった。僕の様に感情的に限界集落を救うというのではなく「田舎にメタル線が敷かれている状態は税金の無駄遣い」「緊急時、メタルで通信が出来ない地域でも、光は迂回して通信が出来る」という事などを挙げられていた。行政や株主に対してもきちんと説得材料を用意していて流石です!「光の道」・・・孫氏の意見に大賛成なのですが(反対の余地がないレベルで検証されている)、何故か「先送り」が好きな人々、あるいは全く興味のない人々がいる事も事実。孫氏にいますぐ賛同して一気に実現して欲しい。とは言うものの孫氏のソフトバンク、オーテマハウスではまったく繋がらず、小学生の頃の悪夢を引きずっているんですが、先日twitter上で得た情報により「3Gエリア改善ご要望フォーム」に申請してみました。すると翌日、こんなメールが!
「(オーテマハウス)付近の電波・通信状況を調査した結果、現状においては小型基地局(ホームアンテナFT)による電波通信状況の改善をご提案させていただきたいと思います。ホームアンテナFTとは、フェムトセル機器により屋内での電波状況を改善するサービスです。(提供は無料)ブロードバンド回線をお持ちでない場合には、専用ADSLサービスも併せて無料で提供します。※条件により提供できない場合がございますのでご了承ください。」
大企業にあってこれだけの情報を(田舎暮らしの利用者に)翌日に提供してくるというのは、初めての経験だったので感動しました。孫氏のやる気が裏付けられましたよ!そんな訳で夏に発売予定の新iPhoneの時期に合わせてauからソフトバンクに乗り換えます!
「しかるべき時期に出会わないと道を誤る」・・・日本全国が光で繋がる時期、それは今だと思っています。通信で悩むのは今年で終わりにしたいんですよ!
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写真はオーテマハウス近辺を舞うホタル。今、シーズンです!この光も最高にイイですよ。是非見にいらして下さい。
パンたち
JAL中国語機内誌「翔」のためのイラスト
travelogue、クランクアップ!絵のシステムの話
27TH 2010年「む展」の旅の特別企画「travelogue」が無事クランクアップ。この後はポストプロダクションが待っていますが、ひとまずホッとしました。最終日は串木野からオーテマハウスを経由して大浦まで東シナ海沿いを南下。天気も抜群で充実した一日でした。果たしてどんな仕上がりになるのか・・・楽しみです。
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写真は、今回初めて訪問した先輩画家のアトリエでの一コマ。整然と画材が並べられ、手作りのカラーチャートが壁に貼られていました。僕は学生時代に作った経験がありますが、最近は全く手を出していません。絵の基礎である色相、彩度、明度の研究を徹底的に勉強されている様子が伺えて感動したんです。先日、坂本龍一がバッハの楽譜をシステムとして分析していましたが、絵の世界でも同じ見方をする事が出来ます。絵を描いている人の一部分は、空間を表現する際、前述の三要素を気にかけています。そういう話は深くキリがなく、真理というものがある。だから楽しい。僕は授業でも、デッサン力と色彩=システムの話しかしません。逆に、こういう軸を無視して感覚的な表現をしている人に対しては、対話を詰めていくことが出来ないので「がんばれ」と言うしかないんです。システム側に寄ってくる学生が増えることが僕の希望ですし、また自分も先輩画家に見習って研究を続けていくしかないと思ったのでした。この素敵な空間にまた出かけて、じっくりとお話を聞きたいです。
潮干狩り、再び
誰もいない吹上浜にて潮干狩り。子供にとっては水遊びと砂遊びが同時に出来、大人にとっては夕ご飯のおかずをゲット出来るという、何とも贅沢な時間だ。こうやって考えてみると「仕事」「遊び」「子育て」は近代社会になってから細分化されたものである事が実感出来る。その狭間でストレスが生じているのではないかと。就労地域と生活地域の距離や通勤や通学にとられる時間を少なくしたり、「仕事」「遊び」「子育て」を再び融合していく事がこれからの豊かさに直結すると思うんです。
量産型ザクと空豆
この季節、鹿児島ではソラマメが食卓を賑わせます。ひとつの豆の大きさは3センチくらい。デカいんです。
今年は、いつになく「何かに似てるな〜」と思いつつ食べていたんですが、ようやく解りました。先日、「きかせられないラジオ」の影響をモロに受け、30年ぶりくらいに製作したザクのプラモデル(進化の度合いが冷や汗モノでした)にそっくり。ガンプラ風のパッケージにソラマメを入れて販売したら面白いかも。爪楊枝などを巧みに使えば、ソラマメだけで作られたザクも本家と同じく可動すると思います。