Monthly: 2013年2月

date 2013.2.23
category news
tags
comments 2 comments | closed
RSS RSS 2.0

1993年8.6水害20周年〜西田橋拓本公開〜支援作品頒布展

illustration ©ohtematic

本日・2月23日(土)より3月3日(日)まで、ギャラリー&カフェ白樺において「1993年8.6水害20周年〜西田橋拓本公開〜支援作品頒布展」が開かれています。ちょっと長い展覧会の名称なので、意味が解らない方がほとんどだと思います。僕は体験していないのですが、1993年に鹿児島で「8.6水害」と呼ばれる災害がありました。その後「五石橋」と呼ばれる歴史的価値の高い橋が、防災上の理由から解体されることになったため、市民が西田橋(五石橋のひとつ)を拓本にし、保存する運動を起こしました。今回の展覧会のルーツは、ここにあります。当時の拓本は、これまでに展示スタイルを変えながら何度か公開されていますが、今年、災害から20周年ということで大規模な公開展示が6月に県民交流センターで行われます。
現在は石橋記念公園という施設が出来、五石橋の一部が移設・保存されていますが、本来の役割とは違った姿に違和感を覚える人は少なくありません。今回の展覧会は、6月の大規模展示に向けての活動資金作りという意味合いがあり、会場では参加作家の作品を販売します。寄付金の受付も行っています。

***
長くなりますが、会場に設置しているあいさつ文と、これまでの活動履歴です(僕が本格的にかかわったのは、今回が初めてです。)
***

ご来場の皆さまへ

 本日はご多用のなか、ご来場いただきまして、ありがとうございます。
 この頒布展は’93年8・6水害から20周年となる今夏、4回目の「西田橋の拓本公開」を財源面から支援するための取組みです。鹿児島の各分野を代表する多くの美術家が参加しています。
 6月の「拓本公開」では 1 災害の歴史を風化させないこと 2 「西田橋の拓本」を20世紀の県民が創りあげた文化的成果として、行政による「保存・継承」を目指しています。
 それに先立つ財源創出のためのこの催しに、多くの皆さまのご理解とご協力をたまわりますことをお願い申し上げます。

2013年 西田橋を拓本でのこす会
西田橋拓本公開実行委員会

『西田橋を拓本でのこす会』活動のまとめ

*発足 1995年12月10日 於:ホワイトギャラリーに13名の美術家集合
*拓本採取開始 1996年1月13日(水切石から始める)
第1期終了 5月13日 実働日数計100日
第2期開始 9月5日〜12月 実働日数計 7日 合計107日
参加人数 延2,000名
採拓紙数 70cm×90cm の夾宣紙に換算して約2,000枚

*復元(原)開始 1996年5月8日 於:九工ビル(天文館)3階
原本一部のため、様々な試作の後、和紙にコピーして復元決定
1996年12月13日〜22日 費用捻出のため美術家によるチャリティーオークション 於:九工ビル
出品美術家77名強 落札作品数196点強 入場者500名
1997年8月 復元場所を移転(長田町 敬友幼稚園跡)
1998年3月28日 下流側橋壁完成(この間週3日作業 復元参加者延2,000名)

復元拓本のスケール
全長57メートル 高さ9.5メートル(B4サイズ和紙にコピー 約10,000枚使用)
特殊発砲スチロール 95cm×190cm サイズのもの 300枚使用(橋壁面のみで)
橋面敷石(3カ所)袴石・基礎石・護床敷石 その他で80枚
FRP樹脂による水制工(水切石)の雌型1個
作業中『西田橋に七福神祭祀』の可能性浮上(別紙)

*拓本全面公開
1998年12月17日 14:00~18:00
18日 9:00~18:00
19日 9:00~13:00

於 県体育館 入場者500名以上

拓本再公開 2000年8月5日〜6日 12:00~17:00 於:敬友幼稚園 入場者120名
この間毎月1〜2回の例会をもって、拓本の整備・保管・建物の清掃管理を行う。現在に至る。
県行政に対し、拓本を20世紀の県民が創生した文化財として継承するための保管施設を要求して交渉を開始(県回答「主旨にそって努力する。」)
”七福神祭祀”の可能性について専門家による調査を要望

*拓本再々公開 2001年8月4日〜6日 11:00~17:00 於:敬友幼稚園 入場者150名

*拓本全面公開 2002年8月14日のみ 9:00~17:00 於:鹿児島アリーナ(メイン)
1993年8月6日より「10回目の夏を考える」 入場者1,000名超

*初の立面による拓本全面公開
2005年12月21日〜25日 西田橋の拓本と美術家たち「10展」 於:黎明館
出品者30名 出品点数88点
88年ぶりの寒波・大雪の中 入場者数 689名

*1993年8・6水害20周年の来夏4回目の拓本全面公開を目指し取組中。
2012年4月24日 実務開始 会場申込
12月8日(土)西田橋拓本公開実行委員会 於:県民交流センター県民ホール
2013年2月23日(土)〜3月3日(日)「公開支援作品頒布展」於:白樺

*2013年6月22日(土)〜26日(水)「西田橋の拓本と美術家たち2013展」於:県民交流センター

date 2013.2.22
category news
tags
comments 4 comments | closed
RSS RSS 2.0

東京からの取材

illustration ©ohtematic

鹿児島での暮らし14年目・・・移住当初は地元のマスコミからの取材が圧倒的に多かったのですが、最近は東京からの取材の方が多いかも知れません。内容はまだ明かせませんが、先日、雑誌の記事広告の撮影がありました。自宅オーテマハウス、アトリエのタイムトンネル、それから裏山のオーテマウンテン、それぞれで何カットか。いろんな田舎暮らしのスタイルがあると思いますが「古民家を改装したり、自給自足が出来なくては無理」というイメージではなく、コンビニを普通に使ったり、Amazonで普通に買い物をしたり・・という、ごく現代的なデジタル人間にとっても田舎暮らしの方が絶対に面白い!・・・コレを伝えるのが自分の役目であると思っています。

date 2013.2.19
category news
tags
comments 2 comments | closed
RSS RSS 2.0

ムルティプラ

illustration ©ohtematic

ムルティプラ・・・昔、乗りたかった車です。文句なく可愛い〜!両生類の様な・・・。
ダッシュボードも有機的なカタチが積み重ねられており、楽しさ抜群。こういう車って、日本人の発想からは生まれづらいでしょうね・・・。

date 2013.2.19
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

だ、そうです。

illustration ©ohtematic

「飲酒」「暴走」→身の破滅 吹上町
よくよく観察してみると不思議な看板です。

date 2013.2.17
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

マルシェPandA最後の蔵出し展〜有り難うございました。

illustration ©ohtematic

2/8〜2/14、マルヤガーデンズで行われた「マルシェPandA最後の蔵出し展」にご来場頂いた皆様、どうも有り難うございました。会場にいた時間はごく僅かだったのですが、内容の濃いお話をすることが出来ました。SF映画をモチーフにしたイラストでしたが・・・一部の熱狂的な方以外には、なかなか伝わりづらかった様です。次回はどんなシリーズを描こうか・・・構想中です。PandAさんによる、こうしたカタチでの展覧会は今回が最後となる様ですが、また違ったスタイルでお会い出来ると思います。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

date 2013.2.17
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

久しぶりの恐竜公園・・・

illustration ©ohtematic

三連休の最終日(2/11)、恐竜公園に行ってきました〜。快晴でしたが、行楽客はまばら・・・最高のロケーションなのに勿体ないなあ〜。この頂上に、ポツンと気の利いた喫茶店でもあれば、随分と賑わうのではないかと思ってしまいます。或いは(以前にも書いたかも知れませんが)、USJ級のジュラシックパークが出来れば・・・。観光客が増えすぎても困るか・・・今の雰囲気が丁度いいのかな。

date 2013.2.9
category news
tags
comments 2 comments | closed
RSS RSS 2.0

本日よりマルシェPandA「最後の蔵出し展」

illustration ©ohtematic

本日よりマルヤガーデンズ1F/east gardenにて、マルシェPandA「最後の蔵出し展」が始まっています。
私、オーテマは、昨年末に蒲生のzenzaiにて行われた個展「オーテマティック・エス・エフ」の作品を再度展示・販売致します。見逃した方は是非この機会に・・・。また、希望者には作品の解説書をお渡ししておりますので、ご遠慮なくスタッフにお申し付けください。
以下は転載記事となります。よろしくお願い致します。
***
鹿児島に縁のある作家の作品がお手頃価格で購入できる“マルシェ・PANDA”の「蔵出し展」。
同オリジナルショッピングサイトのリニューアルに伴い、マルシェ・PANDAとしては「最後の蔵出し展」となります。
この機会に一点モノの作品を手にしてみませんか?一点モノだからバレンタインの贈り物にも最適です。

▼参加作家(敬称略、順不同)
藤浩志/大寺聡/山口伸次郎
ヤマグチアキコ/徳永直子/上國料正記
杉原木三/ごうはらかなこ/ 瀧聞さやか
syn-/あごぱん/田中ちひろ
浜地克徳/坂元ミツエ/宮崎愛子
Wonder Last Queen

date 2013.2.9
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

未来の建物・・・

illustration ©ohtematic

毎年毎年、規模が大きくなっているとの噂で・・・2月3日、初めて川辺二日市に出かけてきました。確かに。南九州の人が全員集合しているのではないかと思える様な人、人、人。そんな中、気になったこの建物!僕が描くイラストの世界では、未来風の街並に必ず登場するカタチなんですが、実際に佇んでいる姿を見たのは初めてじゃないかな。やはりカッコイイですね〜。

date 2013.2.5
category news
tags
comments 2 comments | closed
RSS RSS 2.0

等身大とは

illustration ©ohtematic

先日、何故終了制作展のコピーが「等身大」なのか・・・という記事を書いたところ、都心部にお住まいの賢人から「こういう事ではないのか」と電話がかかってきました。
要約すると、僕らの世代が「等身大」という表現を使う時、そこには派手に振る舞ったり肩肘を張ったりしている自分ではなく、素の自分、虚飾を剥がした自分、或いは、少な目に見積もった自分、などの意味がその殆どだが・・・・・
今の若い人達にとっての「等身大」という表現は「等身大の自分たちを認めてくれ」という切なる願いが込められているのではないか、という事だった。つまり、実力がまったく評価されていない、あるいはそういうステージが存在しないという事なのではないかと。
いろんな原因が考えられる。本当に上手い学生でも「解る人にだけ、すぐに伝わってしまうルート」が目前に見えるから、敢えて幅広い層に訴求していく必要性を感じづらいのではないか。僕は大衆性と客観性とデッサン力を軸にした指導をする様に心がけているけれども、果たしてどのように伝わっているのかな。

date 2013.2.5
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

桜島・錦江湾ジオパークを目指して

illustration ©ohtematic

レインボー桜島で開催された講演会「桜島・錦江湾ジオパークを目指して」に出かけてきました。天気も良く、ちょっとした旅行気分。150円で乗船して、かき揚げうどんを昼食にチュルルンと・・・やはりフェリーは素晴らしいです・・・。
いろんな地域おこし(という表現はいい加減イヤなんですが)の話を聴いてきましたが、歴史や文化、或いは人情?といった切り口が多かった様に思います。しかしこれからは「ジオ」なんだなあ・・・と興味津々で聴き入った次第。(やっぱり五教科をきちんと勉強しておいた方が良かったな。)既にジオパークが実現されている地域から二人の魅力的な女性が登壇され、先行事例が紹介されました。鹿児島市が持っているポテンシャルも非常に高く、これからジオジオ言い出す人が増えると思われます。こういうネタを地元に持ち帰って、自分に何が出来るのか、また、どれだけの方が反応してくれるのか・・・いろんな思いで帰路についたのでした・・・。