ミナミヤモリ。夜、明かりに集まってくる虫を食べようと窓に張り付いている様子は良く見かけるのですが、今回は蛾をくわえたまま地面を歩いている時に遭遇。獲物を手放したくないからか、動きが鈍く・・・いそいでマクロレンズを装着したカメラを取ってきて、パチリ。トカゲよりもソフトな印象なので、女性にも人気があるのではないでしょうか。瞳が可愛いですね。
Monthly: 2013年10月
ミナミヤモリ
車のエンブレム
小学校三年生の長男は、暇さえあれば図鑑を見たり絵を描いたりしている。次男が日産のロゴマークをカタログから切り取ったのがきっかけとなり、急に「車のマークを調べてくれ」と指令がくだる。イメージ検索ですぐに世界の自動車メーカーのエンブレムがズラッと出てきた。同じモノを二枚プリントアウトすると・・・長男と次男は、各々、早速模写を始める。次男は、おそらくお兄ちゃんの真似、というのが一番のモチベーションになっていると思う。最近の流れを見ていると、どうやら「カタログ文化そのもの」に興味を持っているというか、同じ様なものが沢山並べられた状態が好きな様だ。魚や昆虫なども、ズラッと並べて描いている。カテゴライズというのは全くもって男の趣味だなあと感じています・・・。先日、何気なく「月刊むし」というレアな雑誌を買ってみたのですが、ちょっと詳しくてついていけなかった。亜種まで把握する体力がないといいますか・・・興味の深さについて言うと、僕はどうしても一歩手前で留まってしまう傾向があります。果たして息子達はどうなるのか。
神之門養蜂場のひととき
先日行われた「山神の響炎」で、僕が代表を務める「動く永吉」のブースで知り合った神之門さんの養蜂場を初めて訪ねました。うちから車で3-4分の距離。こんな場所があったんだ、と感動〜!養蜂場なだけに、ハチがワンサカ飛んでいるのですが、刺される心配はまずないとのこと・・・。この日は、「手打ちそばみなみ」の南博久さん(ムサビの先輩)がそば打ち体験をするというので、二十名以上が集まっていました。随分前から準備をされていたと思われ、イノシシ鍋やら、いろんな郷土料理が出てきまして・・・。キュウリにつけるディップも、蜂蜜入りでした。庭に茂っているウチワサボテンの実を食べたり、貴重なひとときでした。
田舎暮らしを続けていると、たまに、こんなスペシャルな日があります。都会の人だったらこのイベントに3000円は出すだろうな〜。ただ食いをしてしまったので、どのようにしてお礼をすればいいのか迷っています。
「動く永吉」の活動
僕が暮らす吹上町永吉の商店街。かつては通り会が3つもあったと言われていますが、今は人口減や高齢化でお店は数える程。そんな中、空き店舗が老朽化して瓦屋根が道路に落下する危険性が出てきました。この建物を所有する方と何度か話し合いを続けているうちに、取り壊す動きが出てきました。建物自体が、もうひとつの空き家と繋がっていて・・・その空き家の所有者が別の方・・・などと様々な問題もあります。どうすればより良い方向で問題が解決出来るのか。今回は、所有している方が非常に優しい方で、円満に話し合いが進んでいます。また、地元を離れて空き家をそのままにしていた事(物置として使っていたこと)を随分と後悔されている様でした。こういうケースは沢山あると思います。日置市だけでも空き家は2000個以上あると言われていますから、新規に公営の住宅を建設するよりも、空き家の問題一件一件を丁寧に解決していく方が正しいのではないかと感じます。予算的にも。
もし、田舎にそのような空き家をお持ちで、現在違った場所で暮らしている方々には、とにかくメンテナンスをきちんとして頂きたいと思います。出来れば、若い人達が気軽に借りられる状態にして欲しいんです。おそらく資産価値のある地域では、こうした住居を不動産業者が買い上げたりするケースもあるのでしょうが、それが期待出来る状況ではありません。
また、こういう法律が出来ればいいとも思っています。「10年以上の空き物件は自動的に地域ものとなる。」とにかく、所有者がいる限り、例え荒れ地になってしまっても手が付けられません。実際には危ないので、見るに見かねた地域の方々が手を入れてしまうんですけれども・・・。
庭の芸術作品
「タワシ」を庭に放置しておいたら、こんな姿になっていました〜!タワシの気持ちを代弁すると「こんな所に置いていくなよ〜」だと思います。僕も、家族も、みんなが忘れていたのに・・・子供が偶然発見した。でも結果として、何でしょうかコレは?藻か苔の一種に気に入られて、ガーデンデザイナーもビックリの姿に。こういう状態で商品にしても売れるかも知れませんね〜。自然にはいつも驚かされます。
Adobe Creative Cloud
illustratorというソフトは1993年から使っているから、もう21年目〜!時間の流れは速い。この当時の話は、昨日のことの様に語れるけど・・・全部昔ばなしですね。
今回、アップルが新OS・Mavericksをリリースしたことに伴って、Illustrator、Photoshop、AfterEffectsをCreative Cloud版にしてみました。これが起動画面です。何やら放射状にビョ〜ンと飛び出してますねえ。(Mavericksの背景は「もう波を見たくない」人は沢山いるだろうから変えようと思っています。)
Illustratorは、僕の生活を支えていると言っても過言ではないソフト。新しいヴァージョンが出る度に使っていますが、僕が使うツールというのはごく一部。なのですが・・・「新機能でアッ!これコレ!」と思わせるものが必ず一つは入っているので、チェックする様に心がけています。この歳になると、何もかも更新するのが面倒になってきますし、若者のセンスも解らなくなりつつあるのですが、新しいソフトを使うことは老化を防ぐのではないかと思います。
重い・軽いのイメージ
タラデザイン専門学校で、イラストレーションの授業を週に一回受け持っています。今回の課題は「重い+軽い」。学生達には「デザイン的な解釈で取り組むこと」や「気持ちが重い・軽いという心情的・抽象的なものは避けること」という条件を出しておいた。しかし蓋を開けてみると、殆どの学生が「天秤」や「体重計」を描いてきた。う〜ん、正直、困った。こういう課題は、こちらが指導しなくとも「そういうモチーフは敢えて避ける」という入り口に立たなくてはいけない筈だ。天秤や体重計を知らない人でも「重い、軽いが描かれている」のだと、そのイラストを観た瞬間に感じ取れる様な作品でないと。これは、アメリカをテーマにした時、アメリカの国旗を描いてしまう様なもの。見る側の知識に頼りすぎてはいけない。音楽の課題が出たときは、音符は避けて欲しい。ビジュアルコミュニケーションの仕事に就くのだから、もっと幅広い引き出しがないと、おそらく社会では通用しないだろう。イラストレーションの目的、デザインの目的を、もっともっと体験させて、無意識のレベルにまで浸透させていくことが必要なのかも。これは学校全体で取り組まないといけない。
cityscape
何かのために描いたもの・・・忘れてしまいました。不採用。「流れる様な空間を描きたい」というのは随分長い間テーマになっています。
AMAZON-TROPICAL NATURE- 山口大志写真展
既に会期終了となっていますが、夏休みに佐賀県立宇宙科学館で山口大志さんの写真展を観てきました。山口さんとは不思議な縁があって、もう一昨年の事になってしまいますが、情報誌「はれ予報」というフリーペーパーの取材を受けた際に、カメラマンとして僕や住宅を撮影していただいた事があります。過去の記事。その時は、存じ上げなかったのですが、衛星はやぶさ帰還のタイミングを捉えた写真家として脚光を浴びている方。勿論、偶然撮影された訳ではなく、それまでに積んだ経験の質がハンパありません。今回もトークショーが行われましたが、出てくるエピソードがどこれもこれもスゴかった・・・。「三脚についた自分の指紋の油を吸いに蝶が集まってくる」とか!アマゾンってそんな所らしいです。とにかく、過酷な環境下に身を置きながらの撮影が得意・・・トランク4つを抱えてアマゾンへ・・・普通は無理です。写真として鑑賞する、という以前に、もう、写っているものがスゴイので、ひたすら驚くしかないと・・・そんな展覧会でした。山口さんは自然に対しての知識が豊富で、植物、昆虫、動物、何でも詳しい・・・。憧れるけど、作品に向かう姿勢は絶対に真似出来ない・・・そんな方です。
武蔵野美術大学校友会福岡支部 2013年支部展
「武蔵野美術大学校友会福岡支部 2013年支部展」に行ってきました。福岡の方々には、先日、鹿児島での「む展」にも参加していただきましたので、今度はこちらが観に行く番、でした。
所変われど、ムサビ感に鹿児島と共通するものがありました。それぞれ、個性はあるけれど会場の雰囲気が何となく似ているんです。不思議・・・。
写真右下は「本日、作家が来場しています。創作秘話聞いてみませんか?」というプレートです。鹿児島でも導入したいシステムですね〜
これを機に九州中の支部交流が深まることに期待〜!