Monthly: 2010年12月

date 2010.12.31
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さようなら2010年

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今年も一年間、オーテマティック・コムにアクセスして頂き有り難うございました。
お陰様であっという間の充実した一年となりました。
今年は、ホワイトギャラリーでの個展(それにシンクロした本サイトのリニューアル)、市立美術館での「む展」、U1SPACEでの個展と「クリスマス展」(本日15時まで)がありましたし、家族の出来事としては第三子が誕生するなど、目まぐるしく過ぎていきました。
また、twitterブレイクとともに、このサイトへ対するコメントがtwitter上で展開されるという流れも目立ちました。その影響なのか、本ブログの更新頻度が下がった事は素直に反省すべき点でもあります。今ひとつ、使い分けが器用に出来ていません。
来年は九州新幹線の全線開通によるイベントが目白押しになる模様で、既に幾つかの関連プロジェクトに関わっています。イラストレーターとして何が出来るか?これからも自分なりに考えていこうと思っています。
どうぞ、良いお年をお迎え下さい。来年もどうぞよろしくお願い致します。
大晦日の鹿児島は雪景色になりました!

date 2010.12.30
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サンシャイン吹上

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好評分譲中。日置市吹上町では最も便利な場所。空港や鹿児島市内へ行くバス停もありますし、大きな病院、スーパー、学校、図書館も至近距離です。

date 2010.12.30
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年末ですなあ

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毎年毎年、加速度を増して一年が過ぎます。もう年末・・・。フリーの立場だと「締め切りがぼんやりしている仕事」を引き受ける事があります。この様なケースは、打ち合わせの段階でこちらが明確にスケジュールを立てないといけないんですが、未だに経験不足。そんな訳で、29日に慌てて二枚の絵を描き上げて(一枚は、夏から加筆修正しているもの、もう一枚は、受注の記憶すら定かでないもの)納品してきました。その他にも何件かあるんですが、これは年をまたぐことになります。お話を頂いた皆さま、申し訳ございません。こんな仕事の仕方ですので、盆正月や連休、土日を「休み」としてなかなか捉えることが出来ません。休みの管理がきちんと出来ているイラストレーターっているのだろうか?
年末年始も、急ぎの仕事があったら対応出来ますよ〜。

date 2010.12.29
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Coyoteに「サトッサン」登場。

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MAGAZINE FOR NEW TRAVELERS、雑誌「Coyote」の最新号(No.46)の113頁から16ページにわたって鹿児島特集が組まれています。その中で「サトッサンの日常」というタイトルで、私、マティックが紹介されています。「サトッサン」とは?こちらに越してきたときに、いきなり地元の方々から「サトッサン」と呼ばれたんです。「聡さん」の鹿児島弁ですね。この集落では、他界した祖父や父が生活していた頃の記憶が住民の間でまだ色濃く残っており、名前で呼ぶ方が自然だという事なんですね(僕は友人、知人からも名字で呼ばれることがほぼ100%)。記憶をないがしろにする事がクールとされる様な社会において、このような状態は大変貴重と言えます。家紋って、今でも存在しているけど、昔の人は家や家族を繋いでいくことにもっと責任や誇りがあったんだと思います。こうした最小単位の行いが崩れたので、日本も崩れかけている。鹿児島に住んでいると、集落の方から今回の例にある様な、本来当たり前だった事を感じ取ることが出来ます。今回の「Coyote」の記事は、そうした話を違う角度から「ぼくの鹿児島案内」(関連動画1.2.)の著者である岡本仁さんが描写してくださいました。何と「Coyote」は今号をもって休刊となるそう。ホンマタカシさんのポートレイト写真特集もかなり読み応えがありました。是非、お手元に一冊どうぞ。

date 2010.12.28
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指宿ネタの続きと、文化のノイズ

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先日お伝えした指宿駅前の商店街を海側に歩いて行くと、写真のユースホステルが見えてきます。どうやら使われていないらしいのですが、実に勿体ない物件。既に廃墟マニアの間では有名なのかも知れませんが、どうにか有効活用する方法はないものか。今回、ショートトリップに同行した方と指宿の方、それぞれに聞いた話ですが、観光客を鹿児島市内の中心部にとられているという問題が浮上してきているらしいですね。昔は、指宿や桜島で1〜2泊していたのに、現在では滞在時間が短く、市内中心部のリーズナブルなホテルにトンボ帰りしてしまうと・・・。小さな街に泊まるという未知の体験や想像力よりも、全国共通の安心感が上回ってしまったのではないか?チェーン店には間違いがないという価値観なのか、観光もコンビニ化してきたという印象。
話は変わって、先日行われたとある忘年会の席で、鹿児島の映画事情について話をする機会があった。シネコン中心の配給形態は、僕が中高生の頃、映画を楽しんでいた価値とは全く違うという話。お金がないから、二本立て、三本立てを観に行く。目当ての一本とはあまり関係のない他の作品の印象が強く残る場合が数多くあった。怪しい、キタナイ劇場と、偶然出会ってしまう映画。前菜であるべきだったものがメインディッシュになるというアクシデント。これが昔の映画の良さであったとも言える。youtubeでも関連動画が出てくるけど、本来自分に興味のない映画を強制的に二時間見続ける体験とは違う。旅行にしても映画にしても、無菌状態の楽しみ方、ノイズを排除する傾向が目立ってきている様な気がします・・・。

date 2010.12.28
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イカル

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先日お伝えした「オーテマウンテン野鳥の会」(会員1名)。今日は雨模様の中、イカルがやってきました。毎年、つがいで来訪してくれるんですが、今年は大きな木を何本か切り倒してしまったので来ないかな〜と思っていました。
少々大きめの顔に愛嬌がありますし、配色もオシャレです。イカル・・・野鳥愛好家以外にもファンが多いのか、画像検索でも結構ヒットしますね。

date 2010.12.25
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指宿駅前。

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鹿児島中央駅から「なのはなDX」に乗って指宿にショート・トリップしてきました。といっても目的の半分は仕事・・・。指宿線は、新幹線の全線開業に併せて「玉手箱」という列車が誕生します。浦島太郎にまつわる「竜宮伝説」が数多く残っていることから、こうしたネーミングになったそう。駅周辺も新しい時代を迎えるにあたって様々な準備が進んでいる様です。僕も先日紹介したポスターの仕事をさせて頂きましたが、その延長で更に何かが出来そうな予感がしています。今回、駅前の商店街から海まで(意外に近い!)を散策しましたが、車で訪れた時には気がつかなかった魅力で溢れていました。基本的にはいわゆるシャッター商店街で、賑わいとはかけ離れています。だけど、この状況を新幹線の開業に併せて「とってつけたような」賑やかさで演出しても仕方がないと思うんです。このままでいいんじゃないか、というのが僕の結論です。例えば写真は指宿駅前にある鹿児島交通の営業所の側面なのですが、実に風情のある建物。指宿に暮らす人の生活感がにじみ出ています。とにかく、こういう「ちょっとした風景」を壊してはいけないと思うんです。都会的に、綺麗にしようとすると、鹿児島中央駅の様になってしまう。あの駅前が好きっていう人はいるのかな?観光客が期待しているものは、もしかすると地元の人が排除したいと思っているものかも知れないんですよね。「これは残しましょう」という何気ないポイントを、今のうちに厳しい目でチェックしておく必要があると思います。

date 2010.12.23
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森敏明個展@PUERTO

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学生時代からお世話になっている装丁家・森敏明さんの写真展「BLUE LIGHT YOKOHAMA」に出かけてきました。場所は三軒茶屋から徒歩15分ほど、世田谷の住宅街にあるスペイン料理の南欧食堂「PUERTO」。わざわざ森さんにも駆けつけていただき、作品を鑑賞しながらのランチとなりました。森さんは仕事の合間に写真を撮り続けていて、海外でも精力的に作品を発表しています。これまではモノクロ作品が中心だったと記憶していますが、今回のシリーズは複数の写真とグラフィックを構成した作品で、感性が若返った印象。インクジェットによる出力という事でしたが、紙に深く浸透している様な独特の色幅があり、思わず近づいて観察してしまいました(老眼なのでそれなりの距離をとりつつ)。影響を受けた文化の背景(バロウズやケルアックなど)の話も弾み、森さんの静かながら留まることのない創作意欲の源が見えた気がしました。PUERTOから中目黒にある森さんの事務所に場所を移してからも随分と話し込んでしまいまして・・・久しぶりに都会の空気を味わってきました。森さんの写真展は25日まで。

date 2010.12.23
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浦和ユナイテッドシネマIMAXデジタル・シアターでトロン・レガシーを観る!

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1982年に公開された映画「トロン」の続編「トロン・レガシー」が目出度く公開となり、11月19日にオープンしたばかりの浦和ユナイテッドシネマ・IMAXデジタル・シアターにて鑑賞してきました。野鳥の次はトロンですよ・・・。公開初日、平日9時30分からの上映だったので、浦和とは言え観客はそんなに多くなかったですね。82年版は、CGの黎明期、まだパソコンが普及する10年も前に作られた映画というだけあって、デジタルという概念自体を視覚化した初めての試みだったと言えます。当時はその全てが素材として新しかったし、シド・ミードやメビウスが手がけたデザインも秀逸で思い入れが深かったんですね。そして現在・・・CGの表現はもう飽きたとか、もう観たくないという風潮の中で、満を持して本家が「これでどうだ!」と言わんばかりの世界観を再構築して帰ってきたという訳です。もともとがデジタルワールドなのでCGとの相性は抜群、全編通して破綻がなかった。この手の映画が好きな人には超オススメです!このシアター、劇場を出ても「トロン風味」で包まれている未来的な作りでした。

date 2010.12.23
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オーテマウンテン野鳥の会

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実に野鳥が楽しい季節!僕は勝手に「鳥達(あるいは動物たち)が僕の仕事の様子を観察しにきてる」という解釈で窓の外を眺めています・・・。ひ、暇な訳ではないんですが、たかだか200mmの望遠レンズでこれだけの写真が撮れるんですから、恵まれた環境ですよね。枯れているかと思われる樹木も春の準備を着々と進めている様子も楽しい。結局は花鳥風月なのか!と歳を重ねた自分も実感〜。