Monthly: 2010年7月

date 2010.7.27
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集めて楽しいもの

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マルヤガーデンズの月刊ガイド。オープン以来ずっと作業机の上に置いてあります。次はどんな色なんだろうという、単純な楽しみ・・・バックグラウンドの模様は、何気なく毎回違う!
過去にはこんなものも集めていた(集まってしまった)事がありました。最近、見かけないな〜

date 2010.7.23
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ルーカスフィルムとスタジオジブリとピクサー

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先日、フレスポジャングルパークの屋上に駐車して、階段で下のフロアーへ降りていくとき、何気なく、無茶苦茶横長のポスターが目に飛び込んできた。「借りぐらしのアリエッティ」というジブリの新作。ただ、庭が描かれているんだけなんだけど、素晴らしい。小さな葉の手前から奥。明るい中の「明るい・暗い」。暗い中の「明るい・暗い」。大きな空間。適切に表現されている。何よりも、絵として自然。絵に携わる全ての人への挑戦状の様だった。単なる背景画として通り過ぎる人もいるのかも知れないが、自分には「おまえは真面目に絵を描いているか?」という物凄い気の様なもの、それだけが伝わってくる。僕の絵は「描き過ぎで鑑賞者の想像力を奪う」と言われた事もあるんですが、どう考えても、絶対に描き込んだ絵の方が好きだ。トゥーマッチの方がイイ。サラサラ〜っと、オシャレには出来ない。自分が影響を受けてきた映画や絵画は、細かいものが多い。先日から伝えているスター・ウォーズの世界観も、小さな部分にまで手抜きがない。ピクサーの「トイ・ストーリー3」も先日鑑賞してきたが、涙が止まらなかった。全ては、細密描写あっての感動だと思っている。

date 2010.7.22
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今日はいよいよ最終章「エピソード6 / ジェダイの帰還」です。

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連日お伝えしている6夜連続で映画「スター・ウォーズ」シリーズ全作放送!の件。今日はいよいよシリーズ最終章「ジェダイの帰還」です。公開当時、僕は高校二年生。スター・ウォーズの公式ファンクラブに入っていた関係で(偉そうに言えた事ではないんですが)、先行上映で観ることが出来ました(先行上映という風習はこれがきっかけとなっていると思われます)。それまで一切の情報を遮断して劇場に向かったのですが、舞台挨拶に何故かあの手塚治虫氏が登場!あろうことかラストシーンを喋ってしまったのでした!これは、かなりのショックでしたね・・・。先生、頼みますよ!
「帝国の逆襲」に比べると、(小さな猿人)イウォーク族の登場により、かなり内容がファンタジー寄りになっています。「小さな猿」に対するルーカスの異様なコダワリは「エピソード4」時のキネマ旬報のインタビューでも明らかになっており、何とその精神は2008年の「インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国」にまで受け継がれています。この映画で小猿が登場したときには「ああ、このオッサン変わってないなあ」と本気で泣きましたよ・・・。結局、小猿なんです。「ジェダイの帰還」には(恥ずかしくて)目を背けたくなるシーンも数多く登場しますが、イイ映画です。そんなイウォーク族の存在を無視して、主人公ルークの行動だけに集中して観ると、本当にイイ映画なんですよ・・・。今晩もよろしくお願いいたします。

date 2010.7.21
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今日はいよいよ「帝国の逆襲」です

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連日お伝えしている6夜連続で映画「スター・ウォーズ」シリーズ全作放送!の件。今日はいよいよシリーズ最高傑作と呼び声の高い「エピソード5 / 帝国の逆襲」です。公開当時僕は中学二年。やはり父に連れられて今はなき「テアトル東京」で鑑賞。シネラマのスクリーンは、客席と緩やかなカーブを描いて、床続きになっていました。こういう迫力は今のシネコンでは表現出来ないかも知れません。この時に観たスノーウォーカー(帝国軍の四足歩行の戦車)が、人生最大の大きさだと思います。記憶では「ほぼ、実物大」ということになっています。舞台は雪の惑星、小惑星帯、雲の惑星、沼の惑星と目まぐるしく変わり、世界観もグ〜ンと広がった。結局、問題山積のままエンディングを迎えるというストーリーも含め、それまでのSFとはかけ離れた境地を獲得した二作目。かなりダークな雰囲気とロマンスが盛り込まれた事によって、元祖SFオタク系から一般女性の気持ちまでを的確につかみ取る事に成功しました。ルーカスはこの次の年に、スピルバーグと組んで「レイダース / 失われた聖櫃」を公開することになります。そんな訳で、この「帝国の逆襲」は、まさに彼が最も輝いていた時代の最高傑作と言えるでしょう(監督から製作総指揮に回っていますが)。こういう時代に思春期を過ごすことが出来たというのは、今考えても奇跡的な事だったのだと感謝しているんです。
***
今回放映される旧三部作(エピソード4〜6)は、オリジナル劇場版ではなく1997年に公開された特別編に、更に手が加えられた内容のものです。ですので、中学の時の記憶とズレる場所もチラホラとあるんです。

date 2010.7.20
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本日は「エピソード4」です。

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連日お伝えしている6夜連続で映画「スター・ウォーズ」シリーズ全作放送!の件。今日放映されるのは、その原点(劇場版第一作)「エピソード4 / 新たなる希望」です。当時小学生だった僕はこの映画を観て人生が変わった。何に驚いたかというと、全てなんですが・・・これ以前のSFとはリアリティが違うんですよね。主人公達の乗り物や妙に汚れていたり、無音が定番だった宇宙空間のシーンに大音響が響き渡ったり。当時、そうした演出があまりにも斬新すぎて、ピュアの小学生には意味が解らなかった記憶があります。しかしルーカスはトレンドを狙っている訳ではなく、過去の感覚を非常に大切にしています。場面が変わる際のワイプ表現も、1977年当時、既に古くさい演出でした。また、スラングや流行り言葉を絶対に使わなかったり・・・。冒頭の「遠い昔・・・」という表現で解る様に、全て過去の出来事なんです。SFと呼ばれることも多いけれど、未来の表現ではない(主人公達はもういない)。そういった何とも言えない「もの悲しさ」に包まれている点も、このシリーズを不朽のものとするポイントだと思います。

date 2010.7.19
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本日は「エピソード3」&「ファンボーイズ」です。

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連日お伝えしている映画「スター・ウォーズ」シリーズ全作放送!の件ですが、今回は記憶に新しい2005年製作の「エピソード3/シスの復讐」です。この映画については、本ブログが始まってからの公開だったので、記事が二つほどアップされています(1)(2)。冒頭の気合いの入った宇宙戦争のシーンから、ダース・ベイダー誕生の秘密が明かされる後半まで、たたみかけるようにジョージ・ルーカスの情熱が注ぎ込まれています。敢えてこれ以上は語らないことにします。
また、ルーカスの工房に潜入するスター・ウォーズファンを描いた「ファンボーイズ」も今晩放映です。最近、twitter上で公式にフォローしたり、されたりして自分の中では「もうテレビで観られるの?」という気持ちです。こちらは、まだ観ていませんが「親指ウォーズ」並みに楽しめる一作ではないかと期待しています。

date 2010.7.18
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今日はエピソード2です。

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昨日お伝えした『6夜連続で映画「スター・ウォーズ」シリーズ全作放送!』の件ですが、今日は「エピソード2/クローンの攻撃」と、劇場版アニメ「クローン・ウォーズ」が放映されます。この「エピソード2」はデジタル上映版に限り、一部編集が違うというウワサを聞きつけて、当時、九州では1館のみ(だったと思う)の劇場を探し求めて、大分まで観に行きました。6時間以上かかったかな〜。想像以上に話が進まなかった脳天気なエピソード1の反省からか、渋いシーンが幾つもあります。中でも暴風雨の中での、ジャンゴ・フェットとオビ・ワン・ケノービの一騎打ちなどは好きなシーンです。愛機スレーブ1(写真)に乗り込む時に、ジャンゴが頭をぶつけるのですが、これは「エピソード4」に繋がる憎いサービスだったり。そんな小ネタは実際のところどうでも良く、サイズミック・チャージの「ビヨ〜〜ン」という音などはサラウンドで体感すると背筋がゾクっとしますね。これも小ネタか〜。賛否両論がつきまとう新三部作ですが、究極のインディペンデント映画という意味で、お馬鹿なハリウッド超大作とは一線を画す「哲学」が詰まっています。劇場版アニメ「クローン・ウォーズ」を観ると、明日の「シスの復讐」が更に楽しめます。ひとつ、よろしくお願いいたします。

date 2010.7.17
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本日より6夜連続で映画「スター・ウォーズ」シリーズ全作放送!

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本日より6夜連続で映画「スター・ウォーズ」シリーズ全作放送!です!この映画について語ると、ブログの記事にすると100ネタあっても足りませんので、手短に。僕の世代の殆どのクリエイターは、この映画に少なからず触発されてきました。僕が小学校6年の1978年の夏、第一作(エピソード4)が公開され、父に連れられて観に行きました。カルチャーショック、という言葉を当時は知らなかったと思うのですが、何かが体を突き抜けたんです。次の日から、それまで「宇宙戦艦ヤマト」などを観ていた自分の置かれている状況がもどかしくなり、クラスの友達と「スター・ウォーズ」の紙芝居を作り始めました。当時の小学生にとっては、感動の気持ちを乗せるメディアがまだそれくらいしかなかった。100枚以上に及ぶ紙芝居を完成させ、小学校の「お別れ会」で披露したんです。結局、僕たちの紙芝居のおかげでお別れ会の大半の時間が消費されてしまったんですが・・・今考えると「モノを作って人前で発表する」という楽しさや喜びは、あの夏に強く感じ始めたと思うんです。誕生日に買ってもらったサントラを寝る前に何度も何度も聴いて、LP二枚組をソラで歌えるようになったり。CGIを使った映画が氾濫する今では、この時の感覚を説明するのは非常に難しいんですが、今でも、当時「スター・ウォーズ」がもたらした影響下にない映画は殆どないと言っていいでしょう。今回は時系列順の放映となるので、まだこの世界を知らない人にとっては、またとないチャンスですね。まだブルーレイのソフトが出ていないので、今回のハイビジョン放送は最高画質で記録しておく価値が充分にあります!BSハイビジョンが映らないご家庭は、今からアンテナの取り付け、そしてブルーレイディスクレコーダーを購入して、夜の放映に備えるべきです!(写真は今夜放送のエピソード1に登場するオピー・シー・キラー。出番は1分ほどだと思います!)

date 2010.7.15
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未来の天文館

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2010年元旦に南日本新聞に掲載されたイラスト。天文館の近未来がテーマ。この程度の緑化〜トランジットモール化は「その気になれば」すぐに実現可能な筈。日本一の街になれるチャンスなのに、何故動かないのだろうか。様々な利害関係や反対勢力がある事は容易に想像出来るが、この街が実現されれば、損をする人などいないのでは?

date 2010.7.14
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鹿児島中のヒオウギ貝がオーテマハウスに集まる

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今週の土曜日(7月17日)から8月31日まで、夏休み恒例の「桜島納涼観光船」が運航されます(8/13~8/15は運休日)。乗船が18時30分から、帰港が21時というスケジュール。錦江湾をクルーズしながら打ち上げ花火を観たり、船内で食事やライブを楽しんだり・・・という盛りだくさんの内容。そんな中、私オーテマも写真の「ヒオウギ貝」を使ったイベントをすることになりました。当初、「子供に塗り絵をさせる」という趣旨を聞かされたのですが、貼り絵を提案。無理を言ってKTS開発さんと長島町の協力でヒオウギ貝を大量に手に入れることが出来ました。この貝を使って行われた造形美術展の様子が目に焼き付いていて、どうしても素材として取り入れたかったんです。何よりも夏休みっぽいですし!先ほど無事に入稿を済ませたのですが、色とりどりのヒオウギ貝を、オーテマが描いたラインに沿ってペタペタと貼り付けていくという企画。900mm×1800mmの巨大な絵が2枚仕上がります。今年は鹿児島市とナポリ市の姉妹都市盟約50周年、という事もあり、KAGOSHIMAとNAPOLIという文字もデザインに入れ込んであります。仕上がった作品は、一枚は鹿児島市へ、もう一枚はナポリ市へと寄贈されます。毎日、桜島フェリーに乗船する訳ではないのですが、期間中何度か現地視察をしようと考えています。まだ、夏休みの予定が立っていない皆さん、是非一度乗船して、このイベントに参加して下さい〜!乗船券は大人1000円、子供500円となっていますが、7月16日までは10%OFFの前売り券が発売されています。どうぞよろしくお願いいたします。