
僕はいわゆる無党派層ですが、今回は本当に残念な結果だったと言わざるを得ない。たかだか8ヶ月前、国民の多くが民主党を選択して「自分たちで何かを変えられるのではないか」とワクワクした気持ちになった。自民党政権が続いた結果の今の世の中だから、50年かけて民主党を育てる、そんなムードもあったと思う。しかしその後がまずかった。何故検察は小沢氏と鳩山氏をあのタイミングで捜査したんだろうか。ああいう種類の正義感よりも、民意の勢いを優先して欲しかった。二人の失速を煽るマスコミ。ここでも国民は二人を応援するべきではなかったのか。政治献金と母親からの小遣い。そんなに重要だったのだろうか。普天間問題もあったけれど。また、今回の選挙はワールドカップや大相撲の賭博の問題にかき消されていた。スポーツや芸能情報が、国民の反乱を防ぐため、国民から真実を隠すための道具として機能している。情報量のバランスが悪い。無理だろうけど、選挙のひと月前くらいから、スポーツと芸能情報は流さなくてもいい。「直近の民意の結果」と言われているが、ワールドカップ決勝後の、寝ぼけマナコの民意でしかない。政治家の方も逆にびっくりしているんじゃないか。こんな些細な事で形勢は変わるんだと。MTV登場以降、人類は3分以上の映像に耐えられなくなったと言われていますが、日本の首相の顔は1年もたない。国際社会では相当ナメられていると思う。もう少し我慢して政治を見ることは出来ないのだろうか。最も罪深いのは投票に行かなかった人たちですけど。

















