26日に公開された「ブレードランナー2049」。暇ではないのですが、仕事の合間を縫って・・・27日と31日、吹替版と字幕版で二回鑑賞しました。僕の世代のおじさんたちがキャッキャキャッキャと、様々なメディアで騒いでいますね。なんでそんなに嬉しいのか、若い人には全く解らないようです。
35年前の映画の続編ですから、その当時に何が凄かったのかを説明するのは難しい。本ブログのブレードランナーにまつわる過去記事はこちら(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)。
自分にとっては、スター・ウォーズは夢を拡張するもの、ブレードランナーは現実を延長するもの、そんな役割として、人生の基軸に君臨しているんです。ブレードランナーの世界も、1作目の2019年から30年経過〜2049年になるとこうなっているのかと実感できました。その未来感は2017年の今だから、ものすごく納得出来るんです。そして僕自身の現実も、1982年からの35年で、そういう重みを持って変わった・・・それがブレードランナーを通して客観的に解ったのでした。
また、観ます!
Monthly: 2017年10月
ブレードランナー2049ネタバレなし
MESSAGE2017 南九州の現代作家たち@都城市立美術館
宮崎からの帰り道、西都城で下車して都城市立美術館へ。この場所、何度か訪れたことがあるのですが、志の高い展覧会が目立ちます。権威主義的でないというか、新鮮な視線を感じることが出来るんです。
今回観た展覧会は、10年に一度の企画展。知り合いも何名か参加していました。恐る恐る会場に入ってみて、そのまま「気まずい状態で」退出する展覧会って、誰にでも経験したことがあると思います。
この展覧会は全く逆で「もう一度必ず見に来よう」と思わせる何かがありました。
撮影自由、と書かれてあったので何枚かパチリパチリと記録しましたが、敢えてここでは公開しないでおきますね。
気になる看板
ようやく至近距離での撮影に成功〜。
この看板、ずっと気になっていたんです。いつもは運転中に、あっという間に通り過ぎてしまうのですが、今回は鉄道の旅だったので、西都城駅から目的地「都城市立美術館」に行く間に出会うことが出来たのです。
原耕
下村貢さんの展覧会を観に、坊津歴史資料センター「輝津館(きしんかん)」に出かけてきました。
坊津に行くのは遠いなあ〜思い込んでいたんですが、ナビ通りに車を走らせると、自宅から丁度1時間でした。知らない道・・・もしかすると新しく出来たのかも。鹿児島市内中心部に行くのと、時間的には変わりませんね。都市部に向かうよりも南下する方がワクワクするのは何故でしょうか。
常設展も見ごたえのあるものでした。この日は生憎の天気でしたが眺望も素晴らしい。坊津や秋目は、南薩で最も好きな地域です。
輝津館から浜までは100メートル、と書いてありました。海水浴が出来るのかどうか、今回は敢えて確認せず。来年の夏は家族で訪れたい場所です。
そして、気になったのがこの銅像。なんだか可愛らしい人物ですね「原耕(はら こう)〜南方漁場開発の先駆者」と書かれてありました。
この地域は日本の三大貿易港としての役割を果たしていた時期もあるそうです。坊津という地名が物語っているように、お坊さんもこの場所から日本に入ってきました。これから未来に向けて、かつて薩摩藩がそうであったように、海洋国家としての立場をより明確にすることが、最大級に効果的な地域おこしになると思っています。
(下村さんの作品の素晴らしさはここで説明するまでもないので割愛させていただきました)
ジェダイの哲学
12月にエピソード8の公開を控え、こんな書籍が登場。
スター・ウォーズの魅力を一から伝えるのは本当に難しいのですが、作品の抱える宗教的な内容や哲学的な思想が、SFファンに限らず、普段は全く違う現場で仕事をしている様々なファン層の心を掴んでいると言えます。小学生の頃の自分に立ち戻ると、何故「反乱軍」という呼び名が正義の味方なのかわからなかった。それまでは、仮面ライダーなどのヒーローものの構図だけで頭がいっぱいだったから。
自分はどうやって生きればいいのか?この表紙の帯に書かれている通り、手放すことを教えてくれたのはスター・ウォーズでしたね。とにかく、長くなりそうなのでまとめますが「ヨーダの発言やジェダイ騎士の行動を細かく読み解きつつ、人生相談に答えてくれる指南書」と言えます。これから人生を切り開いていく、思春期の少年に読んでもらいたい。