Monthly: 2017年10月

date 2017.10.31
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ブレードランナー2049ネタバレなし

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26日に公開された「ブレードランナー2049」。暇ではないのですが、仕事の合間を縫って・・・27日と31日、吹替版と字幕版で二回鑑賞しました。僕の世代のおじさんたちがキャッキャキャッキャと、様々なメディアで騒いでいますね。なんでそんなに嬉しいのか、若い人には全く解らないようです。
35年前の映画の続編ですから、その当時に何が凄かったのかを説明するのは難しい。本ブログのブレードランナーにまつわる過去記事はこちら(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)
自分にとっては、スター・ウォーズは夢を拡張するもの、ブレードランナーは現実を延長するもの、そんな役割として、人生の基軸に君臨しているんです。ブレードランナーの世界も、1作目の2019年から30年経過〜2049年になるとこうなっているのかと実感できました。その未来感は2017年の今だから、ものすごく納得出来るんです。そして僕自身の現実も、1982年からの35年で、そういう重みを持って変わった・・・それがブレードランナーを通して客観的に解ったのでした。
また、観ます!

date 2017.10.31
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都城市民会館

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久しぶりに近づいて観察してみました。
一時期、解体されてしまうという話も持ち上がっていた記憶がありますが、現在は「施設内への立ち入りを禁止します」という南九州大学の看板が立っています。大学が付いているだけ幸運と言えるでしょう。鹿児島でも価値のある建物が経済的な理由でどんどん壊されていますからね。
今、日本が本当に好景気なら、こうした貴重な建物はいち早く補修されて使い続けられると思います。とにかく、美術や建築に対する興味が薄れている気がします。日本全体、気持ちに余裕がない。
建物すべてが生きている様なんですが、細部を見ていると、更に、今にも動き出しそうに感じられます。

date 2017.10.31
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MESSAGE2017 南九州の現代作家たち@都城市立美術館

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宮崎からの帰り道、西都城で下車して都城市立美術館へ。この場所、何度か訪れたことがあるのですが、志の高い展覧会が目立ちます。権威主義的でないというか、新鮮な視線を感じることが出来るんです。
今回観た展覧会は、10年に一度の企画展。知り合いも何名か参加していました。恐る恐る会場に入ってみて、そのまま「気まずい状態で」退出する展覧会って、誰にでも経験したことがあると思います。
この展覧会は全く逆で「もう一度必ず見に来よう」と思わせる何かがありました。
撮影自由、と書かれてあったので何枚かパチリパチリと記録しましたが、敢えてここでは公開しないでおきますね。

date 2017.10.31
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気になる看板

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ようやく至近距離での撮影に成功〜。
この看板、ずっと気になっていたんです。いつもは運転中に、あっという間に通り過ぎてしまうのですが、今回は鉄道の旅だったので、西都城駅から目的地「都城市立美術館」に行く間に出会うことが出来たのです。

date 2017.10.31
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第43回宮崎ムサビ展

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10/26、特急「きりしま」に乗って宮崎に出かけてきました。この何年か、武蔵野美術大学校友会鹿児島支部と宮崎支部の交流が深くなっています。熊本や福岡とも。
この日は、ムサビ時代に同級生だったN氏との二人旅。学生時代の話から現在の悩みまで、車中では話に花が咲きました。宮崎では、宮崎市部長の島嵜さんや、先日「ぞ展」にもご協力頂いたすーひゃんさん、それから、オーライタローさんとランチ(宮崎名物・おぐらのチキン南蛮)を。
短い滞在時間でしたが、かなり濃度高めの話が出来ました。
***
宮崎駅前は、いつでも夏のようです。南国を強く意識する姿勢が羨ましい・・・

date 2017.10.28
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原耕

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下村貢さんの展覧会を観に、坊津歴史資料センター「輝津館(きしんかん)」に出かけてきました。
坊津に行くのは遠いなあ〜思い込んでいたんですが、ナビ通りに車を走らせると、自宅から丁度1時間でした。知らない道・・・もしかすると新しく出来たのかも。鹿児島市内中心部に行くのと、時間的には変わりませんね。都市部に向かうよりも南下する方がワクワクするのは何故でしょうか。
常設展も見ごたえのあるものでした。この日は生憎の天気でしたが眺望も素晴らしい。坊津や秋目は、南薩で最も好きな地域です。
輝津館から浜までは100メートル、と書いてありました。海水浴が出来るのかどうか、今回は敢えて確認せず。来年の夏は家族で訪れたい場所です。
そして、気になったのがこの銅像。なんだか可愛らしい人物ですね「原耕(はら こう)〜南方漁場開発の先駆者」と書かれてありました。
この地域は日本の三大貿易港としての役割を果たしていた時期もあるそうです。坊津という地名が物語っているように、お坊さんもこの場所から日本に入ってきました。これから未来に向けて、かつて薩摩藩がそうであったように、海洋国家としての立場をより明確にすることが、最大級に効果的な地域おこしになると思っています。
(下村さんの作品の素晴らしさはここで説明するまでもないので割愛させていただきました)

date 2017.10.28
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キンモクセイの宇宙

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自然界、季節の移り変わりの設計図というのは世界で一番精密だから、決して人間が覚えることは出来ません。どの花が咲いた後に、どの花が咲いて、どんな虫が集まってくるか?温度や湿度によって多少前後することがあったり?「ああ、もうこんな季節なんだ」と毎年毎年、複雑な設計図に接し、新鮮な気持ちです。
今年も金木犀の花が咲き、あっという間に散ってしまいました。ケミカル系の芳香剤が流行り、いろんな問題が起こっているそうですが、金木犀の香りを嫌いな人って、果たしているんでしょうか?絨毯のように敷き詰められて、里道がオレンジ色に。そしてカニもいました。

date 2017.10.28
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ノコギリクワガタ〜虫自慢が多極分散型社会を作る

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10月27日に、庭に現れたノコギリクワガタ。正確にいうと、玄関に置いてあるジョウロの中から脱出しようとしているところを発見されたんです。
蝉が鳴く声も、たま〜に聞こえる10月の後半。
「永遠の夏休みの中で暮らしている」と何度か語ったことがあるのですが、やはり秋になると、歳を重ねるごとに寂しい気持ちになります。若い時は、秋を楽しみにしていたこともあるんですけどね。なんでだろう?
そんな訳で今回のノコギリクワガタくんは、自分に対して「まだ夏だよ」と励ましてくれているような気がしたんです。

date 2017.10.20
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ジェダイの哲学

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12月にエピソード8の公開を控え、こんな書籍が登場。
スター・ウォーズの魅力を一から伝えるのは本当に難しいのですが、作品の抱える宗教的な内容や哲学的な思想が、SFファンに限らず、普段は全く違う現場で仕事をしている様々なファン層の心を掴んでいると言えます。小学生の頃の自分に立ち戻ると、何故「反乱軍」という呼び名が正義の味方なのかわからなかった。それまでは、仮面ライダーなどのヒーローものの構図だけで頭がいっぱいだったから。
自分はどうやって生きればいいのか?この表紙の帯に書かれている通り、手放すことを教えてくれたのはスター・ウォーズでしたね。とにかく、長くなりそうなのでまとめますが「ヨーダの発言やジェダイ騎士の行動を細かく読み解きつつ、人生相談に答えてくれる指南書」と言えます。これから人生を切り開いていく、思春期の少年に読んでもらいたい。

date 2017.10.20
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LAND/IST

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鹿児島に移住する直前に、東京で担当した思い出深い仕事です。アートディレクターはHB STUDIO主宰でありイラストレーターでもある唐仁原教久さん。ISTというユニフォームメーカーのカタログで、絵本仕立てになっています。ストーリーを担当されたのは石津ちひろさん。宇宙から始まり、世界各地を巡りながら、その土地にあったユニフォームを紹介〜旅をしながら商品を紹介するというコンセプトの、楽しい企画でした。
COSMICという最初のカテゴリでは生地も担当しました(画像)。
過去の自分にすがるつもりは毛頭ないのですが、今、来年の展覧会に向けて過去の作品を発掘しているところ・・・。