Monthly: 2014年9月

date 2014.9.17
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

む展予告展終了

illustration ©ohtematic

鹿児島市役所のロビーにある市民ギャラリーで、先週、「む展予告展」なるものが開催されていました。会場では「むさび校友会作品展」というタイトルがつけられていました。自分も参加しているんですが、敢えてweb上での告知は最小限に留めたんです。というのは、この「む展予告展」をわざわざ観に来てくれた方々が、来週から始まる「む展本展」を観てくれないのでは?という危惧があったからです。実際、このギャラリーに来る方というのは、役所に用事があって「たまたま、そこにギャラリーがあった」というだけで鑑賞する訳ですよね。ただ、来場者数からすると本展よりも随分と多いのではないかと思います。僕が普段やっている仕事も「たまたま目にする」という性質のものが多いので、ある意味似ているのかも知れません。
このむ展の流れ・・・最初の連絡はなんと未だに往復葉書を使っています。途中からFacebookのやりとりに切り替わったりしますが。電話やファクスなども普通に利用しながらのコミュニケーション。80代から20代までが参加する展覧会ですから、世代格差はありますね。そんな訳で、展覧会のあり方も、web世代に向けずに行う予告展と、そうでない本展、二枚舌やダブルスタンダードというとアレですが、使い分けながらやっています。本展は23日から、鹿児島市立美術館です。よろしくお願いいたします。
2014む展out

date 2014.9.15
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

「地質情報展2014」〜火山がおりなす自然の恵み〜@鹿児島市中央公民館

illustration ©ohtematic

「地質情報展2014」〜火山がおりなす自然の恵み〜に出かけてきました。地質学というと、普段馴染みのない分野だったのですが、防災の面だけではなく、最近では地域おこしやまちづくりの側面からも、かなり重要な学問であることが解ってきました。ジオパークの取り組みが、まさにそうです。そして・・・桜島・錦江湾ジオパークのお仕事をさせて頂いたのがきっかけで、今回、会場の体験学習で使用される「桜島/見たまま/砂絵で絵地図」のグラフィックを一部担当することになったんです。この砂絵の他、石割り体験、アンモナイトや三葉虫の化石のレプリカ作りなど・・・小中学生には興味深いコーナーがいろいろと。写真左上は僕も体験したレプリカです。無料でしたが随分と価値がありそう。今回は茨城にある独立行政法人産業技術総合研究所の方々が、鹿児島まで足を運んでくださり、直接、会場でいろんな実験や実演をされていました。中央公民館の古い建物と、地質というテーマもマッチングが良く、床に再現された「地質図で見る西南日本」も大迫力で見応えのあるものでした。

date 2014.9.11
category news
tags
comments 5 comments | closed
RSS RSS 2.0

VHSしか観ない

illustration ©ohtematic

ひと世代下のイラストレーター仲間が「もうVHSしか観てませんよ」と突然言い放ってビックリした!
と同時に彼が何を言わんとしているのか解った様な気がした。
ブルーレイや4K、高画質の恩恵を受けている現在・・・ではあるけれども、瑞々しい好奇心が芽生えていた頃のメディアは、カセットテープでありビデオテープであった。再生機さえあれば、かなり古いソフトでも楽しむ事が出来る。テープの痛みや、それに伴う再生時のノイズというのは、生理的にあまり気にならない。それに比べてデジタルメディアのノイズの容赦なさと言ったら!ブロックノイズも「クイズかよ!」とツッコミたくなるし、CDやDVDの盤面に傷がついた際、殆どの場合は再生不能なおかつ修復不可能に陥ってしまう。そういう意味でテープ(リニア)メディアは体に優しかったなあ。
そして、この歳になると新作映画の新しい演出に驚くよりも、古い映画を観て「こんなんあったんかい!」と驚く確率の方が圧倒的に高いのである。そういう意味でも、今、VHSなのである。彼の次の個展のタイトルは「VHS」にすればいいと思う。ちなみにビデオ・ホーム・システムの略だ。

date 2014.9.11
category news
tags
comments 4 comments | closed
RSS RSS 2.0

大寺三兄弟

illustration ©ohtematic

子供たちの写真をFacebookなどにアップしてはいけないそうですね。物騒な世の中だなあ〜
これなら、いいでしょう。

date 2014.9.11
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

変わるアミュ

illustration ©ohtematic

アミュプラザ(鹿児島中央駅の駅ビル)が増床され、もうすぐオープンとなる。写真左側の黒く四角い建物。この中にタワーレコードのリアル店舗が入るので、今から楽しみにしているところです。CDが一番売れたと言われる90年代、僕も足繁くタワレコに通いました。それからも比較的CDは買っている方だと思いますが、ペースダウンしている事は確か。
このタワーレーコード、鹿児島からは2回も撤退しています。本ブログでもその様子を書きました(一回目・2007.03.31)(二回目2013.08.21)。これを我が家では3.31事件、8.21事件とそれぞれ呼んでいます(今考えた)。
そして3度目の正直となるのか今回の上陸・・・!鹿児島の方には一枚でも多くCDを買って頂きたいと思っております〜。先日会った友人曰く、学生時代に僕は「カッコいい音楽を聴いているとカッコいい人間になれる」と言っていたそうです。無料で流れてくる音楽だけで満足していると、自分の好きな音楽、生活に似合っているが何なのか解らないまま、人生を終えてしまいそうですよね。

date 2014.9.10
category news
tags
comments 6 comments | closed
RSS RSS 2.0

さらば240

illustration ©ohtematic

7/29に本ブログで「根性の車検」というタイトルで紹介したvolvo240のその後についてご報告します。結果から言うと、手放してしまいました。修理するための部品が手に入らない・・・という理由が主です。残念ながら「窓もドアも開かない車」に乗っている方が異常なのかも知れませんね。しかしながら映画の世界では、例えば「サスペリアpart2」では、フィアット500のサンルーフから主人公らが出入りする様子がが格好良く描かれていたり「絵になる状態」であったと言えましょう。あとは・・・この車を手放したくなかった理由として「軽自動車なら後遺症が残ったであろうかなりの追突事故を受けても、むち打ち症にもならずに済んだ事」や「次男が後部座席で産まれた事」(!)などが挙げられます。
そういうスゴイ思い出がありますし、勿論、高い買い物だったので手放したくないのですが、仕方ないですね。最後に、整備工場を舞台に家族で記念撮影をして帰ってきました。「部品が調達出来ない問題」というのは、この後3Dプリンタの技術が進めば、個人経営の小さな工場でも、その場で部品がプリント出来る様にになりますね。どんなレアな車であろうとも。そういう意味では、昔の素晴らしい車が、電気自動車やハイブリッドカーと共存する未来になるのではないかと思っています。
有り難う240。

date 2014.9.10
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

スポーツの秋なんだ

illustration ©ohtematic

次男・三男の通う幼稚園で昨年に引き続き「お父さん役員」なるものを引き受けて、10月に行われる運動会の打ち合わせに出席してきました。これまでは参加したことしかなかった運動会。当然、どのように企画、進行されているのか知らなかったのですが、種目ごとに図面があって、大変な行事であることが一目で分かります。各種目ごとに準備する道具、ライン引き、園児の誘導、などなど・・・普段使っていない頭をフル回転させなくてはいけません。このような準備、運動会当日、始まってしまえば自然な流れでどんどん進行していく様に映るし、自分でもそう感じるんだけど・・・。しかし、その瞬間に向かう空気というのは、随分と淀んでいるというか「本当に大丈夫なんだろうか」という気持ちで一杯です。昨年も同じことをやった筈なんだけど。自分が中学生以降、運動を怠っていたことも大きな要因ではありますが・・・「会議の様子」と「大空の下で行われるバーンとした雰囲気」にギャップがありすぎるのかなあ。自分が慣れている美術展は、そのような差はなく、全てが静かに運ばれるのです。いずれにしても準備は大切ですが。

date 2014.9.4
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

Pepperくん

illustration ©ohtematic

Pepperくんとお話してきました。彼の質問に答えたけど、まったく伝わらず!自分の発声法やロレツの回らなさについては学生時代から定評?があるので、ショックだった。学生時代、友人に指摘されたのは留守番電話の応答メッセージが聞き取れないというもの。『「はい、オオテラです。ボボンボボンボンボンボンっ」と言っている様にしか聴こえない』と友人は笑っていた。そんな流れもあって?Pepperくんとのコミュニケーションには失敗したのだった。Pepperくんは、空気を読んでくれたのだろうか「Facebookって知ってますか?面白いですよね・・・」的な?ソーシャルネットワーキングサービスをゴリ押しするトークを始めた。「うん。やってるよ」と返したものの・・・ガン無視!(>_<)そのままセールストークを続けてくるので「うん、じゃあね、バイバイ!」と言って僕はその場を立ち去ったのだった。子供たちも会話に加わっていたから、周りからみたらほのぼのとした風景に映ったかも知れないが、中年男性一人で応対していたら、かなり「お寒い」構図となったことだろう。仮にPepperくんと普通の会話が出来たとして、僕は何を語りかける事が出来たのだろうか。それにしても、この眼差し!何だか素直なキャラだなあ・・・立ち去る自分を少しの間だけ、追尾してくれた。ロボットと共存出来る時代が来ているのだろうけれども、いまひとつリアリティのない瞬間なのだった。

date 2014.9.2
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

大人のためのCD展「gaudium aurem 」@Nøgle

illustration ©ohtematic

いつも案内を頂いているのに、足を運べずに失礼していたお店「Nøgle(ノイル)」にようやく行ってきました。自宅から車で30分ほどだったので、何で今まで行かなかったのかと後悔・・・。そしてこの日は「大人のためのCD展」の最終日・・・。商品も残り少なくなっていたのですが、そんな中から試聴して3枚ほど購入。夏休み最後の買い物となりました。で、このお店、ただならぬ空気を感じるファサードや店内なのでありました。こういう雰囲気の中、CDを買う感覚というのは、東京で言えば代官山や中目黒に近いかも。植物やデザイン、音楽に異様に詳しい店主。僕は何度かお話したことはあるのですが、実はどういう人なのか殆ど知りません・・・。今回頂いたDMの冒頭には「周りキョロキョロ空気を読んで 乾いた洒落のかけっこなんか止めにして 聴こえてくる音とリズムを細胞に沁み込ませ 心を明らかにほぐしましょう」と書かれていました。読めば読むほど意味深な言葉です。また、訪れたいと思います。
140902.5

date 2014.9.2
category news
tags
comments none | closed
RSS RSS 2.0

藻谷浩介さん

illustration ©ohtematic

「かわなべ森の学校」で藻谷浩介さんの講演を聴く機会に恵まれた。言うまでもなく「里山資本主義」という基軸を掲げたご本人である。最近では「しなやかな日本列島のつくりかた」で更にその考え方を裏付ける対談をまとめて話題になっている。僕の様に田舎暮らしをしている立場からすれば、ヒーローの様な存在である。言葉は違えども、自分もこのブログで田舎から日本を変えたいと発信してきたから。昼食時に、藻谷さんが何気なく発した言葉「日本では東京が一番危ない、九州では福岡市が一番危ない、鹿児島では鹿児島市が一番危ない」が印象に残った。「消費者としてしか佇めない街」では、これから生き残れないという事なのだろうか。その予兆は何となく肌で感じる事が出来るけれども、統計的に見て、道のりはまだまだ長いと思う。同じ会場にいた仲間からは「一気に(里山資本主義に根ざした時代に)切り替わるかも」という声も聞いた。うん、そうかも知れない。期待したい。自分もいろいろと準備している。
140902.3