朝、近所のおじさん(敢えて名前を伏せておきます)から「大寺さんがどんなことをやっているのか初めて解りました!」と嬉しそうな電話をいただきました。「遅セエよ!」とその場でツッコミたくなりましたが、そんなオトナゲないことはしません。おじさんは、どうやら、ネットが接続できる環境に行って、僕のことを検索したらしいのです。「地域に住んでいる人のほとんどが僕のブログのことを知らないのではないか?」と心配もされていました。
そう、そうなのですよ。
自分にコンタクトをとってくるのは鹿児島市内の方や東京の方が多く、地元の人ほど自分については知られていない様な気がしています。もちろん、ブログに載せる情報というのは人生のごくごく一部だし、本当に重要なことは逆に載せられないわけですから、ネットが繋がっているからと言って、その人を完全に理解出来るわけではないのですが。
そのおじさんにも、その場でこう伝えたのです「現代は実社会とネット社会が支え合う様な関係になっていて、どちらかが欠如すると疲弊してしまうと思います」と。咄嗟に出た言葉でしたが、まあ、そう思っています。
ネットから伝わってくる情報は、テレビに比べると嘘も多くて信頼出来ない、という人も増えていますね。しかし、嘘と本当の間にあること、それが沢山見えた方がいいと思います。そういう境目を沢山、毎日目にすることによって世の中の流れが、ぼんやりと掴めてきます。このぼんやり感が実は今の地球の将来を左右していますよね。見るよりも発信することの方が重要ですけど・・・。
そのおじさんには、ゆっくりとインターネットのことを教えてあげたいです・・・
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画像は、20年以上前に書いたイラストです。この頃はメールによるデータ入稿がなく、出力屋さんに頼んで反射原稿にして、バイク便で納品というスタイルをとっていました。デジタルの利便性が、一般的には浸透していない時代でしたね。
Monthly: 2017年1月
遅れなど
野鳥
この冬は暖かい。寒がりの自分には助かっています。仕事場でエアコンが稼働した日も極端に少ないんです。野鳥の数も、例年よりも今の所少ないような気がします。
画像上は、モズですね。枝の上からじっとしながら注意深く昆虫を見つけている様子でしたが、急降下してカマキリを捕獲〜丸呑みしてしまいました。
下はヒヨドリですが、兄弟のような関係性を感じました。手すりの上に小鳥用のエサを用意してあり、見向きもされなかったのですが、最近になってヒヨドリに人気が出てきた模様。奥にいる一羽は、手前の兄貴?が食べ終わるのを待っていました。
モニターの中と、自然の風景を交互に観て、目の筋肉を鍛えています。そしてついでに写真も撮る。時間が出来たら、もっといろんな野鳥が来られるように、庭をもう少し整備したいと思っています。
善意と善意のぶつかり
地域の未来について。今は善意と善意がぶつかっているような局面だと感じています。国際的な「移民を受け入れるか否か」という問いが(規模は違いますが)自分が暮らす地域にも課せられています。地域の未来を見つめる時に、知り合い同士の繋がりを重視して平穏な空気を保とうとするのか、全く違う立ち位置の人を入れて、人間関係に刺激を与えて活性化を図るのか。どちらにもイイ面とそうでない面(悪い面とは言いたくない)があると思います。両立させられれば一番いいと思うんですが、個人個人に話を聞くと「どちらか一方」の考えであるように見受けられます。僕も今暮らしている場所がルーツではあるものの、移住者である訳です(18年目)。そういう意味では、ずっと暮らして来た方々からは、どのように見られているのか分かりません。
自分がやりたいことは、とにかく対話の場を作ることだと思っています。毎週土曜日の朝7時から8時まで「アサカツ」と称してそんな場を設け流ようになって1年半が過ぎました。対話がなければ、他の考えを持った人のことを必要以上に疑ってしまう。対話が苦手な人同士を会わせるというのは本当に大変なこと。単純に、恥ずかしがり屋の人がほとんどかも知れません。夜、お酒が入らないと話が出来ない人もいる。朝だけしか都合がつかない人もいる。足が悪く参加出来ない人もいる。どうすれば話がしやすくなるのでしょうか。とある賢人が先ほどうちに来て、とても良いアドバイスをしてくださいました。みんなが、この場所に住んでいられることについて、もっとリスペクトしなくてはいけないと。確かにそうです。人間同士の立ち位置を語り合っても先がみえにくい。地勢と人間社会の関係に感謝する。こうした考えは、昔は大前提としてしっかり存在していたのかも知れませんね。
2016年最後の買い物
「フエラムネ」に、何年か前からハマっている。大晦日の買い出しの際、子供に与えるという口実で、3個を一度に購入・・・。ラムネ自体も美味しいのですが、目的はおまけです。
男の子向け、女の子向けと、おまけの箱の絵が違っているのですが、非常に小さいので老眼の自分は慎重に見極めて買わなくてはいけないんですね。今回、箱から出てきたのは左から「怪獣」「ロボ恐竜?」「クマ」です。クマ・・・!これは女の子向けなのではないでしょうか?ちょっと勇敢なポーズだから、やはり男の子向けか?まあ、どうでもいいけど基本、男の子は重機・ロボ・電車・車・甲虫・怪獣・爬虫類・両生類だけで十分なのであって、動物は女の子に任せる!という立ち位置なんですよね。ジェンダーあれこれの事情で、このあたりの住み分けも融解しているのかなあ。真ん中のロボ恐竜は、(このシリーズにしては)かなりの重量があり「あたり」という風格がありました。
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何故、このおまけに興味が出てきたのか?という理由を自己分析してみると
1.海洋堂疲れ・・・あまりにもクオリティの高い、細かなフィギュアを見すぎたせいで、潔く整理されたものに興味が移行している。これは自分のイラスト哲学にも繋がっています。
2.ミニマムな表現・・・低コストへの追求がものすごい。限られたプラスチックをいかに金型に流し込んでいるのか・・・キャラクターの厚み(ものすごく薄い場合が多い)や重さを確かめたい
まあそんなところでしょうか。検索してみると、このおまけにハマっている人はかなりいますね〜、そして何故か「自慢したい」という気持ちにも駆られるようです。
山登り
近所の頼もしい友人に誘われて日の出を見ることになり、早朝6時30分に出発。10分ほど車を走らせて、ここでいいのかな?というポイントに車を停める。そこから歩いて15分程度で山頂に着くんです。登山を趣味にしたことはない初心者でも危険はなさそう、最近、かなり綺麗に整備された模様・・・。
場所は、まだ言えないのですが。
しばらくすると南東の方向から朝日が昇ってきました。1月3日だったのですが、自分にとっては生涯忘れることの出来ない「初日の出」としてカウントされることでしょう。見渡す限りの山、山、山・・・・桜島や金峰山、吹上浜の向こうには野間岳、反対方向にはおそらく霧島連山も確認できました。う〜ん、すごい風景。山に囲まれて、自分たちはそのわずかな隙間で暮らしていることがわかります。たまに飛行機の窓からそれを感じることはあるんですが、何しろ近所の風景だからその思いは随分深いものがありますね。
昨年登った諸正岳もそうでしたが、日置市には手軽に登山を楽しめる場所が沢山ありますね。全てが観光地になる必要はないんだろうけど、ほとんどは、使われていない山なのでは?何かしらの活用法を見出せば未来は随分と明るいものになると思います。
気持ちの良い朝でした。
三社参り
「三社参り」をしてきました。
東京時代には記憶がないんですが、こちらに移住してからこの風習を知りました。三箇所に初詣することを言っているのだと思いますが、ネットで調べると諸説出てきますね。
画像は上から「久多島神社」「大汝牟遅神社」「竹田神社」です。
久多島神社は、沖合に浮かぶ島と天皇家の関係性についての伝説があり、おそらく自分が暮らす街の成り立ちを静かに支えている場所だと思います。少しずつ整備され綺麗になっている様ですが、ロケーションからしてももっと注目されるべきではないでしょうか・・・。
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息子たちに、何をお願いしたのか聞いたところ
長男:足首の痛みをとって欲しい(病院に行け!)
次男:冬休みの宿題が早く終わりますように(それは願いゴトなのか!)
三男:今までの全てをお願いした(意味わからん!)
という三者三様の答えが帰ってきました。
ちなみに、自分は願い事はあまりせず、ほとんどの場合は「ありがとうございます」と唱えております・・・そしておみくじも引いたことはありません。
2017年・新年あけましておめでとうございます
今年もオーテマティック・コムをよろしくお願いいたします。
2017年、17という数字には思い出があります。まず、自分の誕生日が17であること。それから、中学の時に1年にも満たない部活動で身につけたユニフォームの背番号が17でした。
そして17というのは素数であるということも気に入っています。
今年は昨年よりもいいことがありそう・・・。
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年賀状の発送が例年と同じく遅れております。お返事は必ず書きます〜