DVDのバーゲンで手に入れた「ジョニー・クエスト」のボックス。幼少期にテレビをつけると、必ず放映されていたハンナ・バーベラ制作の作品群。シリーズとして深く追求する内容ではなく、お風呂上がりに、ご飯を食べながら何となく、と言った感じで観ていたような気がします。僕の場合は、それらがハンナ・バーベラ制作と強く意識し始めたたのは大人になってからでした。レーザーディスクで復刻されたのが、おそらく90年代前半。ディズニーとは異なる独特のテイスト。チキチキマシン猛レース、ペネロッピー絶体絶命、幽霊城のドボチョン一家(ドヒャドヒャバッキーン!)、スーパースリーなどなど・・・リアリティ追求型とデフォルメのアンバランスな造形にベタな動きが組み合わさっている点が何とも魅力的!
このジョニー・クエストは1964-65年制作とありますから、僕が生まれる直前の作品。子供にはどうかな?と思いましたが、8歳4歳2歳の息子達が真剣に観ています。ミサイル、毒蛇、秘密基地、レーザー、爆弾、怪獣、ジャングル・・・まあ、男の子が好きなオバカなモチーフがこれでもか!と登場します。インディ・ジョーンズやスター・ウォーズがトレースしたと思われるシーンも沢山出てきます。先住民族を敵とみなしたり、ワニをひたすら銃撃したり?と現代の感覚とはズレている点もありますが、音楽もシネジャズで・・・結構、大人の鑑賞に耐えうる作りとなっています。現在の日本で作られる『間がまったくない』音楽やテレビ番組と違って、ゆったりとした空気の中で冒険をしていますね。youtubeでも観られるので、暇なときに是非・・・。
Monthly: 2013年4月
ジョニー・クエスト
公民館の椅子が熱い!
公民館で使用されている格好いいソファの数々。おそらくは、使い古した不要品として公民館に寄付されたのではないだろうか〜?かなり熱いコトになっています。別の場所ですが、タヌキやキジの剥製が置かれていたり、何気なく焼酎の一升瓶があったり・・・タランティーノの映画の1シーンでもぴったりとハマる感じ。映画でなくても、そういう具合に日常を切り取って生活していれば、何の問題もない。随分前だけど、真夏のお昼にお葬式があって、帰り道、周りは茶畑。炎天下、ボルボ240のエアコンが効かずに喪服のネクタイを緩めたことがあったんですが、その時、自分がサミュエル・ジャクソンに思えたんですよ・・・。まあ、そういう事なんです。
暮らしは低くとも理想は高く
地元の公民館にかけてあったカレンダーに「暮らしは低くとも理想は高く」と書かれてありました。読めば読むほど、意味が解らないなあ〜と。理想が高ければ、どんな暮らしをしていようとも、それを低いと感じることはないのでは?或いは「低い暮らしをしている人は理想も低い」と決めつけている様にも受け取れます。どんなに金持ちでも幸せとは限らない。という事がいいたいのかな逆説的に。・・・どんどん無意味のループにはまっていきます。
プリッツェル・ロジック・・・。