九州電力から5月分の電気代の請求が来ました。11,411円。太陽光発電による売電が5,424円。差し引くと5,987円。「150平米・5人で生活」の住宅の電気代にしては何とか健闘しているのではないだろうか。しかも、この中に、電気自動車リーフで(約)1000km走行した電気代も含まれている!のだから、自分でも驚いているんです(まだ節電の余地はある)。震災以前から太陽光発電は導入していましたが、震災後も省エネ問題についてはなるべく予算を使ってきたつもりです。集合住宅だと、他の住民の同意を得る手続きがあるので、選択肢は限られてきますが、田舎暮らしは自分の生活を自分でハンドリング出来ます。「原子力発電に変わる代替エネルギーの需給体制が確立されるまでは、原発は必要」・・・という考え方の人もいる様ですが、その体制って個人の問題に帰結しないと。個人の工夫にかかっています。「選挙では変わりにくい」とこの3年でさんざん見せつけられてきたけど、希望はあります。「世の中を変えるより自分の生活を変える方がてっとり早い」んですよね。
Monthly: 2014年6月
我が家のエネルギー事情2014
オムツのことなど。
今年の3月、三男坊(6月で4歳)のオムツがようやく取れた・・・幼稚園入園に間に合うのだろうかと心配していたが、本人も多少は意識したのだと思う、ギリギリのタイミングであった。思えば2005年1月に長男が誕生してから9年もの間、途切れることなくオムツを買い続けた訳だ。オムツ市場に支払った総額は幾らなのだろうか。ざっと計算しても40万円くらいにはなる。こうして我が家からは「オムツ予算」が消えたものの、次のステージでは新たな「何か」に予算が充てられる事になるのだろう。
とにかく3歳までは「眠り」が安定しない。授乳期を過ぎても「自我」が確立するまでは、お母さんと「二人でひとり」という気持ちで暮らしているから、夜中に何度も起きたり、抱き合っていないと安眠出来ないのだ。この間、お母さんのストレスは相当なものだが、この時期にたっぷりと愛情を注いであげることが何よりも大切・・・。自我の確立を左右することは間違いない(この件に関しては、男の立場で偉そうに言えることは、何もない)・・・。
自分の生活も、子供が幼稚園に通うようになってから一変した。渋谷に住んでいた頃は深夜にラーメンを食べに行くのは日常茶飯事であったが、今は子供と一緒に21時に就寝する。自分だけ3時前には起床して、こうしてブログを書いたり仕事をしたりしている。子供が起きてくるまでの約4時間が、一日のうちで「独りでいられる」時なのである・・・。
「動く永吉」定例会など
永吉商店街と永吉小学校を中心とする街に賑わいを取り戻す目的で「動く永吉」という自由な集まりを立ち上げて、もう3年が過ぎた。今回の定例会は、近所のお肉屋さんが提供している出張バーべキューサービスを利用して、夜、みんなに集まってもらいました。先月、Ten-Labの永山さんが監修する「参加したくなる会議〜支援者のための研修会〜」に参加したので、そこで得た知識を活かして・・・ワイワイ飲んだり食べたりしながら、いろいろとアイデアを出してもらいました。これまでは、プロフィールを提出しなければいけない場面で、趣味の欄に「音楽鑑賞・映画鑑賞」と書く事が多かったのですが、最近ではプラスして「地域活動」も加えています。趣味だと思わないと楽しめないですよね。折角暮らしているんだから、義務感で公民館に言われたことをしているだけでは面白くありません。
今回は自由な集まりでしたが、今年度は、地区公民館が課題解決を図る「第三期振興計画策定」の年で、公民館が課題解決をするために様々な会議を開く予定がある様です。昨年度「日置市共生・協働のまちづくりを語る会」の委員を務めた関係から、意見を求められる場面も多くなってきました。しかし、やはり世代格差を感じることが多いのが実情です。僕のような若手の意見(この手の会議では、47歳は最年少であることが多いのです・・・)も通るように働きかけたいと思っています。
ワシントンヤシ
庭仕事は突然始まる・・・子供三人をそれぞれ学校と幼稚園に送り出した直後が多い。今日はワシントンヤシをどうにかしよう。自宅の庭でも最も背が高いワシントンヤシの木・・・最初は3メートル程度でかわいいと思っていたが、もう10メートル近くはあるのではないだろうか。鹿児島や宮崎では、街路樹として普通に目にする事が出来るから倒れないとは思う、メンテナンスは「比較的簡単」だと思っていたが、何しろ手が届かなくなってきている。仕方がないのではしごに登って、古い葉っぱを搔き出すようにして落下させる。魚のウロコの様な感じで、めくれるようにして簡単に取れる。ご覧のように葉っぱの根元の部分はノコギリの様になっていて、触るとかなり固いし勿論痛い。・・・原始植物だから、恐竜から身を守るための防衛策なのだろう、遠い昔の風景を想像するのも面白い。
いきものたちのうた
唐仁原教久さんと中山とし子さんの個展が、薩摩川内市・隈之城にあるギャラリー「U1SPACE」で始まっています。会期は6/30まで(水曜定休)。9:00~19:00。
お二人は高校時代からの知り合いで、以前から「一緒に本を創ろう」という構想はあったそう。2007年の「はぐれひよどり」、そして今回「いきものたちのうた」が出版されたのを機に、書籍内で登場するイラストと文章が、展覧会場を埋め尽くしています。オープニングパーティーに出かけて、お二人とゆっくりお話をする機会がありました。創作活動に対する姿勢が、昔から揺るがないまま「今回の展覧会に結実した」と言えます。その歴史が見えてお二人の関係を羨ましく思いました。モクレンの木を守っている孤独なヒヨドリに、自分の母の姿を重ね合わせて展開するお話が「はぐれひよどり」の冒頭に収録されています。本人とお話したからなのでしょうか、中山さんの眼差しが手に取るように解りましたし、スッと物語に入っていけました。
展覧会と併せて、是非二冊の書籍もお楽しみ頂きたいと思います。
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唐仁原さんは、僕が東京時代に最もお世話になったイラストレーターの大先輩であり、父のような存在でもある方です。このギャラリー「U1SPACE」も、唐仁原さんが東京で運営している「HB GALLERY」の思想を受け継いだものです。「職能としてのイラストレーター」を広く知ってもらうというギャラリーは、鹿児島ではここだけです。
テナガエビくん
wwdc2014
早起きをして2時から4時まで、wwdc2014の様子をストリーミングで観ていました・・・ADSLの環境にもかかわらず、生中継の映像は途切れる事なく視聴できました。開発者向けのイベントで、観客が何に対して喜んでいるのか良く解らない場面が殆どだったのですが、プレゼンの巧さと美しさに一緒に笑ってしまったり。スゴい事になっている様子が伝わってきました。新製品の発表が期待されていましたが今回、それはナシ・・・。しかしiOS8ではSMSで音声や動画も簡単にやりとり出来る事が解ったり、LineやFacebookメッセンジャーは必要なくなってくるかもなあ・・・と思った次第。アナログで絵を描いていた頃、友人と「絵の具を造っている人が一番偉い」という話をしたことがあるんですが、コンピュータグラフィックの世界では、プログラマの人たちが絵の具を造っていることになりますね。(絵に限らず)思いを具現化するために、世界を絵の具で塗り替えて行く作業を続けているんだなあ・・・
partners in crime / rupert holmes
思春期後半に出会ったAV(オーディオ+ヴィジュアル)の師匠から、「LPはもう聴かない」ということで20年以上前?に頂いたルパート・ホームズの「パートナーズ・イン・クライム」という作品(1979年)。全米1位「エスケイプ」と6位「ヒム」の曲が収録されているので思い入れのある人は多いと思います。残念ながら僕はリアルタイムで楽しんではいないのですが、80年代後半から、一歩遅れてスティーリー・ダンを中心として、このあたりのサウンドをいろいろと漁っていた時期があります。先日、頂いたLPを引っ張りだして聴いてみたところ、想像以上にツボにはまったので、今回CDで買い直してみました・・・。AV(オーディオ+ヴィジュアル・しつこい)の師匠に伝えると「ルバートホームズ、、、ジャケ写に時の流れを感じます。当時はヤサオトコな雰囲気だと思いましたが、今はこんな剛毛の腕&髭をたっぷりタクワエタ青年は(日本には特に)居ないですよね、、、昔とは逆に剛胆な印象、、不思議なものです。」という的確な返信が!確かに、音楽の内容〜シティ・ポップやAORと呼ばれる路線~からすると、この風貌は今の感覚では理解されないかも知れませんね。