Monthly: 2015年12月

date 2015.12.16
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EXPO RAINBOW in sakurajima

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国民宿舎「レインボー桜島」での展覧会が14日から始まりました。オープニングはテレビの生中継が入ったり、新聞社の取材があったりと大賑わい。素敵な初日を過ごしました。また、メイン会場のロビーとは別に、今回参加している作家8名が、それぞれ客室の内装を演出しました(写真上)。僕はこれまで制作したポストカードを貼り出したり、反対側には額装作品も展示しました。部屋からの眺めも最高です(写真中)。204号室ですので、会期中(2/14まで)是非レインボー桜島の204号室に宿泊してくださいね。
警戒レベルが下がった現在でも風評被害を気にされる方は多いと聞きます。実際、鹿児島県外の方から見れば、桜島はいつも噴火しているイメージがあるので仕方がないかも知れません。しかし今回の展示は、そんな風評から桜島を守るために行われています。よろしくおねがいいたします。
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date 2015.12.16
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コンピューターは人を殺すのか

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先日のブログネタ、電子広告塔の時に、ポスターを貼り出す作業が過去の思い出になるという話を書きました。本来は、コンピューターの登場により人間は労働から解放されるというシナリオが優先されていい筈なんですが、みんな、余計に忙しくなってしまった。これは、また友人との会話からなんですが、結局、コンピューター処理に置き換わった仕事が、コンピューターを扱える人のところに押し寄せているだけで、実際は仕事がなくなって暇になってしまった人は沢山いるんだろうなあと。
実際、自分の父は、極端な言い方をすればコンピューターの登場によって、これまで積み上げてきた仕事上の資産を一気に失ってしまったんです。具体的にいうと、郵政研修所の図書館に勤務していて、手書きの図書カードや目録を作っていました。バーコード(デザイン自体)がを装丁の一部になってしまうのは、文化としてどうなのか?受け入れるか否かでデザイン界では論争が巻き起こっていたことも思い出されます。そんな電子化が直接の原因ではないんだろうけど、間もなく他界してしまった。
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子供にいつスマホを与えるか?という議論があります。与えないと決めつけるのは「包丁が危ない」と言っているのと同じで「これはただの道具」なんだと、大人がきちんと説明しないといけないですね。うまく使えば美味しい料理が作れるし、下手に使えば凶器になるということなんだと思います。高齢化の進む場所(僕が暮らしているような街)では、お年寄りにいつスマホを与えるか?という議論がもっと活発になっていいと思っています。

date 2015.12.16
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変わる伊集院駅3

自宅から最も近い駅〜伊集院駅が新しくなりました。改札を入ってからのこの通路は日差しの入り具合が気持ちいいですね。しかしまだまだ不完全な状態〜駅前のロータリーが完成するまで、あと2年ほどかかるそうです(東京だったら3か月くらいで終わってしまいそうな規模だと思います)。先日、日置市の未来を考える集まりでも「伊集院駅は日置市の顔」という話題が出ました。確かに、どのような街なのか、駅を降りた瞬間に旅人は敏感に察知しますよね。日置市の魅力を感じてもらえる駅前に発展してもらいたいと思います。発展という言葉にも最近は語弊がありますね。お金をかけず、地味でいいんです。むしろ看板やのぼり旗は全部取っ払ってしまった方が、街の魅力が伝わるかも知れません。最低限の案内や道路標識は必要ですけど・・・

date 2015.12.16
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映画「ミッドナイト・ラン」

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友人がFacebook上で、お気に入りの映画として紹介していたんです。何度か他の友人たちとコメント欄でのやり取りがありました。同世代にとっては十分に思い入れのある映画ですが、検索してみると国内盤のブルーレイは発売されていないようです。もしかすると忘れられてしまうような作品なのかも知れません。僕はレーザーディスク(写真)で所有していますが、残念ながら現在プレーヤーが壊れていて鑑賞出来ない状態です。パイオニアはサポートを既に打ち切って修理をしていませんが、情熱のある個人の修理屋さんが対応に追われている様です()「修理・順番待ち」というアナウンスをサイト上で見かけました。
この映画、ロバート・デ・ニーロの全ての演技が濃縮されていると言ってもいいのではないでしょうか。デ・ニーロの役どころは、正直を貫いたために出世街道を外され辞職を余儀なくされた元警官で現在はフリーの賞金稼ぎ。腐敗した職場で要領よく出世した同僚は元妻と結婚しているという最悪の設定(だったと思います)。最後の最後まで、何度もドンデン返しがあって先が読めない展開ですし、アクションもユーモアも満載なんです。しかしながら最近の何でもかんでもてんこ盛りという贅沢なルックの映画とは違って、基本は落ち着いた画面でハードボイルドであり、良質なバディ・ムービーなんですね。
自分は大学4年の時に新宿ミラノ座で観た記憶があります。機会があったら、ぜひご覧ください。

date 2015.12.16
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電子広告塔

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今年の春から鹿児島市の掲示板が電子式になリました・・・電子式っていう言い方は正しくないかもしれません。数年前に描いた船のイラストが右下に表示されていたのでパチリ。この広告塔、この間までは画鋲を使って印刷物を貼り付けていたんですよね。僕も、市役所に出向いて許可印を頂いて・・・確か58箇所だったと思いますが、毎年参加している「む展」のポスターを貼りに行っていました。。メンバーで当番を決め、場所を割り振って貼り出すのが通常のやり方なんですが、最悪の時は、この連絡を僕が怠ってしまって、友人と二人で58枚を貼った時もありました。帰りに王将で食べた晩御飯の味が忘れられません。もう、こういった一連の行動も過去の思い出となる訳ですね。

date 2015.12.8
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能力の拡張

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昨日は三男(5歳)の補助輪付き自転車デビューでした。次男からの「お下がり」なんですが、自転車スタンドを外してストックしてあった補助輪に付け戻したら、喜んで乗っていました。三輪車とは全く違うスピード感にワクワクしたのか、近所を何周も何周もしていました。自分には時間がなく一周しか付き合えませんでしたが・・・。おそらく、一周目と二周目は全く違う世界が見えるんでしょうね。
子供と接していると、こうした「能力の拡張」(フォースの覚醒!ですね)の瞬間に何度も立ち会います。初めて見るもの、触れるもの。毎日が感動に満ち溢れています。この瞬間を間近で味わえることが、自分の生きる喜びにも繋がるわけです。繋がるというか、そのもの、ですね。土日に限らず、自分は在宅勤務なのでこういう機会を毎日のように見ています。そして、毎日、確実に昨日とは違う、子供という不思議なキャラクターのあり方に驚いている日々なのです。

date 2015.12.7
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SW病

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来週末、いよいよ公開されるスター・ウォーズ最新作・・・。これまで何度も何度も、予告編の映像が何らかの拍子にテレビから、ネットから僕の前に現れたんですが、これを断固として拒絶、背をむけるという情報遮断の修行を勝手に行ってきました。この情報社会でSWの事を知らずして過ごすのは本当に難しい。先日、授業で訪れた近所の小学校の壁にまでこんな新聞が貼り出されていました。一応、撮影はしましたが細かい文字は読んでいません。
こんな修行をしていると「もしかすると、つまらないかも知れない」というネガティブなモードに突入することもあるんです。実際、「エピソード1」の時は、期待値が高すぎて興奮しすぎてしまい、最初は満足していたんですが「もしかすると、つまらない映画なのかな」としばらくして思い始め、その理由を確認するために何度も映画館に通う羽目になってしまったんですから。
待っている時間の方が長い。困ったものです。特に中学2年の時に観た「帝国の逆襲」と高校2年の時に観た「ジェダイの復讐」(現タイトル:ジェダイの帰還)までの3年間は特に長かった。
今回は、新三部作よりも面白い筈だ・・・という期待があるんですが、そういう思い込みも危険だなあと、よく分からないループに迷い込んでおります。
18日初回のチケットは抑えました!みなさん、19日までは僕に何も語らないでくださいね。何だか緊張してきました。

date 2015.12.4
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シンメトリーな風景

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友達の個展を観に行った帰りに不思議な風景に遭遇しました。行き止まりの道、新興住宅地?その向こうに桜島。この状況が、手前の同じような形をした二本の枯れ木に挟まれています。
僕は、高校の2年間と浪人の1年間、ほぼ毎日ポスターカラーを使って美術系大学の入試に備えた「平面構成」という課題に取り組んでいました。「水のイメージを3色を使って表現しなさい(にじみ・ぼかし・かすれは不可)」とか。デッサンと並行して、頭が比較的柔らかい時期にこうした訓練を毎日続けていたことが、今の自分に繋がっているんです。
そして平面構成の世界では、今回の写真のようなシンメトリーな状況を描くことは、具象、抽象によらずタブーとされていました。理由は一つではないと思われますが、一番大きな理由は簡単で、宗教美術で繰り返し使われてきたために、左右対称のものを描くと拝みたくなる気持ちが優先され、本来目指すべきイメージに近づけないというものです。まあ、その通りですよね。
逆に言えば、そういう状況を敢えて作り出したい時には、ひとまず左右対称にモノを配置すればいいんです。かなり特殊な状況なので、不安を煽るようなシーン、ホラー映画などの構図でも繰り返し使われてきた筈です。
このような桜島を見たのは初めてかもしれません。面白い場所でした。