Monthly: 2016年2月

date 2016.2.11
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たまには仕事の話

illustration ©ohtematic

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進研ゼミ(ベネッセコーポレーション)の「未来!発見BOOK」の表紙を担当しています。今回描いたのは、小学生の読者から届いたスケッチをもとにしてイラストを組み上げていくというもの。10人以上のアイデアを一枚の風景に収めるという仕事でした。この流れを説明する漫画も中面に掲載されていて、今度は逆に自分がキャラクターとなって登場したわけです。似ているのか似ていないのか分かりませんが、Facebookに投稿したところこれまでで最も高い反応がありました。やはり漫画の力はハンパないですね。

date 2016.2.11
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ソーホーかごしま

illustration ©ohtematic

マルヤガーデンズで行われた個展「Light Rail Transit」より。市電を待つ人々。実際の風景とほとんど同じですが屋上のみアレンジしています。

date 2016.2.11
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未来の風景なのか

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定期的に子供が通っている病院があって、久しぶりに付き添ってみました。調剤薬局の前で待っている時の風景なんですが、左側はお好み焼きやさんで、右側は花屋さん。両者ともいつも大変忙しそう。お好み焼きは何度か食べたことがあるのですが、カウンターに数席しかないためにテイクアウト客の方が多いという印象です。このあたりで青春を過ごした友人の話では「俺にとってのソウルフード」だそうです。確かに、おばちゃんが切り盛りしているお店というのは、気持ちがストレートに伝わってきて思い出の味になる確率が非常に高いですね。自分も、高校の時に「ぬまや」という、老夫婦が営む「すいとん」屋さんに通っていました。
何故、この景色を撮影したのかといえば、自分が乗っている車との対比が面白かったんです。デジタルな運転席と昭和の香りのギャップ、ですよね。対比概念を持ち込むと急に物語が生まれるから気になるんでしょうね。

date 2016.2.11
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節分

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この日は外で用事があって、家に帰ってくると節分の儀式は終わっていました。リビングルームにはその気配があちこちに残っていたのですが、この鬼に向かって豆を投げつけた模様。右側の、縦に伸びているラインは「雷」だそうです(小学1年生作)。なかなかの迫力!もし自分がその場にいたら鬼役になっていたと思われますので、ある意味この鬼には感謝しています。後に、外に向かって豆を投げなかった理由を聞いてみると、ガサゴソと生き物の音がして怖くなった、とのこと・・・。豆まきの豆を食べ歩いている子鬼なのかも知れませんね・・・な〜んて。

date 2016.2.4
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ジェネレーションギャップを感じた最後の授業

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イラストレーションゼミ、今年最後の授業があった。学生の作品を講評し、指導する中で「〇〇は知ってるよね?」と語りかけるが、まるで知らない。年の差はおよそ30歳だから、僕が80歳のおじいさんから講義を受けているような状況だと思えば、諦めがつく。「マガジンハウス」「村上隆」「メビウス」これらを、学生は知らなかった。ついでに言うと「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」も誰一人として観ていない。
同じ世界に生きているという気がしない。デザインを学んでいる同志として見守りたいが、この差は如何ともしがたい。
逆に言えば、彼らの情報源、知っていること、興味のあること。好奇心の矛先。それらを僕はまるで知らないのだろう。
そんな訳で、摂取している文化背景は諦め「純粋な描写力」という、ただ一つの軸が彼らと自分を結びつけているのだと信じることにする。しかし、この「描写」という言葉も実は厄介だ。整理されたデザイン表現の対極にある言葉として使ってしまうから。それらは究極には両立出来るんだけど・・・
来年度からは指導の仕方を変えたいと思う。いいアイデアがあったら教えて欲しい。