2016年4月17日(日)日置市東市来文化交流センター「こけけホール」にて、千石公子先生によるソプラノコンサートが開かれます。ピアノは寺薗玲子先生。今回は、いつも隣町日吉の唄者・満冨啓城さんからのご紹介でリーフレットをデザインさせていただきました。毎週土曜日に行っている地域住民の話し合いの場「アサカツ」から生まれた仕事とも言えます。今回のような、個人からの依頼される仕事は鹿児島に来てから随分と増えました。大手企業からの依頼とは違って、絵の持つ雰囲気が自然と変わります。訴求対象がはっきりしているからだと思います。打ち合わせの際、千石先生からウイーンで活動された経験や、好きな花を教えていただきました。女子力の高いモチーフや色遣い・・・普段は描いていない世界なのでどうなる事かと思いましたが、何とか着地させることができました。是非お出かけください。お問い合わせは千石音楽教室(090-9580-0759)まで。
Monthly: 2016年3月
千石公子ソプラノコンサート「春にうたう」
鹿児島マラソン2016終了
鹿児島マラソン2016が無事終了しました。イラストレーターとしてこのような大きなイベントに関わることが出来て感無量です。僕が走る機会といえば、息子の運動会しかないですし、マラソン中継も見るタイプではありません。しかしさすがにこの日は、テレビの生中継をずっと見ていました。(本当は沿道で応援するべきでしたね)親しんでいる風景のあちこちに交通規制がかけられ、ランナーたちが途切れることなく道路を走る姿というのは、地元の人であればあるほど感動するんだと、初めて生理的にわかりました。車がいないだけで非日常に変わります。ランナーの方々は勿論ですが、沿道で応援する方々の表情も、鹿児島ならではの温かい空気に包まれていましたね。今回はテレビカメラの数もすごかった。ヘリからの空撮も見慣れた風景を鮮やかに演出していました。スポーツが地域にもらたす力は計り知れない、今回は記念すべき第一回でしたが、これからも末長く続いていくイベントに成長するんだろうなあ、と確信した日曜日でした。
ワークショップ無事終了
前回の記事で紹介したワークショップが無事に終了しました。参加者は、5歳から67歳までの幅広い層が13名。・・・3時間の中で、どのような作品が仕上がるのか?初めての試みだったので不安でしたが、こちらが想像しているよりもクオリティの高い作品がずらっと揃い、講評の時は涙を抑えるくらい感動していました。
***
今回のワークショップ、まずはデザイン〜イラスト、アート〜絵画の区別を説明しました。
複数の写真から「背景」「中景」「前景」の三段階を抽出し、意味づけ(キャラクター化)を通して、色を分ける作業から始めました。そのあと、イラストの核となる形は、色紙を切り絵で制作してもらったんです。最終的に、使い慣れた画材で切り絵の上から描きこんでいくという流れにしたのですが、時間のない中では最善の策だったと思います。画面全体を好きな画材のみで仕上げてしまうと、僕が指導している意味が薄らいでしまいます。何よりも伝えたかったのは整理することなので・・・。とりあえずベースの3色が切り出された段階でデザインしたという意味が出てきます。最近は、世の中全体が細かい描き込みの方へシフトしている様に感じています。本当の描き込みは最終的にものすごく整理された世界(例えばダヴィンチの宗教画)を作り出すことが出来ますが、それ以前の半端な描き込みは、描写で終わってしまう。つまり描写が目的になってしまうんですね。これでは、誰にも、何も伝えることは出来ないと思います。
今回のワークショップを通して参加者の方々が何を感じたのか?何とも言えないところではありますが、逆に自分のやっていることが再確認できた1日でありました。
明日ワークショップです。
かごしま文化情報センター(KCIC)の開くワークショップ。今回は僕が担当することになりました。(既に申込者数が定員に達しています)
「イラストとは何か?絵画とどう違うのか?」という話に始まって、参加者が持参してきた数枚の写真をイラスト描写へと変換?していくワークショップとなります(予定)。デザインの世界の仕事は情報を整理したり単純化して、ターゲット層に発信し届ける役割があります。どうやってイラストの意味を参加者に伝えていけばいいのか、ただいま最終的なスライドをチェック中です。