ゴールデンウィークの旅の記録・続きです。
フェリーで天草に渡り、「竜洞山みどりの村」に1泊しました。素晴らしい景色。バンガローもあったのですが予約が取れず、仕方なくオートキャンプ場になったのですが、ここでは・・・ゴールデンウィーク・ザ・アウトドア・ファミリー・・・が集結していました。我が家もテントや椅子などを持参したのですが、周りと装備が全然違う。大型ワンボックスにルーフキャリアをつけていて荷物を運んでいる方々が目立ちましたね。テント、タープは勿論バーベキューコンロは当たり前で、何やら申し合わせた様な家族構成や年齢層だった様な気がします。他人は他人、引け目を感じてはいけないのですが、明らかにワタクシお父さんパワー不足・・・
うちはインドア派だから、このキャンプ場でもテントの中で調理をしたりしていました。
あと・・・周りが結構な騒ぎ様で・・・普段生活している場所よりも賑やかだったことも付け加えておきましょう。都会の喧騒から離れたい人たちがキャンプをするのは意味があるんだろうけど、普段田舎暮らしの我々からすると、キャンプ場で喧騒を体験しているんですよ。
Monthly: 2017年5月
竜洞山みどりの村
牛深行きフェリー乗り場(長島海峡横断国道フェリー)蔵之元港
ゴールデンウィーク、旅の記憶を続けます。
程よいスケール感の蔵之元港です。「崖の上のポニョ」の舞台の様な・・・。人々の小さな暮らしが伝わってくる素敵な場所ですね。
ゴールデンウィークとあって、天草方面へ行く人もかなりいたのでしょう。乗船するまでに1時間半ほど待たされてしまいました。しかし、待ち時間は堤防から魚を眺めたり、うどんやアイスクリームを食べたりと、それなりに楽しく過ごせたんです。
乗船時間は30分ほど。曇り空で遠くまで見ることはできませんでしたが、このあたりの小さな島々で構成されている複雑な地形はやはり魅力がありますねえ。今暮らしている吹上の、外海とは違って、しっとりと落ち着き払った何ががあります。
阿久根 うずしお館
前回の投稿に引き続き旅の内容を紹介します。車を北上させて、阿久根の「うずしお館」にたどり着きました。昼食をとろうとしたのですが混雑していて断念。店の外では「ヒオウギ貝釣り」なるイベントが行われていました。貝の隙間に針金を差し込むと勢いよく貝が閉じて、釣れるというワケ。子供達に人気でした・・・そのまま、隣のバーベキューコンロで焼いて食べられます。うちは食べませんでしたが・・・
それにしても、このヒオウギ貝、まるで着色した様な鮮やかな色合いで紫、赤、オレンジ、黄色と個体差もかなりあります、不思議ですよね。この色彩に見せられて、この貝をモザイクタイルの様に使うワークショップを行ったことがあります、場所は桜島フェリーの中だったなあ。
大川島海水浴場のあたり
ゴールデンウィークだというのに、自分の家族と、あと1組だけが海で遊んでいました。ちょうど干潮時・・・ずーっと遠くまでひたすら歩いて行けそう。海水浴にはまだ少し早いと思うのですが、普通にビーチコーミングをするには、本当にいい季節。自分は泳いだり釣りをするよりも、何かを拾う方が体にあっています。こうして見つけたものを並べて、勝手に鑑定したり査定したり。画像の「貝殻と石のセット」は、私の査定価格は500万円くらいですねえ〜。フフフ。持ち帰って、庭の片隅に石を置いてもいいし、植木鉢のアクセントとしても使えます!
今回の黄金週間は、天草〜長崎を回る2泊の旅を決行しました。宿泊先は決まっているのですが、それ以外はほぼノープランで行き当たりばったりの後ろ倒し系・・・。ここ、大川島海水浴場のあたりでかなりの時間を費やしてしまいました〜
カオス
我が家のリビングルーム、テレビの下の棚はこんなカオス状態になっています。自分の持ち物は、真ん中のニエン・ナン(ナイン・ナン)氏のみ。彼は「ジェダイの復讐(帰還)」におけるエンドアの闘いで、ランド・カルリシアン男爵とミレニアム・ファルコン号に乗り込んで第二デス・スターを破壊したキャラクターなのです。
時を超えて場所を超えて集結したこのチーム。仏像よりも古くから存在するのはゴキブリくん(プルバック式)でしょうね(見えづらいかも知れません)。
ケトル
たまに買ってしまう雑誌「ケトル」。今回は「ブレードランナー」特集です。Amazonでは既に売り切れていましたが、地元の書店で奇跡的にゲット。自分たちの世代にとっては、金字塔の様な作品。「ブレードランナー」以降のSF作品は、例外なく影響下にあると言ってもよく、世界観を構築することの意味を絶えず問いかけている一本なのです。しかしながら、若い作家の人たちにこの映画の凄さを説明するのは極めて困難になってきました。スター・ウォーズに関してもそうなのですが。
高校1年生だった自分は、記憶では友達4人(もちろん野郎ども)と歌舞伎町の「新宿ミラノ座」に観に行ったんですね。帰り道に雨が降っていて、歌舞伎町のネオンと組み合わせが、この映画と一緒だった。「舞台はもう出来上がっている!」と素直に思いながら帰路に着いたことを思い出します。「スター・ウォーズ」はSFの世界に生活感を持ち込んだ最初の作品と言っていいと思いますが、「ブレードランナー」はもともと地球の話ですから(2019年のロサンゼルスが舞台)、更に一歩踏み込んだリアリティがありました。この頃シド・ミードによる設定資料が「スターログ」というSF雑誌で紹介され、僕は本に穴が開くほど観続けた記憶があります。また同誌のショップもラフォーレ原宿の地下1Fにありましたね。ラフォーレにテナントとして入る、という勢いが当時のSF界にあったことは、今からすると想像は出来ないかも知れません。しかし、こうした海外のSF作品や日本のアニメ、その周辺への興味が当時の若者を大きく動かし、今は秋葉原全体がポップカルチャーの街へと変貌していったことにも繋がっていると思います。
ハリソン・フォードについて、リドリー・スコットについて・・・語りたいことは山ほどありますね・・・
リュウグウノツカイ
「いおワールドかごしま水族館」でリュウグウノツカイが展示されていました。魚市場で扱われる様に氷が敷き詰められていて、実際に触ることも出来ました。錦江湾に打ち上げられていたものだそうです。これまでは海洋堂の模型か、標本でしか見たことがなかったので感動〜
それにしてもリュウグウノツカイ、これは適切なネーミングですね。竜宮城からやってきたんですから。数多い深海魚の中でも圧倒的な存在感があります。それにしても錦江湾恐るべし・・・中心市街地に近い内海であるにもかかわらず、深海を有しているというのは、世界的に見ても珍しいのだそうです。
話はズレてしまうかも知れませんが、鹿児島は、こうした深海魚に目を向ける様な場所になってほしいんです。駅ビルやショッピングモール、高層マンションなどが投資対象として勢いがある様に見えますが、都会の真似事で終わっています。鹿児島の場合は、やはり海や山へ投資した方が、発展の可能性は無限大に膨らむと思います。子供から大人まで、きちんと遊べる様にもっともっと出来ることがありますよね。