自宅の近くを流れる永吉川で何度かカワセミを見たことがあります。しかしカメラで捉えたのはこれが初めて。長男が撮影に成功しました。飛んでいるときは、光が反射されてキラキラと輝いています。川の宝石と呼ばれる理由がよくわかります。止まってしまうと、保護色なのか、派手な色なのに周囲に溶け込んでしまうんですね。
一昨年の秋、井の頭公園の池で、至近距離でも逃げないカワセミを見ました。羨ましいなあと素直に感じました。田舎の野鳥は、まだまだ人には慣れていないので、ご覧の通りズームで撮影するしかないのです(天候のせいもあって、画質が悪いです)。もう少し野鳥と人が触れ合う場所があってもいいと思います。
Monthly: 2018年1月
カワセミ
慣れ
年齢に応じて興味の質が変わってくる。紅白歌合戦で言えば、若い頃はアイドル歌手が好きだったのに、歳を重ねると、自然と演歌の世界に魅力を感じるようになったり。昨年の紅白を何となく観ていたんですが、いわゆる大物や中堅といったあたりの人たちは、ステージ慣れしていて安定感はあるものの、魅力という点では期待外れが多かったように思いました。しかし、年齢的には結構イッているのに初出場した人たちは、一生懸命さ自体がフレッシュに感じられ、惹きつけられました。絵の世界についても、上手ければいいってものではない、というのは良くある話です。結局のところ「どのような態度で取り組んでいるのか?」という部分が伝わってしまう。
若い頃はスター性のある作家に憧れていたけれども、この15年くらいは、真鍋博氏や西島伊三夫氏が視野に入っています、もちろんお二人ともものすごい方なのですけれど。
「緻密な計画のもと作業を進めている」という姿勢が見えてくるところに惹かれています。