Ben Sidranのアルバム 「DON’T CRY FOR NO HIPSTER」~。ベン・シドランについては学生の頃からずっと追いかけています。ジャズを聴き始めた頃、その手のガイドブックに載っていた「グルーヴィンなジャズメンとあの帽子」というCDを手にしたのが最初の想い出。変わったタイトルと参加ミュージシャンに惹かれて・・・。80年の音源だったので10年遅れくらいで聴いたのかなあ。それからいろいろとあって・・・アルバムはほぼ全て持っていると思います。決して上手とは言えないヴォーカルの魅力に取り憑かれて・・・師でもあるモーズ・アリソンも探って行ったりと。今回はふとしたことからAmazonでニュー・アルバムを手に入れました。何と〜!直筆のサインが入ったポストカードと、缶バッジのおまけつき。Amazonでもこうしたレアな特典が受けられることがあるんですね。Groove Timeという専門店が発送元だったのですが、もしかすると来日公演の際に、会場販売か何かを担当されていたのかな〜。その時に準備したものなのか?妄想が膨らみます。
ベン・シドランをこれからお聴きになりたい方〜!って、そんなにいないと思いますが、僕がオススメするのは前述した「グルーヴィンなジャズメンとあの帽子」(1980)とデビュー盤の「Feel Your Groove」(1971)から1978年の「A Little Kiss In The Night」までのブルーサム〜アリスタ時代はほぼ間違いなしだと思います。フリーソウルの名盤という扱いもされていますし、フュージョン寄りのジャズ・ヴォーカルが聴きたい人にはドストライクだと思います。それから、80年代の音色については好き嫌いが別れる所だと思いますが、90年に立ち上げた自身のレーベルGo JAZZから1996年に発売された「Mr.P’s Shuffle」は音楽好きの友人と「これはヤバイ」と聴き込んだ記憶がありますね。最近ではボブ・ディランのナンバーをカバーした「Dylan Different」(2009)が出色の出来です。秋の夜長、ベン・シドランと共にお過ごし下さい~♬