Monthly: 2014年8月

date 2014.8.16
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叔父の初盆

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最愛の叔父をこの5年間で二名亡くした。母の兄弟だ。叔父さんたちは、僕が小学生の頃の夏休みに遊んでもらった思い出が沢山がある。そんな叔父たちの気持ちと僕の記憶がずっと繫がって、こうして鹿児島暮らしを実現させることが出来ている。子供の頃に見た風景や楽しさは、計り知れない影響力となって自分の人生を左右している。「この叔父さんたちがいなかったら、今の自分はない」、そう言い切れる存在であった。今回、初盆ということで親戚一同が集まって比較的ゆっくりと時間を過ごせる機会があった。叔父たちの子供(従兄弟)合計4名はみんな女性(随分年下)だが、それぞれ彼氏や夫と一緒に出席していた。若い男の人が4名揃うと、何だか頼もしい。叔父はいなくなってしまったけれど、こうして生命は繫がって行くんだなあと思える場であった。僕は48歳で微妙な年齢だが、感覚的に言うと、退職したり隠居して、全てを見守るポジションの方に近い。同じ席に95歳のおばあさんがいた。このおばあさん、僕が小学生の頃、既におばあさんだったのである。しわの数は少し増えた気がするけど、ポジションが変わっていない。これもスゴイ事だ。長生きするのかしないのかで随分変わってくるのだろうけど、このおばあさんの中で時間の概念はどうなっているのだろうかと不思議に思う。
いずれにしてもお盆という機会は素晴らしいと思う一日であった。

date 2014.8.16
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お盆の吹上浜

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お盆休みにしかお休みが取れない方々がいらっしゃいます。この時期は鹿児島の田舎も、それなりに賑わいを見せている様な気がします。一年中お盆だったらなあ。今回は鹿児島市内や県外からお友達や仲間がオーテマハウスに遊びに来てくれました。最近、雨が降ったり止んだり落ち着かない天気が続いていて不安だったのですが、何とか吹上浜を見せてあげることが出来ました。こういう天気だと、長く滞在出来るのでかえって良かったのかも。カンカン照りだと30分が限界という感じなんです。
「お盆に海に入ってはいけない」という言い伝えがあるので、ご覧の通り僕たちの他に人はいません・・・おっと、この場所はいつも人がいないんだった〜。南北40キロにも及ぶ吹上浜。本当はもっともっと観光名所として活用出来る筈ですね〜。奇麗な場所です。

date 2014.8.16
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ジェダイナイト2

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昨年、マルヤガーデンズで行われた「ジェダイナイト」。来場者は15名ほどだったかなあ。スター・ウォーズ好きが集まってワイワイと語る夜でした。今回、アナウンスすることなく密かに「ジェダイナイト2」が開催されました。場所は私の自邸「オーテマハウス」。何故、アナウンス出来なかったのかというと、今回は映画本編を上映しながら語るというイベントだったからです。会費を頂くと個人的な楽しみの範疇を超えて法律に触れてしまいますからね。写真の卵は、夕食に振る舞ったカレーに入れたもの。予定では6部作全てをダイジェスト再生する筈だったんですが、あまりの情報量の多さにエピソード1〜3までで、今回は終わってしまいました。会話をしながら、という予定も殆どだんまりモードで・・・。スター・ウォーズの映像や音像の力に圧倒されてしまう証でもあるんですが、進行や座席のセッティングに問題があったのだろうと反省しています。次回開催するときは、何かしらの工夫をしましょう。濃すぎるメンバーの皆様、お疲れさまでした。こうした、告知出来ないイベントの方が面白いんでしょうね。

date 2014.8.15
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川内原発に関するパブリックコメント

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こちらも地域活動以上に大切な問題。今、全国では最初に再稼働されると噂されている川内原発。自宅からも30キロちょっとの距離なので、生活に密着した問題です(30キロだろうが100キロ以上だろうが同じことですが)。311以降、鹿児島県内でも再稼働阻止に向けた様々な活動が盛んになってきており、自分も時間の許す限り参加してきました。鹿児島知事選や参院選、都知事選など、選挙では変えられないと思い知らされたこの3年ちょっと。むしろ、その結果が「選挙で当選した人たちの意識を変えたい」あるいはその他の手段で何とか日本を変えよう、という選挙以外の動きを加速させた様に思えます。
今回、パブリックコメントを提出する機会に恵まれました。「鹿児島は1万年タームで見ると、全て灰の下に埋もれる」と聞いたことがあります。自分には想像もつかない未来ですが、原発はそういう長い目で見ないと運用出来ないシステムなんです。「未来へ向けての作文」ということで僕もこれから書こうと思います。〆切は本日〜!
こちらから。

date 2014.8.15
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日置市小中学校の再編計画

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8/8の南日本新聞、日置市小中学校の再編計画について。再編計画というと聞こえがいいけど、要するに統廃合されるということです。僕が暮らす地域は、このあと市営住宅の建設予定がありますが、小学校は再編の対象です。つまり、せっかく移住を決めても小学校がなくなる恐れがあるのです。ハコモノを作りたい人と教育を考える人の思想がうまくかみ合っていません。やはり縦割り行政とはこういう事のかも。日置市にはいち早く既存の役割を超えて街を考えるブランド戦略課(のようなもの)を創設してほしいです。また、住民側も行政に甘える事無く、自らの意思で魅力ある地域づくりを必死で行う必要があります。時間は、もうありません。小学校がなくなったら、過疎化が急速に進む事は解っています。永くこの地域で暮らしていきたいです。自分が移住して来た意味を見つめるいい機会だと思っていますので、見守るだけでなく、なるべく動いていきたいと思っています。
先日、ラジオで竹中平蔵氏が、今の日本の問題点のひとつとして「既得権益層がきちんと働かないのに高い給料ばかりもらっている」ことを挙げていました。まあ、それはそうかも知れません。しかしそれ以上に「地域活動に参加する必要がない人=飽和状態の場所で暮らしている人」が多いことも、同じ様に問題があります。

date 2014.8.12
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こころざしを果たす日

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NHKのニュースで、今、唱歌「ふるさと」100年・・・の話題がありました。三番の「こころざしを果たして いつの日にか帰らむ」がずっと気持ちの中にある、という方へのインタビュー。
こころざしが果たせる日なんて来るのかなあ。もし、そういう日が来るのだとしたら、前もって準備し、是非ふるさとでその日を迎えて欲しい・・・。人生の仕事の全てを終えて故郷に戻ってどうなる?死ぬ間際に帰って来ても、ね。うちの父は鹿児島を出て東京で他界しました。志は、果たしていなかったと思います(やはり東京は人が死ぬ場所ではない。)。こちらでは、現役世代の人口が足りません。震災の影響で故郷に帰りたくても帰れない人がいます「いざとなったら、帰る」ではなく、今、準備を初めて動いて欲しい。

date 2014.8.9
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チェスト館にて打ち合わせ

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チェストというと、普通はチェスト・バスターしか思い浮かばないと思うんですが(ウソ)、鹿児島では日常的に使われている言葉ですね。スポーツのかけ声?僕は使ったことがありませんが・・・。そんな「チェスト館」は自宅から車で約25分、日置市の外れにありますが、鹿児島市内にはアクセスの良い場所です。そんなところでデザイナーと打ち合わせ。うどん/そば屋さんに入ればエアコンの効いたテーブル席があるんですが、それ以外に室内でくつろげる様なスペースはありません。いい場所なんだからいろいろと事業展開すればいいのに・・・と文句も言いたくなります。そんな訳でデザイナーさんとは、屋外のテーブルで話し合い。
奇跡的に?写真の移動販売車「cafe sun mountain」があったので、アイスコーヒーの他にもう一杯、キャラメルミルクを飲みましたが、美味しかった〜。この場所に通って4年ほど経つのだそうです。鹿児島市内で打ち合わせをする時とは気分が違って、道の駅を利用するというのはいい気分ですね〜。

date 2014.8.8
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観音滝

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さつま町にある「観音滝公園」に出かけてきました。実は二回目だったんですが、以前来たときはここまで辿り着く前に、何故か帰ってしまったんです・・・。今回はようやく「観音滝」に辿り着く事が出来ました(公園からはちょっと歩くのですが、他の入り口〜ガラス工芸館側〜が近いようです)。・・・観音滝と呼ばれる理由が、行けばすぐに解ります。本当に、拝みたくなる様なロケーション。いろんな滝を見て来たけれども、普通は広大な立地条件があると思うんです。でもここは程よい箱庭感なんですね、取り囲まれている感じ・・・神々しいたたずまいでした。みなさんも夏休みの間に是非お出かけください。

date 2014.8.8
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元祖フチ子さん

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「コップのフチ子さん」が流行っているそうである・・・僕が住んでいる地域では見かけたことがないんですが・・・。その情報を知ってか知らずか、とある食堂での待ち時間に、子供たちが蝉の抜け殻を使ってこんな遊びを〜。サブカル情報は少ないけれども、自然環境は最高のメインカルチャーだと思っています。

date 2014.8.7
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錦江町でのワークショップ

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今年のODK(おしかけデザインかごしま)の舞台は鹿屋だった。この夏は同じ大隅半島(といっても広大ですが)の錦江町に何度か出かけることになりそう。自宅からは4時間近くかかるので、仕事とは言え旅の気分ですね。今回は、コンテンポラリーダンサーであり、おおすみーかごしま芸術祭の発起人であるJOUさんからお話を頂き、錦江町の名所を巡って作品に仕上げていくというワークショップを担当することになったんです。タラデザイン専門学校で僕のイラストゼミを受講している学生二名と、東京から武蔵野美術大学の学生二名と作品を作っていきます。ワークショップ・・・ずいぶん前から聞かれる言葉だけど、ワークショップという名の「ただ働き」も何度か見てきました。そうならない様に、心理的に自由な作業空間を与えられたらいいなと感じています。
ひとまず、今回錦江町役場の方に案内して頂いた名所の数々、これは半端なく美しく、びっくりする場所ばかりでした。正直なところ、アクセスが悪いために「秘境」「知られざる名所」ばかり・・・若い作家たちによってどのように表現されるのか楽しみです。