
寝室に面した中庭でガチャガチャとクツワムシが鳴いていた。至近距離で鳴かれると本当にうるさく、寝付けないほどの騒音だ。飛び去ることを期待して手をパンパンと叩いてみるが、二週間以上も(夜になると)鳴いていた。鳴き声というのは・・・仲間に自分の居場所を伝えているんだったっけ?そもそも何で鳴いているのか良く解らない。そうだとしたら同時に、敵に対しても自分の存在を伝えることになってしまう。鳴き声と関連があるのか解らないが、大きなアシダカグモが中庭の壁でじっとしているのは、随分前から子供たちが気づいていた(クモに聴覚があるのかどうかも知らないが)。クツワムシ、今日は静かだなあ・・と、鳴き声が止んだ夜があった。・・・案の定、夜が明けると、アシダカグモがクツワムシを抱え込んで、ムシャムシャと食べていた!子供たちが見つけて、大騒ぎしていた。起こるべくして起こった捕食のストーリー。クツワムシは、確かにうるさかったが二週間以上も鳴き続けてくれて、それなりに思い入れのあるキャラとして認識された時期だっただけに・・・合掌。















