Adobe Creative Cloudが何かの機会にログアウトしてしまって・・・再度ログインを試みたものの、パスワードが違うということで、リセット→再設定したんです。今度はうまくログイン出来ましたが、クラウド上にあるファイルが全て消えていました。どのファイルも手元(ローカル)に残っているのでダメージは殆どないのですが、駅に忘れ物をしてきてしまったという様な感覚があります。最近、クラウドに保存することが当たり前になってきていますが、こうした事態はいつ来るのか予測がつきません。そういう意味ではハードディスクの故障と同じと言っていいと思います。(こちらでは見られないけど、どこかにデータが残っているかも?という意味ではクラウドの方がタチが悪いかも。)いずれにしても、デジタルデータの管理に正解はない様です。
写真は12月18日のもの。桜島冠雪。
Monthly: 2014年12月
パスワード・・・
ヤマ文明(1)
今日、薪ストーブの工事がひと段落つきました。薪ストーブ自体は使って10日ほど経ったのですが、床のタイル工事が終わって、ようやく本格的に稼働し始めたんです。
田舎暮らしを始めて15年、太陽光発電や電気自動車の導入など、いろいろと試行錯誤してきましたが、薪ストーブというのは・・・これまでで最も解りやすい生活の道具。私たちの祖先は焚き木を自ら調達し、お湯を沸かしてお風呂に入ったり、調理をしていたんですね。みんなが、です。しかし近代文明の発達によって、「火に対する知恵」は体の外へと吐き出されてしまい、石炭、石油、電気が肩代わりをしてくれました。これからは、どうなるんでしょう?
薪ストーブを導入したことによって見えてきたアレコレ。裏山(オーテマウンテン)は昨日まで風景だったのですが、これからはエネルギー源の意味を持ちます。21世紀の残り85年を生きるための知恵、これを総称して「ヤマ文明」と勝手に名付けました。薪ストーブ周辺に関する話題は、不定期のシリーズとして「ヤマ文明」というタイトルでお届けしたいと思います。
三坂基文「water」展@white gallery
三坂基文さんの個展「water」に行ってきました。場所はご自身がオーナーを務めるWhite Gallery。毎回、違った作風で先が読めない三坂さんですが、今回は昔の写真を樹脂で固めたもの、フェルト地にレーザーカッターでスリットを入れたストールなどが新鮮でした。メインの作品はキャンバス地に出力した写真にペインティングを施したもの、不思議なリアリティが演出されていました。ひとつの作風を貫く作家の生き方ではなく、常に変化を求める姿勢は、どれも三坂さんの本音であり、それが「water」という言葉に結実したのだろうと思います。自分ももっと自由にならなくてはいけないと思える展覧会でした。会期は28日まで。
時計台っていいよね
鹿屋市体育館の前にある時計台。今月になってから、花時計に変わって設置されたもの。デザインはアメタ食堂の橋本泰久氏。素材と厚みが制限されていた中でのデザインだったそう・・・また時計本体も既に指定されたものしか使えなかった様ですが、文字盤のみをコダワリのオリジナルデザインに取り替えて完成させた模様。鹿屋中央公園のシンボルとしてこれから市民の意識の中に溶け込んでいくんでしょうね。ちょっとした街のオブジェですが、そこに何らかのストーリーが盛り込まれていれば、自然と話題は広がっていくはずです。橋本くんは鹿屋に住んで3年目だそうですが(彼については機会を見て詳しく語らなくてはいけない)、既に自分の中では「鹿屋の主」として存在しています。そういう彼に、時計台を作らせてしまったというフットワークの軽さも、とてもいいです。こうした出来事からも分かる通り、鹿屋という街、ここが最近、大きく様変わりしているように思います。鹿児島市よりも可能性を感じている人も多いのではないでしょうか。
Ash07 Satsuma Design and Craft Fair
既に会期終了となっていますが(最近、なぜかオンタイムで情報をあげられません)、鹿児島市内外数十店舗を舞台に開催されたash07 Satsuma Design and Craft Fairに行ってきました。当然、全て回れるわけもなく、今回は松下瑞樹写真事務所「シティ・ライツ・カンパニー」における三島知美さんの展示と、石蔵「Good Neighbors.」におけるTomovsky*さんの展示を見てきました。松下くんの事務所には初めて行きましたが、品性のある住宅街のワンフロアーを借り切った気持ちの良い場所でした。三島さんの展示はその踊り場が違和感なく使われており、生活の一部で彼女の作品がどのように映えるのかがシミュレーションされていました。毎年、「む展」で一緒に活動しているTomovsky*さんの展示も、感度の高いギャラリーとの相性が抜群で、素敵な空間でした。お二人に会えなかったのは残念でしたが、松下くんとはちょっとした世間話ができました。
僕も何年か前(ash 02)に参加させて頂いたことがあるのですが、毎年成長を続けているイベントです。
鴨池港の球形スピーカー
気になるなあ・・・
垂水千本イチョウ〜高齢者のファッション
「世間自然遺産」「僕立公園」((c)東川隆太郎さん)で知られる垂水千本イチョウに行ってきました。東京から帰郷した中馬吉昭さん・信子さんご夫妻が昭和53年から毎年少しずつ植樹し、現在1200本に至っているイチョウの木が、立派な観光スポットになっているんです。荒廃した土地を徐々に豊かな場所へと変えていく姿は、当然、フレデリック・バックの「木を植えた男」を思い出しますね。
話は変わり・・・
今回出会ったのは、大型バスで訪れた(おそらく)中国人観光客(写真)。ファッションが鮮やかで気持ちいいです。派手にすればいいというわけではありませんが「色を使って自分を表現する」という、当たり前の行為が日本人のファッションには欠けていると思います。というか、敢えて自分を目立たなく、暗くしているとさえ感じてしまうんです。特にご高齢の方々・・・。(若い人でも同調圧力系のファッションは気になりますよ。)why not be free!
「動く永吉」出張会議@コワーキングスペース「テロン」鹿児島中央駅
永吉商店街の中心に位置する空き物件の活用法について、話し合いが続けられています。今回は永吉から鹿児島市内の中心部に出かけて行き、自然木(じねんもく)の村田義弘さんと、鹿児島大学の境野健太郎さんにお話を伺ってきました。ハコモノ行政と呼ばれた建物のほとんどは、極端に言えば住民不在。「とりあえず作ってみるか」というまま見切り発車してしまったケースが多いと感じています。雇用が少ないから無理やり新規事業を起こして雇用を増やしても、そこには「やらされている感」がつきまとう。働くからには「お金がもらえる」というマネー経済だけの意味ではなく、同時に自分の気持ちを、地域に還元できるという純粋な喜びが伴っていないと長続きしないと思います。そのために、どのように空き物件を活かせば良いのか・・・。おおまかな答えというのは、ここ数年の他地域の成功事例などからも見当がつくのですが、資金の工面など、こと自分の地域となると随分と勝手が違います。
近所では、お茶のみスペースとして、ただ作ってしまったプレハブ小屋が目立ちます。そして使われているのを見たことがありません。そういた失敗は許されない現状です。じっくり話し合って、楽しい空間が生まれるよう活動を続けていきます。