日置市最大のお祭りと言っても過言ではない「山神の響炎(やまんかんのきょうえん)」。今年は10月11日に開催されます。今回、実行委員会の一員として主に広報の係を務めることに。これまで、吹上青松太鼓さんのグループが軸となって進められてきたお祭りですが、今回からは仕組みが変わって公民館主催のイベントになったんです。たまたま、イベント資料の表紙に、この「やまんかん」くんを見つけました。どういう経緯で誕生したのか不明ですが、おそらく、イベントのメイン会場である「山神の公園」が誕生したときに、印刷所の方が考えたものだそうです・・・。権利関係も今はクリアーになっているということで、今回からポスターに登場させることに。ゆるキャラブーム以前に考え出されたものなので、表現が屈折していないし、シンプルで可愛いんです。コンセプト不在のお祭りでは困りますから、「ずっとこの場所を見つめてきた」であろう彼を、なるべく多く登場させたいなあ。
Monthly: 2015年9月
ぼくヤマンカン
Aoshima Beach Style
先日、宮崎に行った時に偶然手にしたフリーペーパー「Aoshima Beach Style」。デザインの美しさに目が止まり、思わず持ち帰ってしまいました。地域おこしとか地方創生とか、もうこちらでは聞き飽きた表現になってきました。しかし、そんな中でも職業柄、特に紙媒体に惹かれます。やはりこうしたデザインに触れると、何だか落ち着きます。ああ、こんな動きがあるんだな〜と。地元の人ほど、地域のことが客観視できるようになるのではないでしょうか。地元のことは、良く見えない場合が多い。景色がどんなに素晴らしくても、周辺の人間関係に疲れていれば、美しくは映らないわけで・・・。フリーペーパーがきっかけになり、そうした閉塞感から抜け出る人がいればいいですね。僕も今、地元のカレンダーとwebsiteを作るべく試行錯誤中です。
Active Volcano
阿蘇山が噴火しました。桜島、口永良部島のことも考えると、我が家は火山に囲まれています。近所だからシビアに感じますが、距離を無視すれば日本全国、ほとんど全ての家が火山に囲まれていますね。鬼怒川の氾濫もあったし、自然からの警告が続いています。自分たちの暮らしは今まで通りで大丈夫なのかと。自然災害で命を落とすことは珍しいことではないのかも知れません。
このイラストについて。
最近、映画「ピクセル」の公開の影響があったり、8ビットの表現が流行っていたりして・・・今回の噴火からすぐにパックマンを連想しました。自然界が猛威をふるって人間社会(主にテクノロジー)を潰していくという構図は繰り返し描かれてきました。原発問題に関しても、文字ではなく「絵として」分かりやすい表現を求めて、いつも試行錯誤しています。
不思議な日々を過ごしている
9月8日。朝は地元のお祭りのチラシをデザインする。デザインの仕事はあまりしないのですが、やはりコンセプトではなく(連絡ミスによる)文字の修正に時間がかかりますね。やはり自分はデザイナーではなく、イラストレーターに向いているのかも。昼は、串木野の某所に出かけて行って、台風被害の後片付けをしました。初めて訪れた集落でしたが、街に比較的近いのに山奥に来た印象の素敵な場所。新車が二台並んでいたり、大胆な改装を行ったスタジオもあって、新鮮な暮らしの匂いがしました。これらの生活は「宇宙からのギフト」で成り立っているとオーナーは語っていたけど・・・何のことだろうか?具体的には聞かなかった。裏山で倒れた栗の木をチェーンソーで切ったり・・・。オーナーからは絶品のサラダとケーキの振る舞いが。これは三時のおやつと言っていいレベルではないなあ・・・。同じ空間にいた三人で、「この感覚を都会の人に届けたい」という話をする。夕方、家に戻るとアカウミガメの放流があるというので、家族で吹上浜へ。ウミガメの赤ちゃんたちは必死に沖合を目指す。雲がなかったので太陽が水平線に沈む様子がはっきりと見えた。今日という1日、お金をもらうという意味での仕事は一切していない。49歳働き盛り?が過ごす平日としては、常識的に見れば間違っているのかも知れない。ニートとは明らかに違うけど?いや同じか?よくわからないが、それでも人間にとっては根源的に得るもののある時間の連続であった。
冷蔵庫とのお別れ
台風の被害は家電にまで及びました。数度に渡る停電で、常時稼働していなくてはならない冷蔵庫からガタガタという異音が何度か聞こえて・・・電気が復旧したあとも調子が悪い。扉の内側に書かれている表記を見ると、2001年製・・・移住した次の年に買ったことは、全く覚えていないのですが、随分と長い間活躍してくれたんだなあ。容量は400リットルくらい。この10年で、家族が3人増えたこともあって、食料が入りきらない事態も度々ありました。
そんな訳で、今日、600リットルクラスの新しいモデルが到着しました・・・。写真は引き取られて行く直前の最後の勇姿。15年間ありがとう。
(先日、臨時収入があったと思ったら、こういう臨時出費があります。)
巨大ナメクジくん
台風の爪痕処理にかなりの時間がかかっています。倒れた庭木を剪定したり、いろいろと・・・そんな中で見つけた巨大ナメクジ。20センチ近くはあると思います。(スケール感が分かりづらい写真なので筆記具を隣に置いてみました)山から薪を運んでくる際に、連れてきてしまったのかも知れません。巨大ナメクジ、といえば、有名なのは「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」でミレニアム・ファルコンが隠れていた洞窟が、実は宇宙ナメクジの体内だった・・・!というあのシーンですよね。ここまで成長するのに、どのくらいの時間がかかったのでしょうか・・・このまま行けば宇宙ナメクジの大きさにまで達することも考えられます。ストライプの模様が、実際に見るとかなりのインパクトです「近寄るな!」という信号みたいで・・・。
ヤマ文明(6)自然淘汰の巻
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自然淘汰という言葉があるけれど、今回の台風15号では、その意味について深く考えさせられました。自宅の裏にある山(通称:オーテマウンテン)でも写真の様にかなりの被害が出ました。人間が植えた杉の木は、台風目線で語ると「お前はもう、ここに立っている必要はない」ということなんでしょう。昔からある照葉樹の森も、ある程度は痛みましたが、淘汰されずに、杉林のような被害を受けていない様に感じます。台風の爪痕を人間の力で元どおりにするのはほぼ不可能です。倒れた木は、都会ではゴミになってしまうのかも知れませんが、僕の目には、薪ストーブの燃料として映ります。チェーンソーで切って、斧で割って・・・果てしない作業ですが、徐々に進めたいと思います。薪ストーブを導入したのも、斧を買ったのも、この台風を予知していたからなのかも?と勝手に思っています。
NPG48イケメンカメムシ総選挙
前回に引き続き長崎鼻パーキングガーデンの話題。昆虫コーナーで「NPG48イケメンカメムシ総選挙」なる人気投票が行われていました。「彼氏にするなら何番のカメムシくんがいいですか?」っていう強引な質問ですが、真剣に選んでしまいました。確かに人の顔にしか見えない、「ジンメンカメムシ」という(安直なネーミングだ・・・)種類だそうです。
結果発表はコチラ!
夏休み最終日
今年の夏休みが無事に終了しました。最初の10日間は個展の準備に割いたので、子供達と思い切り過ごしたのは8月に入ってからでした。フリーランスなので自由な時間がとれます。それに加えて、8月は仕事がかなり少なかったんです。そんなこんなで迎えた夏休み最終日は・・・あいにくの天気だったのですが指宿までドライブしました。行く場所は決まって「長崎鼻パーキングガーデン」。ここは子供達のお気に入りスポットです。春にも行ったので今年は2回目。喫茶「インコ」でソフトクリームを食べたり、インコのショーを観たり(これが最高!)・・・インコづくしかよ!と言われそうですが、そうでもなく、絶好のロケーションに加えて様々な動植物に囲まれています。来年は50周年を迎えるといいます。いつ行っても、あまり人がいないので何とか賑わいを取り戻したい、南薩では一番の場所です。
ヒラタクワガタ〜虫自慢が多極分散型社会を作る
こちらも台風のあとに庭で見つけたもの。なかなかお目にかかれないヒラタクワガタの造形〜厚みがかなり抑えられていて、カブトムシが力士だとするとこちらは陸上選手のようなイメージかな?ノコギリクワガタの、ちょっとデコラティブな雰囲気にくらべても、無駄な部分をそぎ落とした感じで随分と渋いですね。「ツヤ消し仕様」っていうところも含めて。捕獲しないでそのまま逃がしてあげました。きちんと子孫が残せますように〜!