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インターネットの普及があまり進んでいなかった頃、数少ない友人の数少ないサイトを観るのが楽しみであった。それまではテレビのチャンネルを回して世界情勢だとか芸能情報だとか連ドラをチェックしていたんですが、友人の生き方を眺める方に興味が移った。時は流れてmixiのサービスが始まり、ますますその流れが加速。犬は、毎朝の散歩で電柱のニオイを嗅ぎ、近所の犬社会の中でのポジションを知ると言われています。アイツは今病気だとか、俺は何番目に強いとか、そういう情報が電柱に染みこんでいる。犬と自分の生活を照らし合わせると、mixiは電柱の様なものだなと意識する様になった。そしてtwitterである。こちらは、更に自分が犬であることを確信する様なシステムだと思う。有益な情報、良く解らない情報がどんどん混ざって流れてくる訳ですが、結局のところ「おはよう」とか「おやすみなさい」が最も多用されている。一言で表現すると「みんな頑張って生きてるなあ」という事実を知るためのものだ。心臓の壁が激しく動いて、血液が物凄い速度で循環している様子。これまでは数える程しか実感出来なかったけど、twitterの画面ではそういう生命力を見てとれる時がある。その部分に怖さを感じるときもあるし、励まされるときもある。こういう社会が自分に何をもたらすのか解らないが「自分の運命」を意識する機会が増えたと思う。
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写真は中庭に出現したカエルくんです。体には土がついており、二日ほど全く動かなかったので、冬眠から目覚めたばかりの状態だと思われます。三日目にはいなくなっていました。














