ポール・デルヴォー展@鹿児島市立美術館
絵を描く仕事をしているので、絵に関しての「好き嫌い」は激しいですね。好き嫌いというか、この人は参考になるとかならないとか、もっと、事務的な視点なのかも知れません。そういう意味で言うと、今回のポール・デルヴォー展は好きですし、参考になりました。何にこだわっているのか?というのを読み解くポイントが画面のあちこちにあって「ああ、そうだよね。」とか、「ここは、なんでこうなの?」という様な会話が成り立ちました。(そういう会話が出来ない芸術家も沢山います。)1994年に亡くなったということですから、同じ時代を生きていたという共通点もあり・・・そういう点でも解りやすいですよね。中でも、アトリエに飾られていたという鉄道模型が展示されていて、これは作品以上に見入るべきポイントでした。その鉄道模型は作品の中にも登場してくるのですが「これが、こうなるんだ」という道筋が見えるんです。こうした模型を参考にしていたという姿勢も、共感を得られる点でした。
お客さんは少なかった。もっと話題になっていい展覧会だと思います。















Dr,Moonlight
2012/09/05 16:53
ohtematic
2012/09/05 17:57
ポール・デルヴォーって、ムーンライトさんに教えてもらったんじゃないかな。結局のところ、こうした絵の構築の仕方が一番心地よいですよね。
一番伝わりやすいし、深い表現も出来ると思っています。
ムーンライトさんのオリジナル作品にもそれを感じます。新作シリーズが見たいです。