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date 2013.2.5
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等身大とは

等身大とは

先日、何故終了制作展のコピーが「等身大」なのか・・・という記事を書いたところ、都心部にお住まいの賢人から「こういう事ではないのか」と電話がかかってきました。
要約すると、僕らの世代が「等身大」という表現を使う時、そこには派手に振る舞ったり肩肘を張ったりしている自分ではなく、素の自分、虚飾を剥がした自分、或いは、少な目に見積もった自分、などの意味がその殆どだが・・・・・
今の若い人達にとっての「等身大」という表現は「等身大の自分たちを認めてくれ」という切なる願いが込められているのではないか、という事だった。つまり、実力がまったく評価されていない、あるいはそういうステージが存在しないという事なのではないかと。
いろんな原因が考えられる。本当に上手い学生でも「解る人にだけ、すぐに伝わってしまうルート」が目前に見えるから、敢えて幅広い層に訴求していく必要性を感じづらいのではないか。僕は大衆性と客観性とデッサン力を軸にした指導をする様に心がけているけれども、果たしてどのように伝わっているのかな。

Comments: 2 comments

  1. 分からない人、伝わらない人、出会えない人、知らない人にどうやって伝えるかを「伝えたい人に代わって匿名で実践する」のがデザインという仕事だと思っています。
    自分自身は等身大でもいいけれど、仕事としたら…どうなんだろうなぁ…。と未だに悩みながら、この歳になっても(!)背伸びして仕事してますねぇ。
  2. ohtematic

    はなさん→
    そう!匿名性は大事ですね。そこの部分が解らないでオレオレでやっている人が多すぎるかも知れません。花田さんのデザインは物事を素直に伝える感じがします。自分にはない感覚です。