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date 2006.7.5
category garden
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武岡トンネル工事中


オーテマ・ハウスから鹿児島市内に行く際、避けて通れない(頑張れば避けられます)ポイントに、「武岡トンネル」が存在している。トンネル直前で何本もの道路が収束し、しかもトンネル内も片側一車線という最悪の設計。そんな訳で、となりにもう一本トンネルを作り、上り専用トンネルと、下り専用トンネルに振り分けて渋滞の緩和を図ろうとしている。只今その工事中なのです。ご覧の通り、どうやってあんな場所までパワーショベルが!?という感じで、山を思い切りザクザクと・・・一山、全部削ってしまうのだろうか。鹿児島では、「ひとやま越えると」という表現を今でも良く聞く。「ひとやま」のお陰で鹿児島は、九州の中でも独自の文化を築くことが出来たと思う。そうやって考えると、山をひとつ削るごとに、山を挟んだ2つの街が解け合ってしまうことになる。便利になる反面、街のオリジナリティは消えて行くのだ。そういうリスクは目に見えにくいが、きちんと意識して車を走らせたい。お金持ちは、山を削り、海や谷を埋めたりする。お金のある街は、平らである場合が多い。

Comments: 8 comments

  1. 近所です。大雨で濁流が流れ出してました
    心配な情景が今朝目の前に、、、、
    壊す・平らにする・新しく作る
    これを繰り返して古いものがだんだん
    無くなる。こんな日本より
    古いものを守り続ける景観作りをめざす
    外観を残し 内部を新しくする街作りが好きですね。
    ヨーロッパの町並み 良いと思います。
  2. PARAさん→
    ご近所でしたか。この場所は、トンネルを抜けた部分の道を造るために造成しているんでしょうか。トンネル自体の場所ではなさそうですよね。
    PARAさんのおっしゃる通り、ヨーロッパには学ぶところが多いと思います。地盤がヨーロッパに比べて緩い、という事を差し引いても日本は目先の事だけを考えて町づくりをしている傾向がありますね。
  3. そういえば、8・6水害も山を削りすぎたために起こった災害でした。 人口膨張を続ける鹿児島市は、山を削ってできた団地だらけ。 上から見ると恐ろしいくらいです。 かくいう私も武岡団地の住民ですが。 都市の便利さは、危険と隣り合わせということをあの災害で学んだ鹿児島市ですから、安全対策は充分にやってもらわないと困りますね。 でも、行政ってその面では一番危ないのかも・・・何しろ、誰も責任をとらなくていいのですから。 民間ならなにかあったら倒産ですが。
  4. フラさん→
    本当にみんなが望んでいる便利さかどうか、きちんと検証しているのか疑問ですよね。確かに武岡トンネルは渋滞しますけど、トンネルを掘るためのリスクは説明されないまま工事に入ったのではないでしょうか。
    人口については、鹿児島市のみ増え続けていますね。これも全国的な問題です。都市の人気が高まっている。武岡からわずか30分の吹上は過疎化しています。
  5. Nozomi.K

    私はこの山を「萎えの山」と呼んでいます。先日知人とドライブ中、この風景が目の前に飛び込んできたときのこと。知人曰く「国の力はスゴイ! お金があれば何でもできる!!」。それを聞いて私の心はいっぺんに萎えてしまいました。まあ高度経済成長時代の人だからしょうがないかとも思いましたが…。
    でもたった一言で長年の親愛の念が消えてしまう私の青臭い心もどうなんでしょうね???
  6. Nozomi.Kさん→
    「お金があれば何でも出来る」・・・・皮肉を込めて発言したのではないでしょうか?その方がどんなキャラクターか解りませんが。僕も、県職員から某建設会社に天下った方から「この道はオレが造った」という話を聞いた事があります。これにはあきれました。
  7. トンネルはどうして出来たんですか?
  8. Anonymousさん→
    トンネルはまだ完成していませんが、渋滞を緩和させる事が目的です。