「動く永吉」の活動
僕が暮らす吹上町永吉の商店街。かつては通り会が3つもあったと言われていますが、今は人口減や高齢化でお店は数える程。そんな中、空き店舗が老朽化して瓦屋根が道路に落下する危険性が出てきました。この建物を所有する方と何度か話し合いを続けているうちに、取り壊す動きが出てきました。建物自体が、もうひとつの空き家と繋がっていて・・・その空き家の所有者が別の方・・・などと様々な問題もあります。どうすればより良い方向で問題が解決出来るのか。今回は、所有している方が非常に優しい方で、円満に話し合いが進んでいます。また、地元を離れて空き家をそのままにしていた事(物置として使っていたこと)を随分と後悔されている様でした。こういうケースは沢山あると思います。日置市だけでも空き家は2000個以上あると言われていますから、新規に公営の住宅を建設するよりも、空き家の問題一件一件を丁寧に解決していく方が正しいのではないかと感じます。予算的にも。
もし、田舎にそのような空き家をお持ちで、現在違った場所で暮らしている方々には、とにかくメンテナンスをきちんとして頂きたいと思います。出来れば、若い人達が気軽に借りられる状態にして欲しいんです。おそらく資産価値のある地域では、こうした住居を不動産業者が買い上げたりするケースもあるのでしょうが、それが期待出来る状況ではありません。
また、こういう法律が出来ればいいとも思っています。「10年以上の空き物件は自動的に地域ものとなる。」とにかく、所有者がいる限り、例え荒れ地になってしまっても手が付けられません。実際には危ないので、見るに見かねた地域の方々が手を入れてしまうんですけれども・・・。














