無意味な対立は避けたい
山本議員が煙草をふかしている写真が公開されて「反原発派なのに周囲への気遣いが出来ない」という切り口でバッシングが始まっている。特定秘密保護法案も「反原発の人が反対しているからいい法律なんじゃないか」と思っている人もいると、先日Facebok上でみかけた・・・それは卑屈すぎる。世の中がギスギスしてきていて、ネットの情報だけを拾っていくと気が滅入る事がしばしばある。反原発派で愛煙家、あるいは原発推進派だけど嫌煙家、という人は沢山いる筈だ。こういう論調は、大変危険だし、くだらない。竹を割ったように、人をカテゴライズしていって何になるのか。僕は反原発活動のお手伝いをイラストを通して少しだけ行っている。ポスターを描くときは、いろんな人に、多様な価値観の人に届くように、なるべくフラットなイメージになるよう心がけている。「原発はいらない」と感じている人たちは、まだまだ誤解されているから。例えば、仙人みたいな風貌で自然食が好き、とか。勿論そういう人も目立っているけど、実は少数派だと思う。僕のようにジャンクフードが好きな人もいるし、オシャレなお母さんたちもいる。聖人ではなく、普通に暮らしている人が大半なんじゃないか。大事なのは、普段は違う価値観、世界観で生きているけど「じゃあこれからどうするんだ」という大きな方向性をきちんと話し合うことだと思う。小泉元総理の発言が大きな波紋を投げかけている。新しい情報も少し混じっていたけれど、その多くは随分前から語られていた事だった。違った文脈を無意味に持ち出してくる対立はもう見たくないな。原発ゼロに舵をを切る日は意外と近いのではないかと、期待しているところです。














