残したい鹿児島のデザインその7
2004年4月。屋久島観光を終え、宮之浦港で鹿児島(本土)に戻る高速船「トッピー」を待っている時のこと。おみやげ屋さんで発見しました「屋久パック」!最近はどこの観光地に行っても「○○に行って来ました」というネーミングのお菓子が目につく・・というか鼻につく。そういった自己主張をしているお土産は、まず買わないのです。それよりも、永年、地道に商売をし続けてきた様な、謙虚な食品に目がいきます。その中でもこの「屋久パック」はパッケージデザインの佇まいがグンバツ(死語?)ですね。綺麗な特色2色刷り。イラストにもロマンがあります、屋久ザルが鰹を釣り上げて、家に帰るところです「お父さん、今日はこんなの釣ってきたぞ!」と家族に報告する直前のにやけた顔がカワユイ(死語)!バックにはさりげなく九州最高峰の宮之浦岳も配してあります。で、この「屋久パック」は「うどん・そば・味噌汁のだし」なのであります。裏面の解説には「屋久パックは、自然加工された屋久鯖本枯、屋久宗田節本枯、鰹本枯を原料とした最高の味をひきだす、だし専用の削り節です。」とあります。だしには全く詳しくないのですが、何だか物凄く貴重な感じがします。実際に使ってみましたが、明らかに味噌汁がパッケージにある通り「太平洋の味」に変わりました!激変といってもいいでしょう。みなさんも屋久島を訪れた際には、是非お買い求め下さい。