台風・忘備録
8月26日の朝4時にネットに繋がらないMacbookで原稿を書いています。電気がないので残り53%のバッテリーが頼みの綱です。
昨日8月25日の未明に、台風15号の影響で停電になった。しばらくはwifiのポケットルーター経由でインターネットに接続出来ていたので、ブログの記事をアップして夜明けまでを過ごした。夏休み中の子供達にとっては、図らずもノーメディアデーとなり、台風で荒らされた庭を掃除したり、いつもとは違う雰囲気を楽しんでいるようだった。台風15号の影響は凄まじく、我が家の裏にある杉の木をなぎ倒したり、商店街の一角にある倉庫(ここは何かに使えないだろうか?と気にしていた場所であった)もメチャメチャにしてしまった。停電してから、およそ15時間が過ぎた頃に、今日のお風呂とご飯はどうしようか?という家族会議になり、隣町まで出かけることにした。ここで、ようやくインターネットが繋がる。つまりはauの基地局も、自宅付近では機能していなかったのだ・・・。災害時、最低限のインフラであると思う。NTTの固定回線はもちろんのこと、携帯通話各社の脆さも浮き彫りになった。伊集院の温泉につかり、食事を済ませた後自宅に戻ったが、まだ電気は復旧していない。もう24時間を超えてしまった。こうなると、呑気な事は言っていられない。オール電化にしなかったおかげで、ガスも使えるし、水道も大丈夫。しかし、この状況は被災と言っていいのではないかと感じるようになった。怖いのは、自分たちがどういう状況になっているのか、テレビやネットで知る事が出来ないということ。今更ながら、乾電池で動作する高性能のラジオが欲しくなった。夕方、役場の広報車が復旧には時間がかかるとアナウンスしながら回っていたけど、吹上町はほぼ全域電気が来ていないらしい。夏場だし、冷蔵庫の中の保存食や冷凍食品は確実にダメになる。九州電力はこの損害を賠償してくれないだろうし、NHKは二日分の受信料を払い戻しはしてくれないだろう。やはり自分のことは自分で何とかしないといけない。エネルギー自給にはそれなりに取り組んできたけれど、まだまだ。通信の自給っていうのは、不可能ですよね・・・?のろしを上げて、煙にイラストを乗せることは出来ないものなあ。
いずれにしても自分が住んでいる環境というのは、自然に囲まれているだけまだマシなのではないかと感じた次第。もし首都圏で24時間も電気が止まってしまえば、大パニック状態に陥ってしまうだろう。
もうすぐ5時だけど、空はまだ暗い。夜明けが待ち遠しい。照明は、20年ほど前に購入したアロマ用(その当時、何だか流行っていたんです)のロウソクが30個ほど残っていたので、それをキッチンやトイレなど、ポイントに設置しています。ロウソクも必需品ですねえ〜!
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追記:
8月26日の20時頃、電気が復旧しました。およそ40時間。想像以上に長かったです。