「む展」開催中
先日もお伝えした通り、鹿児島市立美術館にて「む展」開催中です。武蔵野美術大学で学んだ(現役大学生もいます)というだけで集まって毎年展示を行い、今年で何と24回目。学校ギライだった僕が、何故か鹿児島に帰ってきてから、この展示を通じて学校の先輩、後輩と親しくなりました。出品者の年齢は最高齢から最年少まで50年ほどの幅があり、戦後の日本の美術史の殆どをカバーしているのではないか、という内容になっています。世代ごとに作品に対する考え方が異なっているのは当然のこと、鑑賞する側もやはり世代間で対峙の仕方が違う。異なった時代や価値観を繋いで、調和していく事はとても難しいのですが、デザイン業界や美術団体を超えて作品が一堂に集まっている様子を観ると、ひとつの回答が得られているのではないか、と思えてきます。