宮崎へ・後(柳瀬祥一さんの個展)
2時間ほど特急きりしまに揺られて〜いろいろあって略〜宮崎駅近くにある「ギャラリーArt Space色空」に到着。恥ずかしながら初めての場所でした。ここで、学校の大先輩・柳瀬祥一さんが個展を開いているのです。鹿児島からもタイミングを合わせて、僕の他に7名の仲間が駆けつけました。柳瀬さんは、昨年の忘年会で「今日はみなさんにお別れを言いに来た」とおっしゃっていた程、体調を崩されていたんですが、この日はキビキビとした態度で非常にお元気そうでした。作品も、これまでとは違って果物の瑞々しさをテーマにした作品が沢山並んでいました。
柳瀬さんの代表作は、僕が知る限り抽象の大型作品をシリーズでしたので、意外な展開だと感じたのです。諸先輩がたの作品の移り変わりというのは、少なからず自分のこれからの創作活動に影響を与えます。なぜ、どうして、変容して行ったのか?なるべく本人の口から聞いてみたい。今回の果物の作品には特徴があって、必ず果物の右側に「不自然とも思える薄いオレンジ色の光」が描写されているんです。これは何なのか、失礼ながらご本人に尋ねてみました。すると「絵画としてのアクセントは勿論だけど、(それ以上に)背後の空間を感じさせる役割がある」と答えてくださったんですね。なるほど納得です。確かに、あの光のお陰で、時間帯も謎に包まれてしまいますし、テーブルや部屋のスケール感も曖昧になってしまうんです。結果として小作品でも意味合いが広がる。具象表現とはいえ、抽象を追求してきた柳瀬さんならではのアイデアだと感じたのでした。














