教育講演会
鹿児島県医師会館大ホールという大変立派な場所で、「田舎暮らしとイラストレーション」というお話をしてきました。今回は校長先生を中心に、教育関係の方が聴講するということだったので、一からプレゼンテーションの組み立てを見直しました。本業のイラストレーションや、仕事の延長上にあるODK(おしかけデザインかごしま)を紹介したり、美術系の入試の話をしたり。最後に、自分がなぜイラストを描く様になったのかという話に着地する流れでした。使用したスライドは370枚!
プレゼン資料を作っていると、自分を客観視できる瞬間が何度も訪れます。なぜ描いているのか?と言えば、小学校のお別れ会まで遡るんです。あの時に作り上げたスター・ウォーズの紙芝居で「絵を発表するという喜び」を感じたんですね。そこからは中一の時に部活を辞めて一直線。(以前にも書いたと思います)それを支えてくれたのは家族であり、クラスメイトであり、担任の先生や図工の先生の存在だったと思います。先日同窓会を終えてきたばかりなので、周りからの応援が自分を作ったのだと強く感じたばかり・・・。
全国的に図工の時間が減らされている様です。鹿児島の小学校には図工の専任がいないそうです・・・これは自分にとっては悲劇。美術や音楽は、言語以前のコミュニケーション手段であるから、五教科を下から支える大切な存在であるはずなのです。