
タラデザイン専門学校で、イラストレーションの授業を週に一回受け持っています。今回の課題は「重い+軽い」。学生達には「デザイン的な解釈で取り組むこと」や「気持ちが重い・軽いという心情的・抽象的なものは避けること」という条件を出しておいた。しかし蓋を開けてみると、殆どの学生が「天秤」や「体重計」を描いてきた。う〜ん、正直、困った。こういう課題は、こちらが指導しなくとも「そういうモチーフは敢えて避ける」という入り口に立たなくてはいけない筈だ。天秤や体重計を知らない人でも「重い、軽いが描かれている」のだと、そのイラストを観た瞬間に感じ取れる様な作品でないと。これは、アメリカをテーマにした時、アメリカの国旗を描いてしまう様なもの。見る側の知識に頼りすぎてはいけない。音楽の課題が出たときは、音符は避けて欲しい。ビジュアルコミュニケーションの仕事に就くのだから、もっと幅広い引き出しがないと、おそらく社会では通用しないだろう。イラストレーションの目的、デザインの目的を、もっともっと体験させて、無意識のレベルにまで浸透させていくことが必要なのかも。これは学校全体で取り組まないといけない。


























