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date 2009.2.16
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いすみ鉄道


いすみ鉄道の未来予想図を描きました(手前は房総半島、左奥に少しだけ見えるのが東京湾です)。現在、千葉県いすみ市にある「田園の美術館」にて行われている企画展の中で展示されている様です。3月1日まで。お近くにお住まいの方、足を運んでみてはいかがでしょうか。
この展覧会、千葉大学大学院工学研究科の佐藤建吉研究室が行っている「エコミュージアム環境整備」の一環で、いすみ鉄道の再生〜活性化運動が中心となっています。
いすみ鉄道は、調べたところによると、経営の危機に立たされている様ですね。なくしてしまう事は簡単ですが、住民の知恵を絞って何とか存続させてもらいたい・・・。実際に訪れた事はありませんが、ロケーションは最高です。僕の住む地域が失った南薩線も、今、もし存続していたらどんなに価値があったか。その線路跡を見る度に胸が締め付けられる思いがします。一時間に一本でも、鉄道が走っている地域とそうでない地域の差は歴然。これは、肌で感じます。「車は便利」—ただそれだけの理由で、貴重な路線がなくなってしまうのは本当に寂しい事なんです。

Comments: 2 comments

  1. ながよしっこ

    チャンスを得て、田園の美術館に行って、作品をみてきました。 千葉県の真ん中を、愛されている電車が走っていました。会場の真正面のグリーンが基調の明るい絵に会えて幸せでした。  たまたま一緒になった方からの情報によると、近くの高校の演劇部の公演がこの電車のなかであって、席を確保できないぐらい賑わったそうです。 街の商店街はほとんどシャッターが降りていて寂しいことと思っていましたら、火曜日は、商店街一斉休みの日だったそうで、ほっとしました。帰りの電車は、高校生や、いかにも列車を楽しんでいる様子の老若男女でにぎやかでした。  千葉大の様々な提案、と企画がわかりやすく展示してありました。鹿児島でも参考にしたいですね。
  2. ながよしっこさん→
    遠いところ、どうも有り難うございました。お電話と、今回のコメントから、お手本にしたい地域であると感じました。千葉県は、首都圏の中でも最近、クリエイターの注目度が高い地域だと・・僕は勝手に思っています。ブルータスの農業特集でも最初に取り上げられていましたし。千葉大学の展示内容については詳しく知らないのですが、地域の方へ上手く伝えられるといいですね。最先端の技術やセンスと、昔ながらの暮らしの接点、どこかに必ず着地点があると思います。