前田さんの世界(後編)
昨日お伝えした「日置郵便局」のホールで展示されている、前田晋作さんのホーロー看板コレクションです。フィギュアなども混ざっています・・。次の利用者が決まるまで展示されている様なので、是非足を運んでみてください。
お問い合わせは・・「日置郵便局」まで。
この時代の看板やキャラクターは、イラストを描く上で参考になることが多いのです。今の日本人よりも美意識が高い、というのが一番のポイントでしょう。単なる欧米のマネではなく、独自の路線を歩んで行こうとする姿を感じます。敗戦から立ち上がり、経済成長していこうとする気持ちが、自然とキャラクターに込められているのかも知れませんね。今では恥ずかしげもなく、「ありもの」を利用する企業が増えてしまい、イラストレーターとしては悲しい限りです。
最後に、前田さんの言葉をそのまま引用します・・・
温故知新
琺瑯(ホーロー)看板に魅せられて
琺瑯看板とは、正確には琺瑯製広告看板のこと。我が国では、明治の終わり頃から作られはじめたそうです。しかし、昭和30年代をピークに、その後は、TVコマーシャルにその主役の座を譲り、徐々に姿を消すことになりました。少し前までは、街角で、列車の窓から、バス停で、味のある看板に出会うものでした。農家の納屋に貼られている看板が青々と繁った田んぼの先でくっきりと、その個性的な姿を見せてくれる時、私は何とも胸がワクワクしてしまいます。琺瑯看板は、私にとっては、あたたかく、なつかしく、少し不便ながらゲンキだった日本のひとつという気がしています。
郵便局のホールでの街角美術館、この機会を頂いた事に心からお礼申し上げます。しばし、なつかしいひとときをお過ごし下さい。
KOOKI
2005/06/12 22:27
ちなみに私が今住んでいる場所は亀戸っていいます。(^ー^)
マティック
2005/06/13 15:17
亀戸ですか〜。渋いですね。
あまり行く機会のない場所でしたが、亀戸って、どういう意味なんでしょうか。
KOOKI
2005/06/14 00:09
亀戸の由来が説明されてます。(**)/
http://homepage3.nifty.com/tenjindori/yurai/
マティック
2005/06/14 09:27
亀戸の歴史、読みました、情報提供、有り難うございます。