ohtematic.com

news

date 2005.7.1
category living
tags
comments closed
RSS RSS 2.0

残したい鹿児島のデザインその26


遂に買いました!兵六餅16個詰。調べたところによると、1個、4個詰め、6個詰め、10個詰め、16個詰めというヴァリエーション。1個と4個詰めは、同じイラストを使用している。兵六さんが左向きに佇んでいる、標準ポーズ。6個詰めは、兵六さんが足を巨大なカニに挟まれて苦しんでいる様子!次のカットでは両足切断、という勢いを感じるイラスト。10個詰めは兵六さんが狐を押さえ込んでいる様子。そして、この16個入り!ずっと好きなパッケージだったのですが、さすがに「16個かよ〜」と萎えていた一品です。イルカの様なお化け(何でしょうか、正体は!?)に脅えている様子。妙にワクワクしますね。兵六さんは、パッケージ上で1勝2敗1引き分け、という感じで、あまり強くないところに好感がもてます。今回、大きなパッケージの裏面で初めて知りましたが、薩摩文学の奇才、毛利正直氏の「大石兵六夢物語」をモチーフにしているとのこと。読んだことはありませんが、恐らく、ハリー・ハウゼンの映画を彷彿とさせる内容でしょう。実写版のシリーズにしたら、ウケる!少なくとも僕には。16個入りだったら、中身は一つずつ違う妖怪や怪獣と闘っているイラストを使えばいいのに・・そうすればファンも倍増です。
「ボンタンアメ」と並び、鹿児島を代表するお菓子である事は間違いありませんが、実際に食べている人を見たことはありません。パッケージによると「すなわち其の味淡きが如く、濃きが如く、味わう程に味を増す、兵六夢物語にさも似たり。」とあります。カッコイイし、美味しそうですね、みなさんも16個入りを買って、近所に配りましょう。

Comments: 6 comments

  1. PowerDesign

    こんばんは、ミクシィから飛んできました。
    子供の頃、母がセイカ食品で働いてたのでボンタンアメや兵六餅は毎日のように食べてましたが、6個入り以上はパッケージのイラストが異なっているとは初めて知りました。。
  2. PowerDesignさん→
    ご無沙汰しております。
    お土産コーナーなどに、良く置いてあるんですよ。説明不足だったかも知れませんが、16個を収めているパッケージが、このイルカ怪獣で、中のひとつひとつのパッケージは通常版なのです。その点が惜しいですね。
  3. ビンゴ!!
    実は僕も先日、某お土産屋さんでこの兵六餅のパッケージに出会い、その場で10分ほど立ち止まって、絵柄を眺めてしまいました。長年見てきたはずの絵なんですが、こんなにじっくりと観察するのは初めて。そしてマチックさんと同じく、入り個数によってイラストが違うことを発見!ちょっと得した気分。それと同時に胸に残る疑問「ナニ?誰?動物?妖怪?こいつ(兵六)強いの?弱いの?」とまぁ、その場から動けなくなるほどこのパッケージには未知なる魅力があります。イラストレーターの勝利ですね。そして思ったことは「マチックさん、これ好きそうやなぁ」ということとマチックさんのタブレットに敷いてあったボンタンアメの絵柄でした。それより今度、兵六餅ください。
  4. chacoさん→
    永年見てきたはずのものをあらためて観察する、というのはイイことですよ。実際、人間は「描ける程度にしかものを見ていない」と言われています。よく題材として挙げられるのが「自転車」です。構造を知らずに乗っている。試しに、何も見ないで描いてみてください。
  5. セイカの専務が友人ですので問い合わせしましたら以下のよう返事をもらいました。
    ------
    ご案内の通り、大石兵六は吉野の山に
    悪狐退治に出ていって、逆に散々な
    目に会わされるわけですが、
    お尋ねの化け物は、「牛わく丸」という
    がまがえるの化け物です。(実際はキツネが化けて
    いるものです。)
    ご興味があれば、お菓子クラブ(http://www.okashiclub.com/)
    のセイカ劇場内に大石兵六夢物語を掲載しております。
    わりと現代の鑑賞に耐える面白いお話ですよ。「牛わく丸」は
    第10話にでてきます。
    ------
    とのことでした。
    参考になりましたでしょうか?
  6. 貴重な情報、有り難うございます。
    「ガマガエル」でしたか〜!
    「大石兵六夢物語」、Amazonで検索したら、2件ヒットしました。時間が出来たら読んでみたいと思います。