指宿ネタの続きと、文化のノイズ
先日お伝えした指宿駅前の商店街を海側に歩いて行くと、写真のユースホステルが見えてきます。どうやら使われていないらしいのですが、実に勿体ない物件。既に廃墟マニアの間では有名なのかも知れませんが、どうにか有効活用する方法はないものか。今回、ショートトリップに同行した方と指宿の方、それぞれに聞いた話ですが、観光客を鹿児島市内の中心部にとられているという問題が浮上してきているらしいですね。昔は、指宿や桜島で1〜2泊していたのに、現在では滞在時間が短く、市内中心部のリーズナブルなホテルにトンボ帰りしてしまうと・・・。小さな街に泊まるという未知の体験や想像力よりも、全国共通の安心感が上回ってしまったのではないか?チェーン店には間違いがないという価値観なのか、観光もコンビニ化してきたという印象。
話は変わって、先日行われたとある忘年会の席で、鹿児島の映画事情について話をする機会があった。シネコン中心の配給形態は、僕が中高生の頃、映画を楽しんでいた価値とは全く違うという話。お金がないから、二本立て、三本立てを観に行く。目当ての一本とはあまり関係のない他の作品の印象が強く残る場合が数多くあった。怪しい、キタナイ劇場と、偶然出会ってしまう映画。前菜であるべきだったものがメインディッシュになるというアクシデント。これが昔の映画の良さであったとも言える。youtubeでも関連動画が出てくるけど、本来自分に興味のない映画を強制的に二時間見続ける体験とは違う。旅行にしても映画にしても、無菌状態の楽しみ方、ノイズを排除する傾向が目立ってきている様な気がします・・・。
Peter
2010/12/28 06:20
ohtematic
2010/12/29 04:53
コメント有り難うございます、素敵なカードも届きました!いつかは行ってみたいです、メルボルン。良いお年を〜