オススメ書籍その1
時々、宝物の様な本に出会うことがある。僕の場合、それは小説ではなく、写真集や画集であることが殆どだ。今回、紹介するのは「モッド・イースト」(TOTO出版)。2004年春に刊行されたもの。コモエスタ八重樫氏が11年間に渡って、日本中のモダンな建築物やモニュメントを取材し、熱く語る一冊である。雑誌Living Designに連載されていた頃は、面白いコーナーだと思って読んでいたのだが、こうして目出度くまとまり、全てを眺めると圧巻!の一言。日本人が、昔描いていた未来像がくっきりと浮かび上がる。そのセンスは今見ても卓越している。僕が1960年代生まれという事もあるのだろうが、原風景的な写真が多い。3200円という価格ですが、何とコモエスタ八重樫氏のオリジナル・アルバムも付いているので、安いと言ってもいいでしょう。この音楽も、写真を見ながら聴くと更に感動が増す様な仕掛けになっております。昨年10月に放送された「どーんと鹿児島・デザインのしごと」でも、このアルバムから音楽が使用されていました(僕がディレクターさんに頼み込んだのでした)。
今、Amazonで検索したら、しっかり売っていました。文庫にもなっている様です。プレゼントにも最適!急げ〜!
chinatsu
2006/01/09 11:34
マティック
2006/01/09 12:10
早速、有り難うございます。chi72さんならこの感覚、解って頂けると思います!
タカタ
2006/01/10 13:36
ちなみに15番は僕の母校東海大学の別のキャンパスの建物ですが、僕が通っていた湘南校舎にもこの時代の建物がいくつか残っていて昭和の趣を備えていたことを思い出しました。今度、母校凱旋して撮影して来ようと思います!(と言っても市内なのですが…)
マティック
2006/01/10 16:36
早速購入して頂き、有り難うございます!二冊も売れちゃったよ〜!
「郷愁とは違う憧れの原型」。ナイスな表現です。まさにそうなんですよ。懐古趣味だけでは前に進めないと思っています。この時期の日本人は、共通した未来像を抱いていた部分が羨ましい。タカタさんの母校、イイ感じですね!母校レポート、楽しみに待っています。