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date 2006.1.9
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アドベンチャー


「地球が丸い」と解った瞬間から、人類は冒険をしなくなった・・・何かの本で、昔読んだ。丸い地球を肉眼で見たことのある人は、数えるほどの宇宙飛行士たちだけなのに。それと同じ理屈で、まだ試してもいないのに、その先の風景が見えたような気持ちになり、断念することはしばしばある。女の人を情報だけで眺めて、実際の恋愛に踏み切れない若者が多いのもそのひとつだ。リスクの少ない人生を歩ませようとする情報も多い。ひと昔前までは、もっと恋愛や結婚はミステリアスだった筈。人生そのものが冒険や旅と同じ意味を持っていた。片道切符でイイ。今は、無責任な情報が、寒い景色を植え付けすぎている様に思える。保険、健康食品、健康器具のCMが多くて旅には出にくい。
しかし今日、ポッドキャスティングをしながら、これまでの「放送する側」と「視聴者」の関係は、既に崩壊が始まっている事を実感。また冒険の出来る時代が来るかも知れない・・と思った。そういえば、「アドベンチャー・ファミリー」って映画がありましたね、熊に襲われたり。今、ウケるかな・・・逆に。

Comments: 3 comments

  1. パスキア

    かぶりもの好きにはたまらないショットですね。
    なんの脈略もないのですが、chinatsuさんの日記を読んだ直後にアドベンチャー読んだせいか、朝からフムフムと考えさせられてしまいました。
    ポッドキャスティングにはずっと興味があるのですがそのままで止まってます。
    大学時代、友人のバンドのPVもどきを作ったことがあります。しょっぼいラジオ局のセットを作り、ディスクジョッキーがリスナーのリクエストに応えて自分で歌いまくるという設定。
    「おまえがうたんかいっ!」的な。。。すみませんしょうもなくて。
    『アドベンチャーファミリー』は多分見ていないのですが、熊つながりで『ザ・ワイルド』という映画ご存知ないでしょうか?
    主演にアンソニー・ホプキンス をむかえたヒューマンドラマ。サスペンスなのですが、ずばり大自然VS人の知恵。この映画には人間の醜くさというか、愚かさというか、やはりフムフムと考えさせられてしまいます。生かされているのだなぁと。
  2. かめれっちょ

    実際に体験してわかるのと、想像と理屈でわかるのとでは大違いってことですよね。そう考えると「わかる」という言葉は奥が深い。解る、分かる、判る、これらもそれぞれ違うしね。
    ところで私は夢の中で宇宙に飛んだことがあり、(直立したまま、つまり人間ロケット状態)みるみる地上から離れていって、あっというまに地球が丸く見える地点に到達したことがあります。地球は丸くやはり青かったですよ・笑(これって見たことにならないか)
    横にそれますけど、ガガーリンの地球は青かったという言葉は地球全体で有名な言葉かと信じていたのに、アメリカではあまり知られていないんですね。これを知ったときは、なんだかがっかりしました。しかもこの言葉、正しくは「地球は青いヴェールをまとった花嫁のようだった」という、なんとも抒情的なものだったらしいです。(http://ja.wikipedia.org/wiki/ユーリ・ガガーリン参照)
  3. バスキアさん→
    ポッドキャスティング、是非試して見て下さい。とりあえず無料ですし!昨日は落語〜英会話〜坂本龍一〜スガシカオと、立て続けに聴きました。放送局はかなり増殖している様です。バスキアさんならハマりますよ確実に。
    ところでそのPV、見てみたいですね、デジタルデータ化して公開してください。設定も、面白いですよ〜十分。
    「ザ・ワイルド」は残念ながら観ていません、最近の映画の様ですね。「アドベンチャー・ファミリー」は30年くらい前の映画です。
    かめれっちょさん→
    それ、夢じゃなくて幽体離脱ですよね・・恐らく。十分、体験しているんではないでしょうか。さぞかしキレイだった事でしょう。
    「地球は青いヴェール・・・・」が正確なんですね、素晴らしい表現です。これまでのは超訳ですね。
    ***
    今回の「アドベンチャー」について補足すると、これまで情報に踊らされていた市民が、逆に情報をいち早く手中に収めたり、発信出来たりする、という事が言いたかったのです。