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date 2006.2.10
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愉快な鉄工所


Amazonで昨年の11月29日に注文した「愉快な鉄工所」がようやく届いた。在庫がなかったのか、Amazonにしては遅すぎ。オリジナルは昭和16年発刊、大城のぼるの作品。昨年、豪華な復刻本として発売されたもの。帯の部分に「手塚治虫、松本零士に影響を与えた不朽の名作!漫画の技法に衝撃を与えたSFファンタジー」とある、そんな訳で飛びついた。僕は、漫画家を目指していた時期があったにもかかわらず、殆どマンガを読まない。手にとっても読み慣れていないので、数ページでダウンしてしまう。絵が上手ければ、ずっと読んでしまうこともあるが、下手であれば、内容が良くても体が受け付けない。この時期のマンガは、まだ手法自体が手探り状態、しかも絵柄的には、海外からの影響を純粋に受けていたりするので、美術書的に読める点で自分には丁度いいのだ。160ページに及ぶ物語の舞台は、現実世界に始まり、小さな世界、満州国、アニメ映画の中、鉄工所・・・と、パラレルワールドをぐんぐん進んでいく。特にメッセージはない。不思議な世界があるものだ・・とまあこの程度。マンガや絵で何が出来るか・・というシンプルな課題に正面から取り組んでいる様子が伝わってきた。絵はかなりカワイイ。フルカラー(2色刷の部分を含む)、3780円と高価ですが、宝物になる様な豪華な装丁です。

Comments: 2 comments

  1. わー、みしてかしてさわらして!
  2. idegoo→
    いいとも〜。
    ところで、idegooさんは既にプロの漫画家さんとしてかなりの本数を描いていますよね。僕もがんばります。