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date 2006.4.9
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クロニクル12(2001)最終回


2001年 米・9.11同時多発テロ
アメリカの正義に対して、ひとつの答えが下された。ひとつの時代が終わった感じがした。信じられない映像が次々に飛び込んで来たが、ハリウッド映画を見慣れているせいか、その感覚もすぐに麻痺してしまう。そんな時代だから、人が苦しむ様子を描いても、それが直接悲しみや反省に繋がるとは思えず、事務用品が溶解しながら落下する様子を考えてみた。ツインタワー崩落の中心に視線を据えて・・・。冷戦がなくなり、小さな恐怖が世界中に、身近に広まった。何という皮肉。20世紀は戦争の世紀と言われていたが、21世紀もふたを開ければこの有様である。愛する人を守るために戦争が起こるのだろうか。神様への愛が戦争に繋がるのだろうか。愛がなければ、戦争もないのだろうか。
(追記)
こういうヘヴィなネタは、普段の仕事で描く機会がないので、迷いました。訓練されていない自分との格闘ですね。「戦争反対」とか「世界平和」という言葉には抵抗があります。思考停止に陥って、その先に進めないから。それよりも、、ちょっと考えさせる方向で表現して行きたいと思うのです。

Comments: 2 comments

  1. 先日はお花見の会、お疲れ様でした! 
    多様な価値観・文化・宗教・歴史を、それぞれが認め合う社会になれば、争いは起きないですのにね。  
    回り道かもしれないけど、たとえ摩擦があっても、話し合う、交流し合う、そしてそれを持続する、それが大切と思います。
    その為に自分にできることを、身近なことからやっていく・・・気の遠くなる話ですが、いつかはきっと、ですね。
       
  2. フラさん→
    「レインボー桜島」楽しかったですね。繁華街から船で15分というロケーションが最高ですよね。また行きたいです。
    争いが起こる原因、いつになったらなくなるのでしょうか。本当に人類が成熟する日は・・。国の事を意識する事は大切だと思いますが、国に寄りかかって生きるのはどうかと思います。自己確立した大人が、もっと増えないといけないのでは・・。