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date 2006.5.1
category garden
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ゴールデン2


メトロポリスの友人達を乗せて、吹上浜へ。例によって、誰もいない砂丘がずっと広がっている。友人の1人はこの光景をシュール・レアリズムだと言っていたが、本当にそう思う。空と水平線と砂と。絵で表すのであれば、線を横に2本ひけばいい。しかし、シンプル過ぎて描けない。実際には予測不可能な空の移り変わり、波の文様や、砂の一粒一粒、有機的な繋がりのみで成り立っている最も複雑な景色である—図面はない。神様は設計図を持っているかも知れないが。自分の視界に人工物が入ってこないと、とてつもない不安に襲われる。(漁船が何隻か確認できますが・・)しかし、この不安を毎日体験していれば、決して強欲にはならない筈である。メトロポリスの友人達は、この吹上浜を楽しんでくれた。良かった。吹上浜を後にして、笠沙〜坊津〜枕崎・・と、僕のオススメスポットを巡り、枕崎駅でお別れした。

Comments: 2 comments

  1. 大寺さん
    大変お世話になりました。ゴールデンウィークも今日で終わりです。
    鹿児島にいってよかったとしみじみ想っております。
    昨年、大寺さんの生き方に出会ったことはとても刺激的でした。
    私も、2000年くらいから世の中は「パラダイムシフト」がおきていると薄々感じていたのです。(そしてまだまだそれはプロセスの段階ですね。)それを自身の生き方をもって体現している大寺さんが鹿児島にいる意味がとてもあると思っています。うわー、こんな人いたんだ、と言う感じです。
    ずっと何かを作り続けていると、「足場」のようなものがかなり大切になってきますね。それがいわゆるパラダイムというやつかもしれません。大寺さんはかなり強力に「足場作り」そのものを意識せざるをえない状況に自分を追い込んでおられて、とても男っぽいと思います。それがいいとか悪いとかではなくて、とりあえずその状況には常に自然と不自然がつきまとっていて、私から見ると、よくそんな複雑な状況に身をおくなあ、チャレンジャーだなあ、と感心します。わたしはものぐさなので。
    何がいいたいか、というと、えーと、とにかく、どうぞ、これからも、そのまま突き進んで下さい。応援しています。吹上浜でも言いましたけど、作品作ってくださいね。チカラのある人が何かを残していかないといけないと思うのです。こんなことは普段言いませんけど、何か、ゴールデンウィークの勢いで言ってみます。無責任に。
    では。
  2. 遊子さん→
    鹿児島では、つたないガイド役、スミマセンでした。
    自分の人生を実験台にしていると感じることがあります。みんなそうかも知れませんが。特にクリエイター系の人は、他の人とは違った生活をした方が絶対に得ですよ。同じ様な環境からは同じ様なモノしか生まれないと思います。生活も含めて作品というか・・・そういう時代に来ていることは確かですね。イラストやアニメも作品ですけど、オーテマ・ハウスも作品の様に仕上げていこうと思っています。